朝と夜の視覚感覚

「風の松原」という砂防林が能代にはある。
風の・・・という位だから、能代市はホントに風が強い町で、海風がまともに市内に吹き荒れる。
冬場も吹雪になっても吹きだまりは出来るけど、内陸の横手や湯沢のように降り積もるという事はあまり無い感じがする・・・
とまぁ、とにかく風が吹く訳ですよ（笑）

昨夜の強風は怖かったねぇ～・・・・
母は耳が遠いせいもあろうが、私ほどの感知力は無いようで・・（笑）
もっとも、テレビの音量が高いので、ごぉ～ごぉ～と吹き荒れる風と雨の音には大して慌てない（笑）
その頃、秋田市内では突風で屋根が飛ばされたとのニュース・・・
げげ・・・そりゃどこじゃ・・・
泉地区とは我が家からもそう遠くは無い。住宅地と田んぼがある・・・
我が家は山と山に守られたか・・・無事で過ごせたらしいと亭主から電話。
吹き荒れた能代の強風も雨も明け方には止んで、朝には雨雲もあったがどうにか晴れた。
母もゆっくりと支度をして病院に行けた。
予定のスケジュールをこなして、私は無事に自宅に戻った次第(^^ゞ

やれやれ・・・この先、雪でも降ったらどうしようかと母が心配してた。
どうしよう・・ったってさぁ～・・・（笑）
通えるうちは通うしかあるまいねぇ～（笑）ま、それは後で考えようさ(^^ゞ

ところで、10月末頃からかな・・・あれ？と思う母の様子・・・
昼寝の後に外が薄暗くなってるので、起きた途端私に問う
「今は朝か？夜か？」
（おぃおぃ・・あぶねぇ～～よ！って笑うが、）
「くれ～がら（暗いから）わがらねの（分からないんだよ）」
「あらま・・・。暗くなるのが早いからねぇ～」
（ウっ・・・ちょい笑えない・・大丈夫か？焦るぜ・・・）

冬場になって来ると、外の明るさが昼以外はちょっとうすらボンヤリのグレー空間となる時間が多い。
すると、勘違いが起こるらしい。
朝ごはんを食べると、少し休む癖があるので、動き始めるのが9時過ぎ・・・
お昼を食べるとまた昼寝するから、疲れてたり、体調が思わしくないと夕方の4時位まで寝入ってしまって、外がすっかり暗くなってて、部屋の明かり無しでは困る。
時間の感覚が狂うんだなぁ。
不覚にも私にさえもそういうことがあったくらいだから、母の言動はアヤシイけど、怪しくないのではないか？誰にでも起こる状況なのではないか？いや、やっぱり違うのか？迷うなぁ・・・

一日があっという間に終わると母が言う（笑）
ま、そだねぇ・・・半分以上は寝てるもんなぁ～と私は内心笑ってしまう。

私らのような年代になると朝起きが早くなったりしてさ、少々焦ったり年を感じたりするもんだけど、
ホントに母のような80代になると、一日の大半は寝て過ごすことが多くなるんだわねぇ～（笑）
やっぱり・・・
やりたい事は出来るうちに沢山やっておいた方がいいんじゃなかろうか？（笑）
動けなくなってもやり残しをやろうとしたら、実際には己自身の体が動かなくなるんじゃなかろうか？
ひゃぁ～・・・あぶねぇ～～わ（笑）

母が片づけものをしなきゃ・・・なんて動き出すと夜遅くまで起きてたりすることもある・・
一気に動かねばいいものを、一休みしながらとか、少しづつとかが出来ない性分で・・・
ホントに母の行動には老いの正しいあり方？（あればだけど（笑））みたいなことを学ぶわ（笑）
明日は我が身だ・・・
心して動かねばね・・・今しか出来ないこと・・・あるなぁ～・・・（笑）
ま、経済的な問題も時間も必要だけど・・・(^_^;)