要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

逆算の真価

2010-09-17 13:14:14 | 投資日記


逆算は重要。

世の中何が起こるか分からない。 と、よく言われる。
しかし、こうなるには何々が起こる必要がある。と、言われる事は無い。

この銘柄が5年後株価が10倍に成長するかどうか分からない。何故ならば不確定理論がどうのこうの…
そうではなく、株価が10倍になるには何が必要なのか、を議論する必要がある。

売上は何倍必要か?
利益率はどの程度増える必要があるか?
どの程度資本増強をするべきか?どこから資本を調達するべきか?
市場はそれだけ成長するのか?
それとも他社から奪うのか?
いかにして?こちらもただではすまないのでは?と。


色々想定して打算的な推定をしてみる。
そしてそこで再度、こう問うてみよう。

「それらの推定は妥当か?」
「現実に即しているか?」     と。


まぁ、そうは言っても実践するのは難しいんだよねぇ。

シーゲルの罠。

2010-09-17 13:09:49 | 投資日記

       おいシーゲル!(小池風)

シーゲル博士の長期投資入門。

この本読んだかたいらっしゃると思います。
本書中で一番インパクトがある図と言えばこれがあるんじゃないでしょうか。



この図には重大な罠が隠されているのをご存知でしょうか?
それはね、税が計算されていない事です。

インカムゲインもキャピタルゲインも全て無税で計算されているのです。
大した問題じゃないでしょうか?いえ、そんなことありません。

20世紀半ばのアメリカの税制は酷いものでした。
特にインカムゲインに対しての税はイジメとしか言えないような状態でした。
配当税率90%、そんな時代が続く事もありました。

そう言う事を計算に入れずに税金を計算に入れずに安易にあのような図を出すのは如何なものでしょうかね。インパクト重視でそう言う事をしたのかもしれませんがあれじゃあ勘違いする人が後を立たないと思うのです。

勿論、株券だけじゃなく他の債権などにも税は掛かってきます。
ですので現実的なリターンはこの図の数字よりももっと下方修正されます。

自社株買いの限界

2010-09-17 12:53:38 | 投資日記
自社株買いの限界。金を払えば幾らでも自社株買いは購入可能だが、市場価格で購入できるのは市場にある浮動株のみとなる。特に市場価格が価値に対して割安な場合、浮動では無い株を市場と同じ割安な額で放出する希有な投資家はいないと思ったほうがいいんじゃないか。割安株を買う際に自社株買いを目安にするが、この自社株買いの制約を頭に入れて評価をする必要がありそうだ。

The limitation of selftenders. All stocks can be bought if we buy at very high cost. However, in reality, the amount of stock that we can buy at market is limited to the number of stock in market. Especially when the market propose the stock at very reasonable price, it would be more difficult to find stock holders those who want sell at same price in stock market. We should consider about this restriction whenever evaruating the true value of investment.