kyon's日誌

つれづれに・・・

お出かけ前の2時間

2013年11月15日 | 日記
いつもは秋田駅に到着するバスを市内の途中で降りて、亭主殿が迎えに来て、その足で車検済みの自家用車に乗り変えました。
辺りはすっかり暗くなって、ほぼ満月になろうかというお月さん。
けれど帰り道の霧は、道路の両脇の田んぼの上も覆って、田んぼの中にある作業小屋の屋根だけ浮いて見える・・周りは雲海のよう~(^_^;)
へぇ~・・・夕方5時前だというに・・・この霧・・・珍しいなぁと思いながら自宅着。
あの雪降る朝を思えばうそみたい(笑)
明日は晴れるらしい・・・ホンマか?!

さて、
今日の朝のこと・・・
母はお出かけの予定が前から決まっていたので、何だか落ち着かない風でいつもより早めに着替えをし始めた。沢山重ね着するのは仕方が無いいつもの母だが、
な~んだかオカシクね?!と、ちょいとチェック~~(笑)
上着の上にセーターを着ようとしてモコモコになってるし(笑)

「そかい?んだば・・・なんとかしてけれ」ってぇんで・・・お手伝いお手伝い(笑)
襟元が寒いからと巻物を巻いて・・・人と会うのだから格好が悪くてはいけないってんで、いつもより念入りに着替えをしてるし・・・んだねぇ~・・と言いながら終えたのが八時半。
それからまたベッドに入って、電気毛布のヌクヌクに包まってちょこんとお座りしてるが、妙にお行儀がいいものだから、ちょっと可笑しくて、冷やかした。

「お迎えの時間まではまだ二時間以上あるよ~。それまでそうやって待ってるん?」
「ん!」
「えぇ~~うそぉ~~(笑)」
「んだが?」
「あ、分かった~!婆ちゃん、嬉しくて落ち着かないんだべぇ~?」

うぷっ・・と母が口を押さえてニカァ~「あぃ~しかだね、んだのよ」
見透かされたものだから妙に照れてる(笑)
ふぅ~~んん・・・やっぱりなぁ~と思いつ、私はあれこれやることがある・・・
すると、何を思ったか、急に母がベッドから抜け出て、仏さんにお水やってこなきゃと二階へ(笑)
戻っても何だかソワソワしてる・・・そのうちトイレにと、少ない髪をとかして・・・

「なぁ~、やっぱりこの格好、変でねぇか?」
「なんもなんも!そぃでいいよ~。小奇麗にしてる婆さんに見えるからお洒落に見えるから!」

母が気にしたのは、いつもかぶっている私の編んだモヘアの帽子を気にしてた。
ちょっと改まった席の人前で帽子を被ってるのはオカシクないかという不安だった。

「あれまぁ~、美智子様だって、公式の席に出る時はちゃんと帽子つけてるよ~」

今一つ納得感は無いようで・・・アヤシゲに私を見ながら迷ってる(笑)

「寒いんだから、ええふり(ええカッコしぃ~)しなくていいってば!」
もう半ば強引に納得させる。

う~~むとホンマかいなという顔で襟元がまだスッキリしないとか・・・何度も玄関に出る。その度に私がまだ時間じゃないからと戸を閉めて家の中で待っていなされと促す。

雨降ってるし、それでも何度も確かめに玄関を開けてる・・・(笑)
10時40分にお迎えが来る予定が、もう~5分も過ぎたとプリプリしてる(笑)
10分遅れでお迎えが来た時には、プリプリを忘れたように張切って車に乗り込んだ(笑)

う~ん・・・久々のお出かけが何ぼか嬉しかったやら・・・
あんなにセカセカパタパタ意識の母を見ると、妙にオカシミもこみ上げる。
いつものようにデ~ンと構えていない母を見るのは久しぶりだ。
まだまだ、時には心が躍るような思いもあるんだねぇ~・・・
妙にかわゆく見える婆ちゃんだったが、
あ~やれやれ・・・振り回されるが、それでも笑えてしまうわ(^_^;)
コメント (4)
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