錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

時は40数年前…

2023年05月30日 | 昆虫・植物

👆この画像は今月(5月)の9日に約3,000ftの上空から撮影した長崎県の某半島。
そして、40数年前に指で記した山頂付近でジジイは初めてリュウキュウムラサキをネットした。
しかーし、1.6mほどの位置を向かってくるように接近したために、それが何かを確認せぬまま反射的にネットイン。
だから、それはスミナガシかルリタテハと思い込み直ぐに圧死させた。
ところが!
良く確認するとリュウキュウムラサキ。
それもメス…… 
やっちまったぁ
と、言うのも当時はメスアカムラサキは半日も粘れば2~3頭のメスが得られたのですが、リュウキュウムラサキの方は数回の遠征で1頭か多くても2頭というレアなチョウだった。
そなにことから毎年のように梅雨が明けたころから秋風が吹く頃まで通うのですが、今のように道路も整備されておらずガソリン代もバカにならない。
そんな状況で5~6回も通えば軍資金は尽きそうになる。
そこで無いオツムを使って良く考える。
一回の採集遠征で使う食費やガソリン代を含めて1.5万円ほど。
それをシーズン中に6回も繰り返すと南の島へ飛べるじゃん!ってね。
だから…


それからというもの年に一度は必ず飛んでいる。
いや、最近は一度どころの話じゃないな…
そして、その南の島ではレアだったリュウキュウムラサキが普通に飛んでいた。
その代わりに迷蝶として飛来するメスアカムラサキやカバマダラが群れ飛んでいるかと思えば、こちらの方がレアでしたけどね。
しかーし、内地では見ることない南方系のチョウが群れ飛び、それはもうパラダイスだった。
けど!
今は、その面影もない。
バカでも採れるスジグロバカマダラと揶揄したチョウですら、その頃からすると激減してしまった。
あの頃に戻りたい…
けど、そう思うようになったらジジイになった証なんですよね。

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