プロ家庭菜園家のやさい畑日記 ~相模原 清水農園~

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天ぷらをおいしく食べる☆天つゆ 丼つゆ 

2015年04月14日 | 過去の記事

おいしい天ぷらには、おいしい天つゆや丼つゆが不可欠です。
でも、お店や料理家によって作り方は様々なので、まとめてみました。


基本の天つゆ、丼つゆ

☆天つゆ
一番出汁 1カップ
醤油   1/4カップ
みりん  1/4カップ
一番出汁と合わせて一煮立ちさせます。

☆天丼のたれ
出汁  300cc
醤油  90cc
砂糖  大さじ5
みりん 30cc
出汁と調味料を合わせて、弱火で1/3量まで煮詰めます。


調理師学校で教えているような、とても基本的な作り方です。
砂糖は甘味が強くなりすぎるので、お店などではあまり使わないようです。
さらに、コクを出すため、出汁を取る段階でアルコールを飛ばした清酒を入れるお店もあるようです。


料理家土井善晴さんの天つゆ・丼つゆ

☆てんつゆの作り方
醤油・みりん  50cc
水       200cc
削りがつお   5g
昆布(5㎝角)  1枚
材料をすべて鍋に入れ、中火以下で火にかけ、一煮立ちしたら火を止め、濾す。


☆天丼つゆの作り方
醤油・みりん  50cc
水       200cc
削りがつお   10g
鍋に全ての材料を入れてひと煮し、布でこす。


昔テレビの料理番組で、土井善晴さんが紹介していたものです。
天つゆは老舗の天ぷら店のレシピとそんなに変わりません。ただ、丁寧に作るならみりんだけを先に火にかけて、アルコールを飛ばしておいた方がいいでしょう。
丼つゆはかなり簡略した作り方になっていますね。天つゆとあんまり変わらないような気がするんだけど・・・。


築地の日本料理店店主 村田隆さんの天つゆ

・昆布 (5cm角) 1枚
・水 カップ2
・みりん カップ1/2
・しょうゆ カップ1/2
・削り節 20g

1 昆布と分量の水をボウルに入れ、10分間ほど浸す。
2 みりんを小鍋に入れ、弱火で1分間ほど煮てアルコール分をとばす(煮きりみりんという)。強火で煮きってもよいが、引火する場合があるので注意する。
3 別の鍋に1(昆布含む)、2、しょうゆ、削り節を入れ、火にかける。ひと煮立ちしたら火を止め、こす。”


NHK「きょうの料理」で紹介されていたものです。
材料の分量はどれも同じなんですね。基本の天つゆも、土井さんも、村田さんも、水とみりんとしょうゆが4:1:1です。
1に昆布を水に入れて10分ほど浸すとありますが、これは日本料理の水出しというもので、本来は昆布を一晩水に漬けこんで、うまみを引き出す方法です。驚くほどおいしい昆布だしがとれるので、お試しください。日本料理店はほぼ、この方法で昆布出汁を取ります。


天ぷらの道に入り、50年を超えると言う天ぷら店の店主早乙女哲哉さんの丼つゆ


・だし 300ml
*下ごしらえ参照。
・しょうゆ 300ml
・みりん 300ml
・揚げ玉 100g
*揚げたときにできた揚げ玉を集めておくなど、つくったものがいい。

下ごしらえ(だしの取り方)
水400mlに昆布3~4cmを入れて一晩おく。昆布を取り出して鍋に移し、干ししいたけ2~3枚を加えて火にかける。沸騰したら削り節10gを入れ、火を止める。紙タオルなどをボウルに重ねてこす。300mlのだしがとれる。

1 だし、しょうゆ、みりんを鍋に合わせ、強火にかける。
2 沸騰後、鍋からあふれない程度の火加減にし、おおよそ半量になるまで約40分間煮詰める。
ポイント 煮詰めることで、だしの水分が抜けてうまみが凝縮します。少しうすめを好む場合は4割ほど煮詰めましょう。
3 煮詰まったら揚げ玉をこし入れる。直接入れるとつゆが濁るので、ざるを使い、揚げ玉をくずしながら溶かす感じで。
4 おおよそ溶けたら火を止め、残った揚げ玉は捨てる。
保存は必ず濾してから、冷蔵庫で1~2カ月保存


