おぼろ月

午後から亭主の仕事関係の電話が入って直ぐに出掛けるが、ついでに能代に寄るか？・・・というので、ハイハイ、ご同行致します。。。
３日前に母からリンゴを取りに来るようにという電話があったので、
ご亭主の都合次第だなぁ・・・と思っていた。
渡りに船・・・（笑）

リンゴは青森の従兄からで、贈答用でないから、多分あまりよいリンゴではないだろう・・・などと言われたが、
なんの！リンゴは好きである。
リンゴ一個医者要らず・・・うん、リンゴは何だかちょっとリッチな気分をくれる（笑）
何処へだって貰いに行くわさ（笑）

帰る時はもう辺りが暗くなって
暫くぼぉ～っと暗くなった外を見てたが、
八郎潟近くの辺りでひょいと月灯り・・・

あら、あの山の向こうのぼんやりした光・・・
う～～ん、月だよねぇ？・・・運転中のお方には声は掛けないでひとり言のように。

ん～～ぼんやり霞んでるけどぉ・・・あ・・確かに満月だ・・・
ほぉ～！今日はおぼろ月夜じゃん・・・
段々山々の稜線を辿るように、ぼややんと輪郭のはっきりしない月が高くなっていく気がする。
月を追い掛けて走っているようで、月が後を追って来るようで・・・(^^ゞ
あのこんもりとした森の隙間から見える月はちょっといいなぁ～。
何かの絵本で見たことのあるような・・・
あれ？なんだ、やっぱり満月かぁ・・・
こんなに霞んでなければ、この真っ暗な風景がもっと明るいのになぁ・・・
まるで湯気で輪郭がぼやけてしまう鍋を覗いてるよう・・・（あ～情緒が無いなぁ～）

ん？けど秋田が近くなると月の周りの雲が晴れて綺麗な満月・・・後光まで凄いし・・・
何気に歌が浮かんだ・・・
　♪思ったぁ～よりも～～夜露は冷たくてぇ～♪
　　　～～～んんん～・・・（歌詞を忘れてる・・・）・・・んん～～
　　　　♪もぉ～、星達は帰ろう～としてるぅ～帰れない～二人を残してぇ～～♪

あ、井上揚水さんの歌だ・・・綺麗な詩なのになぁ・・・何故に思い出せないかなぁ・・・(^^ゞ
この歌・・・結構好きだったなぁ・・・

ナビが、後　んメートル先を右に曲がります・・・もう直ぐです・・・お疲れさまでしたぁ～・・・ってさ（笑）
ブハハ・・・その、「お疲れ様でしたぁ～」の声が明るくていいね（笑）
自宅到着６時半・・・高速に乗れば１５分ほど早く着く予定だったらしい・・・
お月さんもお疲れさまでしたぁ～～(^^ゞ

袖すり合うも・・

待ち合わせをしてた駅の1Ｆは県産物を置いている。
その日の新鮮野菜や魚貝、お菓子、うどん、漬物類まで・・・土産品も沢山ある。
ちょこっとだけの隙間の所には一組の椅子テーブルがある。
誰も座って無いからひょいと腰掛けた、
途端、
「ごめんなさい！」と言って腰掛けたご婦人・・・妙に恥ずかしそうに・・・遠慮気味に・・

椅子は三脚置いてあるんだもの・・・別に何の支障も無いからさ、
「あ、どうぞどうぞ！」私は気に留めなかったが、
「いやぁ・・何処かに座って食べようと思って・・・うふふ・・」
おにぎりを一個持ってて・・・それを私に示しふふとテレ笑いした。

愛想がいい感じのおばちゃま風・・・
「知らない人に急に声掛けてごめんなさいね」
「あ、構いませんよ～ふふ・・・」・・・自分もニカニカ笑いながら答える。

察するに、ちょこっと不安だったんだろうなぁ・・・
朝ごはんも食べずにきっと電車に乗って来たものの、何処かに座っておにぎりを食べたいけど、テーブルがあるのはここだけで、誰か相棒が居れば何気に自然におにぎりを食べられるのに・・・誰か・・・と、タイミングを見計らっていたんだろう・・・。

聞けば、平安閣に行きたいらしい。
が、この平安閣は最近ブライダル専用を止め、どこぞの大手と合併してセレモニーホール専用となったらしく、我が家にも会員登録しませんかとセールスが来てたのを思い出した。

駅からはバスで行くと言う。
あぁ、それが便利かもね・・・と言いつつ、あ、地図を描きますね・・・と、手帳をビリビリ破ってると、
「あらら～すいませんね、手帳を破らせてしまって・・・」恐縮してるが、とても嬉しそうな笑顔で私の親切が無駄でも無いらしいと分かる。

