要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

どこで売るべきか。

2011-02-01 23:13:40 | 投資日記
ずばり、どこで売るべきか。

取らぬ狸の皮算用とはまさにこの事ではあるものの、将来、多分来るであろう株高に備えてどこで株を売ったらいいのだろうかと日々自問している。


とりあえずPBR1倍になったら売ると言うのは一つの方法。でも、利益を生み続けているのであればそのまま持ち続けても問題無し。でも、バリュー株は景気が悪くなるとまた沈潜し始めちゃう可能性が高い。と言うのも低PBR銘柄は引き続き低PBRであり続ける確率が非常に高い。低PBR層が完全に上位層と混ざり合うのには相当の時間がかかる。手持ちのデータを見る限り四半世紀単位の時間経過が必要。だから長居は無用。

とはいいつつも、景気後退時もバリュー株は結構下落耐性があったりするのも事実(上記の調整効果は景気後退下でも動く為)。そう言えばそうだった。と言う事はバリュー株を持ち続けるのが良いと言う事か?否、そんな事は無いだろう。下落するのであれば現金なり債券なりに交換しておくのが常套手段。ではないか?

とりあえず、株の割安感に関わらず、全力投資は景気が良くなる毎に徐々に解除して資金を市場から引き揚げた方がよさそうかも。多分、市場から引き揚げるタイミングはバリュー株の枯渇が深刻化した頃ではないかと思う。即ち、PBR原価割れ、PER一ケタ台の銘柄が稀少になり始めた頃が逃げ時と言えるのではないかと思う。勿論、やっぱりと言うか安い株は景気が最高潮の時にも残るだろうけど(2006年-2008年にもわずかながら存在したし)、それは究極の出遅れ株なので無視。

まぁ、これは未来の市場が過去と同じ動きをした場合なので、こうなるとは限らないけどね。

仮に、1000万投資してて簿価資本が2000万で年間利益が250万だったとする。で、時価総額が2000万になったからと言って売るかと言われればどうだろうか?売るべきだろうか…否か?うーん、分からん、どうだろうか…でも益回りはまだ10%を切っていない。このまま保有してて、PBRも1倍に張りついていたのであれば、年間250万のキャピタルゲインを享受できる。これはこれでおいしい。果たしてこう言う状況に陥った時、私は売るのだろうか…売らないなぁ…。じゃあそこから時価総額が4000万になったらどうだろうか?うーん、この位になったら売るかも。時価総額4000万に簿価2000万の資本であれば、2000万は虚構が膨らんでいるだけなので、この2000万を利益の先払い分だと考えれば、全然悪くない。でも、低PBR銘柄にPBR1倍越えをしPBR2倍を狙うと言う事がそもそも馬鹿げている…。

まぁ、なんにせよ、キリが良い所で逃げた方がいいかな?
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資本が配当される方がいいのか、内部留保される方がいいのかと言う点。

2011-02-01 00:23:46 | 投資日記
低PBR株で思う事。利益が配当される方がいいのか、内部留保される方がいいのかと言う点。この分水嶺はおそらくその後のPBRの辿りついた所にあると思う。先に行ってしまうと、PBR1倍になるかどうかが問題だ。

まず、株主還元。株主還元される時の企業から株主への、資本の辿る道を見てみると、それは購入時PERベースである事が分かる。逆に、内部留保。内部留保される場合、資本は社内に蓄積するので、その増加率はROEベースとなる(PBR一定の場合)。

となると、確実に言えるのは、低PBRが長引けば長引くほど、配当された方が良いと言う事になる。

仮に、資本200、利益20、時価総額100と言う銘柄があったとする。

利益が全額配当されればそれは20/100で20%の利回りになる。逆に資本が蓄積されれば資本増加率は(200+20)/200となり、時価総額はこれにPBRを掛けるので110となる。すなわち10%のキャピタルゲインになる。

これ、確実に内部留保が損している。と思うが、低PBR下で資本が蓄積されている事により、潜在的なエネルギーが蓄積されているともいえる。ようするに、上がった時の上がり幅(量?)がかなり大きいと言う事。そして、その儲けが均衡する点がすなわちPBR1倍ではないかと…。

しかしながら過去のデータを見る限り、低PBRがそう簡単にPBR1倍になる事は稀。だから配当利回りが大きい銘柄の方が良い。とかいいつつ、低PBR,低PER銘柄で滅多にそう言う高配当な銘柄何て無いけどね。配当利回り10%超えなんて効いた事無いし。
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