NHK「きょうの料理」で紹介されていました。
出汁、しょうゆ、みりんの割合が1:1:1と言うのが驚きですね。さらに半分に煮詰めるのだから、かなり濃いうま出汁になりますね。でも、キリッとした江戸前の丼つゆでおいしそうです。


自家製 出汁醤油

これは、作り置きしておける出汁醤油です。おいしくて便利なので、作っておくと重宝します。
天つゆにする時は、みりんを少し加えて、3倍くらいに水で薄めて、丼つゆの場合はみりんを少し加えて、少し煮詰めて使うとおいしいです。








4月13日(月)のつぶやき

2015年04月14日 | 過去の記事

神奈川県の県知事は「投票率の目標は最低でも50%越え」と言って、AKB48を投入した。その結果は過去最低の40.7%。そもそも民主主義の選挙キャンペーンに金満選挙のAKB48を使うという発想がおかしい。投票率下がったのは健全じゃねえのか。

Takeshi Shimizuさんがリツイート | 35 RT

畑に付いた所で雨が強くなってきた(T_T)やっぱり今日は1日雨か。。。


ブログ更新しました☆ 「人参のいかだ風天ぷら」 goo.gl/P2iwPf


TPP交渉差止・違憲訴訟 WEBから簡単に申し込めます!私も原告です。 tpphantai.com/join/

Takeshi Shimizuさんがリツイート | 1 RT


人参のいかだ風天ぷら

2015年04月13日 | 野菜大好き!~旬野菜のお料理です~


人参の天ぷらは千切りにしてまとめるとおいしいです☆

材料(二人)
人参・・140g 打ち粉・・適宜 天ぷら油・・適宜 天ぷら衣・・適宜

天ぷら油はこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら油のまとめ

天ぷら衣に関してはこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら衣のまとめ


作り方
①人参は2ミリくらいの千切りにします。ボールに入れて打ち粉を適量まぶし、余計な粉を落とします。

②天ぷら衣を①のボールに適量加え、衣が全体にいきわたるように混ぜます。

③いかだのように人参をまとめて、穴あきお玉などに乗せ、180℃に熱した油で揚げます。ひっくり返しながら揚げて、泡が小さくなってきたら引き上げます。








4月12日(日)のつぶやき

2015年04月13日 | 過去の記事

椎茸のえび詰め天ぷら

2015年04月12日 | 野菜大好き!~旬野菜のお料理です~


椎茸と海老は相性が抜群ですね☆
かぶりつくと、海老がプリッとしていて、椎茸のエキスがジュワット出てきて美味です。

材料(二人)
生椎茸・・6本 ブラックタイガー・・12尾 塩・・少々 打ち粉・・適宜 天ぷら油・・適宜 天ぷら衣(やや濃いめ)・・適宜

天ぷら油はこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら油のまとめ

天ぷら衣に関してはこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら衣のまとめ

作り方
①ブラックタイガーはカラを剥いて、6尾は包丁でよく叩くか、すり鉢などですり身にして、粘りを出すため塩を少々混ぜておきます。もう6尾は1センチくらいにぶつ切りにしておきます。ブラックタイガーのカラは、軽く煎ってから煮出すと、よい出汁が出ます。おみそ汁などにするとおいしいです。

②椎茸の柄を取って、傘の内側にぶつ切りにしたエビを詰め、その上にすり身にしたエビをかぶせます。椎茸の柄は味噌汁に入れてください。

③打ち粉をして、やや濃いめの天ぷら衣にくぐらせます。180℃の天ぷら油で揚げます。揚げる時のどうしても傘の頭の方が浮いてしまうので、上から抑えて沈めたり、返したりして揚げます。泡が少なくなってきたら引き上げます。







4月11日(土)のつぶやき

2015年04月12日 | 過去の記事

今年は孤独のグルメやるのかな。例年だとそろそろ発表みたいだけど。
「凝りすぎてない手作り感がちょうどいい。こういうのが嬉しいんだよ」
と言うゴロさんのセリフが好きです。共感できる。