「何しろ８年ぶりの秋田市で・・・何処ら辺か話だけじゃ分からなくて。バスの切符売り場の方にも一応聞いたんだけど・・・不安でねぇ・・・」
「それはそれは！そ～ですよね、８年ぶりじゃ街もすっかり変わってるものねぇ～」

フムフムと頷きながら、簡単な地図を描いて説明したら喜んでくれたところへ、
待ち合わせの散歩友が来て、
んじゃ気を付けて～・・・と席を立った。

散歩友にいきさつを説明したら、うんうん・・・（笑）
あらま、ニヤニヤしてるわ・・・
また聞かれたん？・・・っつう顔してる(^_^;)

まぁ、袖すり合うも多生の縁・・・っつうことだったかね・・・(^^ゞ

ライフワーク

危ぶまれた雪は積もりません。
ちょっと覚悟してたんだけどね・・・けど、室蘭はひどかった様子がニュースに・・・
あの寒さで停電は辛かろうし、同じ北国としては心からお見舞い申し上げたい。

寒さついでだが・・・
寒けりゃ着たらいいだろう・・・ってぇぐらいに思えるかもしれないが、
実際、体の芯が冷え切っていくのは辛いと思うよ。
体内の骨が軋み始める感覚がある。
それは年代を重ねるごとに何気に体感していく・・・
肉体が老化していく過程の一つでもあるんだろうなぁ・・・。

元々平熱体温が低いタイプだから、
一度冷えてしまうと幾ら重ね着をしてもあったまらないんだよね・・(^_^;)
自分的にはこういう時は、
お風呂とか温泉でじっくり温めてやるのがいっちゃん効果的かなぁ・・・

太極拳は何の為にやってるかって言えば、確かに健康の為ではあるんだけどね、
健康・・・っつったって、色々な考え方あるしね（笑）

自分は先ず膝のリハビリ在りきで、
肩凝りやぎっくり腰で痛めた腰痛持ちを改善し、
プラスこの冷え体質を改善する為でもあるんだわさ(^^ゞ

それも最初の頃には汗ばっかりかいてさ・・・体のどこかに力が入っているから中々楽な動きが出来なかった・・汗かくのは悪くない。けど疲労感も残る。

それがこうして２０年以上も続けてきて、やっと分かった事も幾つかあってね・・（笑）
ホントに鈍いよねぇ～～・・・自分。。。。

今は好きな縫物で肩凝りがひどくなる時も、
ある程度の調整が出来るようになったから、かなり気分も楽～
それに、汗をかかずに体内から温まる動き方が出来るようになってきたんかな・・・
太極拳をして来た日は体の血流もよ～く通る気がする。
だから止められない。
ライフワークみたいになっている。

老化していく過程の一つだろうが、
筋肉が衰えていくことも、関節が動きづらくなるのも実感する。

まぁね、せっせと動かなくて済むような生活スタイルだから、
使う筋肉も子供を抱っこしたり重いものを移動したり・・・も無いしさ・・、
ま～ず歩かない生活時間が多過ぎる訳で・・・（笑）

思えば元々動くように出来てる人の体だもの、
動かなくていい時が多くなるとか、座ったままでいる時間が長いとか・・・
やっぱり筋肉も骨も衰えるんですわな・・・

若いうちは気が付かない自分の元気な体力・・・・
それもいつかは衰え始めていく訳で、
その時になって慌てて何かをしても怪我をしたり体を痛めたり・・・・
Ｋｅｅｐ力を！
別に太極拳で無くてもいいのです、何がしかの体力Ｋｅｅｐ術を培っていかないと、
寝たきり老人は目の前じゃ・・・

などと、思うんで・・・・、
老婆心だが、歩く日を決めたりしてさ・・・
それなりに・・・（笑）
さて、今日も寒そうだけど、わたしゃ駅まで小一時間・・・歩くわ・・・(^^ゞ

読み方

朝から、降りますぜっ・・・と、やる気満々の空・・・
お～さびっ！さび（寒い）っすなぁ・・・が会話の合言葉のようになる（笑）
空は鉛色、北風がごぉ～ごぉと鳴っている・・・
確かに今日は降りそうだすな・・・と、ハイよ～了解だすっ。（笑）

古い本、
紙がセピア色でね、もう何十年になるかしらん・・・っつうのを本棚から取り出して、何気に読み始めている(^^ゞ
「人間の土地」。。。
「星の王子様」で有名なサン・テグジュペリの地味～な本です(^^ゞ
若い頃に一応読んだんだからこうして残っているんだけどさ・・・
読み始めるまでにすっかり忘却の彼方・・・・だった（笑）
云い回しも表現も馴染みの無い感じで・・・
あぁ・・暫くこんな風な表現の本に触れてなかったなぁ・・・と。
さすがに若い頃の本だものね、難しい言葉が出てくる・・・
今だって直ぐに分からないが、
昔はもっと分からなかったんだね・・・辞書を引いた痕跡を残してる(笑)
文字をマルで囲んで線を引き、意味を書いてあった・・・（笑）

