資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

つらつらと

2024-09-09 10:53:47 | 投資日記
■4次元マッピング&キャリブレーション
上場企業で業績安定銘柄の上位層を300銘柄程度、リターン推定モデリングを突っ込んで監視している。で、問題はそこで推定された数値は合理的なのかどうか?という事。モデリング自体合理的。使ってる数字も基本的に保守的なので合理的。でも実際ワークするのかわからない。歯がゆい所。じゃあ手持ちの過去データから簡易的な推定モデル作って結果を確かめてみたらいいじゃん。という事で思い立ってやってみた。具体的には特定の時期、例えば2015年時点で入手可能なデータを用いてモデリングして、そこで数値を出してその後のリターンをどのくらい補足できたのかを確認できるようにした。結果として、モデルの有効性と限界、保守で行くべきか楽観で行くべきかなどの微妙な按配を知る事ができた。

まず有効性から。ぶっ飛んでる数値が出るときは大体辺り。具体的には推定で今後5年間年率20%超と出ている時はほぼ例外なく当てられる。まぁこれ、どういう事かというと、例えば過去10年間の平均PERが20倍の銘柄が、何の理由もなく10倍水準まで落ちた時とか。何の理由もなくってのは語弊があるか。ちょっとした弾みで落っこちちゃったみたいな。そんな感じ。大した理由もない。たぶん、投資してる側からすると何らかの理由があったのかもしれないけどね。利益率下がったとか売上成長減少したとか。ただ遠くから離れてみてる分には鼻くそみたいな変動。で、たいていそういう銘柄は1年以内に値を戻してくる。

次に限界。これは有効性にも関係するんだけど、微妙な推定値はリターンに直結しない。という事。微妙な推定値ってのは年率10%とかこの近辺。10%程度はどちらにも転ぶ。逆に言えば10%以下の推定値は結構しねる。20%以上は食える。みたいな感じ。後、この投資方法ってサイクルやボックス圏を使う投資法なので、ファンダメンタルズベースのテクニカルみたいな感じ。過去の水準に回帰することが条件となってるので、例えば営業利益率が年々増加するような企業の場合は推定値が延々とマイナスが吐き出され続ける。でも実際はリターンがどんどん吐き出される。逆に推定値がいい数字を出してても年々利益率がボロボロになってく企業は結果もボロボロになる。このあたりはマニュアルで補正しないとダメだろうなと思うけど、そもそもマニュアルで補正できるほど技量があるわけでもないので眉唾。まぁとにかく飛んでる数字が出たら買っとけという感じ。が、例えば年率20%超の話が出てきても、次の年にほぼほぼ埋められて来年時点では推定値10%とかになってる話がかなり多い。これだと1年で売り抜ければお仕舞って事になる。そうすると資本の稼働率も下がるし毎度税金もかかるし結構微妙だなと思う。しょうがないけど。

最後に微調整。保守数値で行くべきか楽観数値で行くべきか。今までの自分は保守過ぎ。相当見逃しが多かった。なのでここを改定。具体的には、今までは基準値(最終年度のゴール)を売上利益率及びPERを過去10年の下位20パーセンタイルとしてたけど、PERは50%タイル、利益率は30%タイル程度とするのが補足率が高いなぁと。利益率も多分50%タイルでいいんじゃないかな。結局バフェ本の通りとなってしまって、なんだかなと思うけど、まぁあれはレシピ本でレシピ本に書いてある塩の分量みたいなものなので素直に従っておけって感じかもしれない。

■株式投資における固定給と臨時収入
株式投資のリターンを要素分解すると、大まかに売上成長、利益率変動、PER変動、株主還元となる。で、推定しやすいのは売上成長と株主還元。ここがリターンのベースラインになる。利益率変動とPER変動はどちらかというと臨時収入みたいな位置づけでいいのかなと思う。

なんでそんな思考に至ったのか?なんでだろうね。わかんない。わかんないんだけど、凡そ売上成長って推定できるんだよね。ROE×内部留保率。これに企業の過去の動向、ようは内部留保をどう処理したかっていうのを加味してやれば売上成長率って結構な精度で弾ける。次に株主還元系。これも同じで、PERと配当性向と自社株買いの傾向から取れる。つか買ったときのPERベースで配当は確定するようなものなので、堅い。

すると、おのずとその株式から得られるリターンがある程度確定的になる。ベースラインとしての売上成長、そして株主還元。後は営業利益率の変動とPER変動で味付け。ここはシクリカル。なので長期で持つならば結局のところベースラインが高い所でないといけないとなる。で、それってどういう銘柄なのかというと、ROEが高くてPERが低い企業。で、もっといっちゃうと、ベースラインで10%確保した買ったらROE10%以上かPER10倍以下のいずれかは必須。となる。100%内部留保して成長するならROE程度の成長となる。100%株主還元するならPERの逆数換算となる。なのでROE10%以上かPER10倍以下(益回り10%以上)。そこに、営業利益率変動とPER変動を加味するという感じ。もちろんこれには条件があって、ROE前提で進めるなら成長余地がまだまだある事。成長しないならMAだけどMA環境が整っている事(要は安く買収できるか)。そもそも事業が安定してること。とか。

ベースラインがいい銘柄をシクリカルで安い時期に買う。みたいな感じ。

自分の手持ち銘柄で一番いいなぁと思ってるのはケーユーホールディングスね。PER6倍でROE8%で安定業績。ベースラインで10%以上でなおかつシクリカルでも安い、みたいな。どこまで事業伸ばせるのかってのはあるんだけどね。ここの場合、ROEで回せなくなってもPERという補助エンジンあるのでそっちで還元してくれればオッケー。ほぼ無借金なので借入返済という低リターンとも無縁。というかPERの方が優秀(益回り16%)なのでそっちに回してくれという感じ。とりあえずベースラインで年率12%程度行ってもらって、PER8倍くらいで売れればいいかなみたいな。5年推定で17%程度なので。まぁいいよね。ここ以外だとオープンハウスかな。あそこも安いよね。不動産は怖いけどまぁ、自己資本35%あるし死にはしないか…?

でも例えばバフェットが最近打ったアップルとか、あっちの方がいいよね。2016年にPER12倍で買って最近PER25倍水準で売ってる。保有期間中に売上は15%アップに利益率も多少増えている。結果として年率25%とか。やっぱああいうのだよなぁ。。やっぱROE高いっていいよなって思った。


"普通のことを、普通に行うだけで、平均を超える成果を達成できるということであり、重要なことは、その普通のことを格別にうまくやることである"
Byバフェット

「格別にうまくやる」には技能というよりも、タイミング。絶好のタイミングでまとめ買いできるかどうかってところだな。
アマゾンのプライムセール、楽天のスーパーセールみたいな時ね。平時だといくら監視したところで、安く買えないでしょ。
大事な時に現金を持って満を持してめいっぱい買い込めるかどうか。なんだろうな。
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