倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

自助・共助・公助

2019-03-20 | 日記

 3/20 Wed.

 

この日、ご支援いただく方々の多大なご助力により、後援会の物品の いわゆる 「断捨離[だんしゃり]」 を行なうことができました。

もし一人だった どうすることもできないような作業を、よってたかって片付けてくださり、まさに 「人海[じんかい]」 の力強さを再認識しました。

ただただ感謝の一語でありました。

 

 

◇先駆的な 「共助」

ニュース記事で、自宅のゴミを集積場まで運ぶのが難しい高齢者をサポートするため、環境省は、自治体などが高齢者宅まで出向いて回収を行う「ゴミ出し支援」制度の拡充に乗り出す方針を決めたことが報じられ、注目しました。

記事によると、国内の全家庭(約5000万世帯)のうち、65歳以上の高齢者世帯は4分の1を占め、その半分近くは高齢の単身者とされるとのこと。

それら世帯は、生活意欲や筋力の低下、認知症などに伴って自力でゴミ出しができなくなり、ひいいては自宅にゴミが溜[た]まる 「ゴミ屋敷」 になってしまうことが懸念されています。

こうした事態を憂慮し、環境省は全国の支援状況を調査した上で、自治体向けのガイドライン(運用指針)を作成し、ゴミ出し支援のあり方や先進自治体の事例を全国の自治体に周知し、制度づくりを促すとのことです。

 

 

実は、私の住む地域では、心あるボランティア組織が、すでに この 「ゴミ出し支援」 に乗り出しているのです。

この報道に触れ、かかるボランティア組織の 「先見性」 に敬意を表すると共に、今後の環境省の取り組みとの兼ね合いも含め、これからの施策展開に注視してゆきたいと思いました。

 

いずれにしても、かかる 「ゴミ出し問題」 も含んだ高齢化に伴うさまざまな社会問題は、私たちのすぐ身近で起こっており、今のうちから 「自分たちの課題」 として捉えることが肝要だと実感しました。

 

 

 

ところで、前述のボランティア団体のみなさんは、高齢者支援の一方、通学時における子供たちの見守り活動を行なっておられるそうです。

通学路における 朝の時間帯の車両交通制限をドライバーに知らせ、通学路に車両が入り込まないように 「看板アピール」 を実践しているとのこと。

 

まさにこれが 「地域自治」 高齢者から児童まで、共に地域に暮らす 「他者を思う心」 を体現されている 「善行」 なのでした。