ある監督の訃報

昨日の夕方のニュースで驚いた。
新藤兼人監督が１００歳で逝ったという訃報。。。

何かの著作を読んだことがあったのだが、味のある監督だなぁ・・・と思ったっけ。
故　音羽信子さんを亡くした後に書かれたものだったか・・・記憶が頓挫してるが。

明治４５年（１９１２年）から２０１２年・・・
この一世紀分の中には、言葉でいえば簡単だが、
戦争あり、敗戦あり、時代の劇的変化があり、
思えば激しく厳しい１００年だ・・・・
そして１００歳まで現役・・・
それはそれは・・・もう何と凄いことか・・・

映画では数え切れないほどあるが、
自分では「原爆の子」が印象深い。

広島の原爆に関しての著作は沢山あるのだけど、
作家の書きようで其々に切り口が違う・・・・
しかし、
映像は考える余地無しに見えてしまうから、いきなりその絵柄が脳にバーンっ！と入ってくる・・・文字だけで知っていた原爆・・・戦争・・・
ん～～・・・ショックというか、重い衝撃だったなぁ・・・

目を背けちゃいけない現実感、リアルさ・・・
そういうものを切り取って映像で見せてくれる・・・
自己にブレというものが無かった・・・
そういう監督としての意思を強く感じさせる数少ない映画監督だったように思う。

ご冥福を！！

地面

今日は青空が見える・・・
若い頃はくもり空でも雨の日でも、雪が降ろうが、例え吹雪でも、
ええ～～い！なんのその！
それなりに面白がれた自分だったけど、
人生を折り返したなぁ・・・と思える頃から、
空はやっぱり青空がいっちゃんよろし！・・・と思うようになっちゃったなぁ・・・（笑）
ちょいと感性が枯渇してきたんかねぇ・・・（笑）

ある友人が何気に言っていた・・・
人はやっぱり地面に近い所で暮らさないと気持が落ち着かないね・・・と。

何だか、ハッとした。。。

人はたき火を見て安心したり、癒されたりするらしいとは知っていたけど、
そうだ、土をいじっている時も、
何だか妙に気持ちが安定するのは、そうか、そういうことだったんかなぁ・・・と。

海の民は海や水との関わりの時が、山の民は土と森に恵まれていることが、
きっと、もっとも自然で安定した暮らし方・・・なんだよねぇ・・・

実際、我が家もマンション暮らしから今の家に引っ越したばかりの頃は、
何だか地面に近い生活空間や自然条件に慣れなかったなぁ・・・

体調がこの条件に中々付いていけなくて、妙に寒さを感じたりしてた。
もうここに居付いて６年・・・
やっと体が慣れてきた・・・と感じる。。。
日本家屋というのは呼吸をするんだな・・・と、あらためて感じる。

安普請の我が家、今時の密閉式の隙間風の入らない家ではないから・・（笑）
寒い時には寒いし、暑い時は暑いけどね・・・

自然条件で変化する日本家屋は、
本当は便利な今の時代からすると面倒で不便なのかもしれないが、
実は人の体に添うように出来ているんだなぁ・・・と。

ここに住んでから、エアコンもクーラーも殆ど使ってない（笑）
自然換気で十分凌げる（笑）
安普請なりの不便さはあるけれど、
生き物の生態系を維持するにはこれで案外・・・十分なんだろうね（笑）

不便や不足と感じることを総て取り除く必要は・・ないんだねぇ・・・（笑）

さぁて・・今日は草取りでもすっかな～～（笑）

B'z

歌って、本当に人生の中のインパクトのある事柄に結ばれて、
いつの間にかスッと入りこんでいて・・・記憶の中に封じ込められている気がする。
で、何処かでひょいと聞いたメロディーが、
古い記憶の奥底で眠っていた思いを呼び起こすことがある。
その中の歌の一つに、
　Ｂ’ｚ・・・

「ＬＯＯＳＥ」というアルバムの中の
”love　me、I　love　you”という曲だったかな・・・
　
　♪もやもやしてるのが嫌なら　布団を噛んで考えて～・・・
　　　なんかあいつに期待過剰なんじゃないのぉ～？
　　　　人の心はどうしても　何か足りないけれど
　　　　　　そこんとこ　埋めるべきなのは
　　　　　　　恋人じゃない　親でもない　ね、そうでしょう？
　　　love　me～ケチってないで
　　　　　　　　　　僕はきっと愛をもたらせる
　　　　　　I　love　you怒らしてるばかりじゃ　そのうち　誰も居なくなるよ～

