錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

マンガン団塊(マンガンノジュール)

2019年01月24日 | 石ころ

これは(👆)数千mの海底に存在するというマンガン団塊(マンガンノジュール)なのですが、この中にはコバルト(Co)やニッケル(Ni)などのレアメタルが含まれている・・・らしい。
そしてリン酸塩鉱物に置換されたサメの歯や玄武岩のデブリなどを核としてできているという、このマンガン団塊にCherryは随分と前から興味があったのです。
が!
このマンガン団塊(マンガンノジュール)は世界中の海底に広く分布することが判ってはいるものの、その深さから簡単には手が出せないという正にレアな“石ころ”だったのです。
もちろん、パイレーツ・オブ・カリビアンに登場するブーツストラップ・ビルのように何かしらの重い物に足を縛りつけて数千mの深い海の底へと沈めば別だけど・・・・
ただ、その体は水圧によって直ぐにグチャグチャに潰されて、はい終了!
と言うことで・・・・
Cherryは知りうる限りの手を使って網を張っていた。
それから、どれだけの年月が流れたのだろう?
昨日のお昼を過ぎた頃に玄関のインターホンがピ~ン・ポ~ン鳴って、ポストマンが小さな箱を届けてくれました。
そう、その箱の中にはCherryが欲しがっていたマンガン団塊(マンガンノジュール)が入っていたのです。
それも6個も。
いやぁ・・・
これでCherryはブーツストラップ・ビルのようにブラックパール号から南鳥島沖やハワイ沖の深海底へと沈まなくて済みましたよ。
って言うか、本当に沈められたら戻ってこれないし、その時はCherryの骨がリン酸塩鉱物に置換されて大きなマンガンノジュールになってるかも・・・・

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気温2℃の尾根でキリシマの採卵

2019年01月24日 | 昆虫・植物
一昨日は気温2℃の尾根でキリシマミドリの採卵。
それも高枝切り鋏を家に忘れてくるという失態で、手の届かない場所では木に登って採るという“お猿さん大作戦”を決行。
だから昨日の朝は床から起き上がると同時にCherryの体は全身が筋肉痛に襲われた。
そんなCherryを見た“ドラえもん”が 『 筋肉痛が翌日に現れて良かったね 』 だって。
ん!?
それって、どういう意味だ?
言いたい事は分かるけど、同じ年のジジイどもに比べるとCherryまだ若いんだぜ!
序に言わせてもらえば頭もハゲてないしさ。
まぁ、そんな無駄話は何処か遠くに置いといて・・・・ 
話をキリシマの採卵に戻します。


いやぁ・・・
何度も言うけど日中の最高気温が2℃という中で尾根筋を散策するも、今年は越冬芽っていうか頂芽が少なく卵が見当たらない。
そんな中、足下に頂芽つきの枝が落ちていた。
ん?
これって先に誰かが入ったってこと?
なーんか嫌な予感。
しかーし、その直後に先客説は払拭された。
と、言うのは・・・・
手を伸ばせば容易に届く場所の頂芽にキリシマの卵がついていたのです。
これって先客の見落とし?と思いながら探すとキリシマの卵がポツポツと得られる。
って事は・・・
あの落ちていた頂芽つきの枝はシカかイノシシの猟師が偶然に折ったものか、たまたまシカが噛み切り落としていったものだろうと。


そして、このキリシマの卵を知らない方のだめに全体像で示すと・・・・
はい、こんな感じ(👆)に越冬芽の基部に産みつけられてます。
が!
これは汚れの少ない卵を選んでいることと、Backを黒くして撮影してるので分かりやすい。
って事で・・・・
普通は、こんな感じ(👇)かな?


で、標高が1.000mに近いために指先の感覚を失い、鼻水が無意識に垂れてくるというクソ寒い尾根を歩き回って1mmにも満たないような小さな虫の卵を探す・・・・
全く興味のない人からすると、これは“馬鹿の極み”みたいな行動だけど Cherry はメチャメチャ楽しかった。
そして・・・・
その昔に“ドラえもん”が言った言葉を思い出した。
山で1分も目を放すとCherryは野生動物のように見事に姿を消すと・・・

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