繋索（ケイサク）・・・・なんて読めないしぃ～

因みに意味は、[　ものを繋ぎ止める縄　]・・・なんて自分で注釈付けてある(笑)(^_^;)

まぁ、所々に自分でも使わない、知らない、読めない言葉を結構調べたりしてたんだねぇ・・
こういう直ぐに調べて・・・・ってぇ読書の仕方は長続きしないと何かで読んだことがあった。
そうなのよねぇ・・・
話の腰を折られる訳だものさ、面白くなくなるわぃな(笑)
以来、
多分、それ以来読む方が優先される読み方をしてる気がする。
読めないのはそのまま飛ばして、脈絡と漢字のイメージから想像してとっとと先へ読み進む・・・

だから、読後によほど気になった言葉以外は調べることも無い・・・
なので、
かなり時間が経ってからやっとその言葉の意味や読み方が分かったりすることも多々(笑)
かなりの時間・・・がミソでして(笑)、
これ、何十年も分からないままで過ごして、あらまぁ！！・・・なんてこともある訳で、
現役の学生さんの方がよっぽど分かっていらっしゃるだろうさね(笑)

な～んとなくこんな感じかなぁ～？・・・と生きて来たタイプのアバウトさだものね・・・
まだまだ人生もな～んも分かって無いんだねぇ・・・(^_^;)
この年までよくもまぁ・・・なんて思うと心が折れそうになってしまうけどさ、
ここまでこれで来ちゃったもんなぁ・・・
今更１８０度転換してピシーっ！とは出来んわぃな(爆）
やれやれ、
今日もこんな情けな～い自分発見から始まる・・・
　
一体、自分を繋索するようなしがらみ・・・あるんやろか？！(^_^;)

オルカ

コククジラの子供の救出に集まったザトウクジラの群れ・・・
シャチの攻撃から子クジラを守ったんだわ～！
コククジラの母親が我が子を守り切った～・・・
あぁ、凄いな～！

実は番組の出だしで親子のコククジラの子供が、ハンターのシャチの攻撃に負けてついに死んでしまう・・・残酷な生死の営みが衝撃的でねぇ・・・
頭のいいオルカ、
素早い動きのシャチの群れ、
執拗で巧妙な作戦に囚われていく子クジラ・・・
もう、
オバサンは可哀そうで見ていられない感じになる訳です。

けれど、
番組最後は種類の違うザトウクジラに救われるコククジラの子、
必死で我が子を守り抜いたコククジラの母・・・
緊張感がほどけてホォ～～っとし、オバサンの気持ちも救われ・・・(^^ゞ
しかも、
違う種類のザトウクジラが他のコククジラを助ける？！
オオオオ～・・・なんかスゲッス！
優しい感情が溢れているよう・・・愛が一杯！
暫し、感動してしまった！(^^ゞ

昔、「オルカ」という映画があった・・・
人に復讐する話で、丁度、「ジョーズ」という怖～い映画が流行った後だった気がするけれど、
オルカという呼び名、信じられないくらいに頭も良く、かつ巧妙・・・力もあり攻撃的・・・
そんな印象だけが強く残り、シャチは怖いねぇ・・・と思った。
けれど、感情もちゃんとあるんだなぁ・・・と思わせる映画だった。
怖いがちょっと好きかも・・・なんて思ったりしてた。

シャチはその外見も何気にカッコいい。
普段はおとなしいんだろうが、泳ぐスピードも時速70キロ・・・
動きも素早く、頭も良く計画的な攻撃をする。
記憶力もいい。群れで獲物を仕留める・・・
ある意味、海の中では強過ぎ・・・まさにハンター。

しかしまぁ、よくぞあのような映像が撮れたもんだねぇ・・・それも凄い！
そう言えば、
数年前に自然界の生き物だけの素晴らしい映画が流行ったっけね・・・
野生の生き物達の過酷さ、残酷さ・・・そして生きることの素晴らしさ・・・
何も足さない、何も引かない・・・ありのまま、素のまま・・・
それがつくられた世界に生きてる自分らの心に迫ってくる・・・

もし、もしも、自分が来世に生まれるとしたら、、、
さて、わたしゃ何に生まれるんだろうか？(^_^;)
あぁ・・・その想像は妙にドキドキするなぁ～～(^^ゞ

蛇足・・・ここに居座ってついに、今日は300日目・・・
明け方の激しい雨が、ブログ更新してる間に止んだみたい・・
明日から雪マーク・・・心の準備・・・せねば(^^ゞ