　　　　　　　　　　　　　・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　・・・・　
　　　　　　　　　　love　me～・・・・・
　　　　　　　　　・・・・・
　　　　　　　・・・貶してないで　たまにゃ海も山も人も褒めろよ～～♪

この曲に溢れている言葉が本当に素晴らしい詩で、全部書ききれないけど、
もぉ～ドキュン！！とするくらいに素晴らしっ！！

確か某ドラマの主題歌にもなったと記憶しているが・・・
息子の思春期の頃で、
言うべき言葉を見つけられなかった自分が送った初めてのCDだったなぁ・・・（苦笑）
息子は分からんが・・・もう既に３２歳にもなってるし～（笑）

自分は今でも時々その曲を聞いたりする。
で、またまた・・・しびれちゃうんだよねぇ～(^^ゞ
そだそだ！そ～～～だぁ～～（●＾o＾●）・・・ってね（笑）
だから、ファンなんですワ（笑）
・・・それも密かに・・・そぉ～っと隠れファン♪(^^ゞ

しあわせ・・・

「しあわせは自分の心がきめる」
　　　　　
相田みつを氏の言葉です。
彼の残した書の中には沢山のいい言葉が溢れていて好きなのですが、
中でも、この言葉が一番好きです。

幸せの基準なんて人其々で違っていいんだと思わせてくれるし、
自分がそう感じた時がいっちゃんだよ～・・・と背中を押してくれている感じが嬉し。

自分に限って言えば、
傍目には働いていない、毎日好きなことが出来て、優雅でいいわね・・・主婦の王道だよなどと、
ちょいと耳痛い言葉を戴いたりするんでありますが・・・
まぁ・・・
傍目にはそう映るんだろうと思うことにしてる・・・
ふ～んだ・・・・人は人さ・・（笑）

例え気分がブルーであろうと、心が灰色であろうと・・・。
人様に何と言われようと、
自分を楽しませることで他人に迷惑を掛けている訳じゃないし、
ささやかな喜びを日々探しているだけなんだもの、
あれこれ言われても答えようがないわさ・・・（笑）

そう言いながら、世間じゃこういうオバサン・・・やっぱりさもさも幸せに見えてしまうんだろうなぁ・・・と、少々諦めもあるが、
決して不幸な訳でもないし・・不幸が幸せよりいい訳も無いしぃ～(^_^;)

自分がその時に本当に幸せだなぁ・・と思えたら、いいのだ！

元々テンネンなオツムの自分なれば、これからも多分こんなもんさね（笑）
・・・で、今日は６０前の最後の一年目が始まる日・・・
今日も一寸の幸せがありますよう～(^^ゞ

あれから４０年

高校時代の友人から電話が来た。
ついこの前帰省したから会いたいという電話にホイホイと出かけたのだが、先輩が一緒だったので思うように彼女も話せなかった・・・というので、
メールを書いていたがまどろっこしくて電話にした・・・・と（笑）

いや話した、話した（笑）
気がついたら一時間以上も話してた（笑）

古い記憶・・・忘れていた事が沢山思い出された。。。
アクティブでいつも前進あるのみのファイトウーマン・・・
そのイメージが全然変わってない・・
若い頃の性分や癖も・・・消えないものなんだなぁ（笑）

きっかけさえあれば、
直ぐに高校生の時間までタイムスリップしてしまう・・・（笑）
うふ～おいおい・・・
『あれから４０年～』・・・なんて、
綾小路きみまろさんのフレーズが浮かんだりする訳です（笑）

思えば４０年、気持ちだけはトリップするけれど、
ま、ま、実際は４０年は長い。
長い年月を一緒に暮らした訳でもないのに、
互いに積み重ねた４０年があっという間にリンクして直ぐ側で見ていた・・・
そんな感じ・・・
勿論、
本当に分かっている訳ではない様々な時間を別々に持ってはいるのだけどさ、
話す途端に４０年が飛ぶ～・・・(笑)

それはまたそれで、なんと心愉しいことか。
友人は多いにこしたことはない。

あれから４０年・・・・ぷ。((^m^