kyon's日誌

つれづれに・・・

М先生のこと

2013年11月11日 | 日記
雨は上がったようだ。けど、寒いなぁ~。
寒さを感じるのは、体だけじゃない。心だって時には感じる。

М先生のことを気にしている。
東京から秋田までいらっしゃってくれる講師は多くない。
年に一度、今まで20年以上も来て下さっていた講師がいらっしゃる。
我が師匠の恩師でもあるようだが。
師匠とは別に個人的にとても尊敬している。
大好きな先生だ。
一年の締めくくりのようでもあり、一年間の総ざらいのようにも思え、自分の太極拳をあらためて見直すきっかけにもなり、未熟な自分を思い知るのがカナシイが嬉しい。まだまだ出来てないだらけの自分を思い知るから凹むけど、やっぱり嬉しい。
М先生が今まで教えてくれた指摘は私の太極拳への理解を深くする手助けもしてくれている・・・と感じているので、毎年本当に楽しみにしている講習なのに、来れないって(T_T)

先生に言われた事は沢山ある。そのどれも心に残っている。
具体的な言い方はあまりなさらない。けれどそこを目指して鍛錬する事が出来る。その執行猶予が一年であり、М先生が来られる時間が時には答えにもなる。
タダの生徒である私だけが感じる勝手な愉しみだ。

М先生は数年前に中国の師匠を亡くされた。毎年何度も中国の師を尋ねて学ばれているとは噂に聞いていたが、その師が亡くなることがどれだけの喪失感を招いているか・・・考えるとこちらも何だか辛い。
師の教えを伝えなければならないと思いながら気力が湧かない、というМ先生の思いは痛いほど私にも理解出来る。いや、出来るような気がするだけだが。

日本連盟の重鎮でもあるМ先生だが、連盟の指導方向に沿いながらも、独自の理論をお持ちだった気がする。日本に太極拳を普及させようと奔走された発起人の一人でもある。
凄い先生なのだが、私の中では、とても身近で、これも勝手ながら、わたし的には親近感を感じてる。
人生の中で、こういう講師には中々お目に掛かれないと思っている。
だから、会えないと分かってガッカリしてしまった。ショックでもある。

気力・・・もしかしたら気力という「気」が溌剌と充実しないと、精神が深く傷つくのだ。
生きて行こうという糧は「気」だとまで感じる。
気力が湧かないというのは、実は大変なことなのだと私にだって分かる。

年明けの2月か3月に何時もお出でだった。
冬の寒さを凌げる元気も貰ってた。
それが来られないと聞いた時から、何だか心にぽっかりと空白が生まれている。
忙しければ忘れているが、こんな朝の寒い日などは、つい思い出してしまう。
意外にも・・・私には応えてるなぁ・・・
コメント
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