ここにUPした蛹は先月から時々登場していたクロアゲハとモンキアゲハのハイブリット。
今回は孵化率も良く、飼育途中での脱落も少なくて喜んでいたら・・・・ 蛹化不全で大量死というトラブルが発生。
おまけに蛹にまで至っても、その回収率は・・・・ ゼロ!
この俺が何か悪いことでもしたってか?
ん・・・・
異種間交配による歩留まりの悪さは覚悟はしてたけど、一つも回収できずに終わるなんて泣くに泣けない。
が!
その後、何となくだけど原因が見えてきた。
と、言うのは・・・・
前回にトラライした際は九州産のクロアゲハを用いたのですが、今回のクロアゲハは西表島の個体。
だから何?
一緒だろ!
はい、はい、そうなんですよ・・・・
このCherryも、そう思っていたんですよ。
ただ石垣島のクロアゲハは、そこそこの数を標本として確保しているものの西表島産は少ない。
ならばと、今回は異種間交配とは別に西表島産同士の累代飼育も同時飼育を進行させていたのです。
すると・・・・
はい、こんな尾ナシのクロアゲハが羽化してきちゃいました。
そして、その発生率は9:3:3:1。
そう、あの有名なメンデルさんの法則ですよ。
だから、当然のように尻尾の無い♀のクロアゲハも羽化してきます。
いやぁ・・・
今回の異種間交配では痛い目にあったけど、同種間交配では“瓢箪から駒”って言うか“棚ぼた”のような事例がありました。
まぁ、終わり良ければ全て良し!ってね。
と、言う事で・・・・
この異種間交配のトラブルに懲りることなくCherryは再び、九州産のクロアゲハとモンキアゲハを用いてトライ中。