アスパラガスの天ぷら

2015年04月11日 | 野菜大好き!~旬野菜のお料理です~


アスパラのような新芽を食べるものは、呼吸を旺盛にしているので、早く食べないとおいしさが極度に失われます。
なるべく採れたてのものを探してみるとよいでしょう。

菜の花を収穫するとき、皮が固くて噛み切れないというモノの判断を、手で簡単にポキンと折れるかどうかで判断しています。
アスパラもおんなじで、手で簡単に折れなければ、皮が固くて噛み切れません。皮が固いようなら、剥いてから調理してください。(アスパラはハサミでカットして収穫します。太い部分は皮が固くても剥けば食べられるので)


材料(二人)
アスパラガス・・6本 打ち粉・・適宜 天ぷら油・・適宜 天ぷら衣・・適宜

天ぷら油はこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら油のまとめ

天ぷら衣に関してはこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら衣のまとめ


作り方
①アスパラガスはまず、茎の一番下側を手でポキンと折ってみます。軽くポキンと折ればよし、皮が固くて折れない場合は、その辺の皮は硬くて噛み切れないので、剥いてしまいましょう。その他の部分も、食べやすい大きさにポキン、ポキンと折っていきます。

②アスパラに打ち粉をまぶし、天ぷら衣にくぐらせます。170℃の油へ、太いものから順に入れていきます。泡が大きくなり、少なくなってきたら引き上げます。塩や天つゆにつけていただきます。







春キャベツの豚たま天

2015年04月10日 | 野菜大好き!~旬野菜のお料理です~


お好み焼きの豚たまに使う材料を天ぷらにしてみました。
キャベツを上げるととても香ばしくておいしいですね☆


材料(二人)
キャベツ・・120g 豚こま切れ肉・・50g 万能ねぎざく切り・・大さじ4 打ち粉・・適宜 天ぷら衣・・適宜 天ぷら油・・適宜

天ぷら油はこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら油のまとめ

天ぷら衣に関してはこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら衣のまとめ


作り方
①キャベツは千切りに、豚こま肉は1センチ角くらいに細かくカットします。万能ねぎはざく切りします。

②材料をボールに入れ、打ち粉を大さじ1ほどふり入れます。全体に均一にまぶしたら、余計な粉を捨てます。

③天ぷら衣を適量②に加え、全体をなじませます。穴あきお玉の上などにまとめ、180℃の油で揚げます。
天地を返しながら揚げ、泡が少なくなって静かになってきたら引き上げます。

④お好み焼きソースで食べるとおいしいです☆ご飯の上に乗せて、丼つゆをかけて食べてもおいしいと思います。







4月9日(木)のつぶやき

2015年04月10日 | 過去の記事

九条ねぎのてんぷら

2015年04月09日 | 野菜大好き!~旬野菜のお料理です~


香ばしくてとてもおいしいです☆
サクサクの歯ごたえもたまらない。


材料(二人)
九条ねぎ・・1束 打ち粉・・適宜 天ぷら油・・適宜 天ぷら衣・・適宜

天ぷら油はこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら油のまとめ

天ぷら衣に関してはこちらを参考にしてください→おいしく揚る☆天ぷら衣のまとめ


作り方
①九条ねぎはざく切りにします。ボウルに九条ねぎと打ち粉を大さじ1ほど入れ全体にまぶします。余計な粉は捨てます。

②①に天ぷら衣を適量加えます。軽く混ぜて、材料がまとまるくらいです。

③穴あきレードルなどで、材料をまとめて、170℃に熱した油に入れます。泡の量が少なくなり、泡が大きくなってきたら引き上げます。

④熱いうちに塩を振っていただきます。








4月8日(水)のつぶやき

2015年04月09日 | 過去の記事

@hanayouoiz そうなんですよ!まだ、みぞれっぽいんですけど。積もらなきゃ良いんですが。


@hanayouoiz 予定している農作業が遅れるので、ヤキモキします(^^;)


@papipapico ありがとうございます(^_^)ノよろしくお願いします。



おいしく揚る☆天ぷら油のまとめ

2015年04月08日 | 過去の記事
天ぷらに使う油って、なかなか迷うところですね。
今回はいろいろ調べてみました。
参考になればと思います。



”油のはなし
てんぷらの一番重要な材料は揚げ油と言われます。
古い油や粗悪な油で揚げたものは、おいしくなく、胸やけしたり、健康面でも良くありません。
てんぷらに適した良質の油を使用しましょう。てんぷらには、ゴマ油が一番適しています。
特に生の白ゴマをしぼって精製した太白油が最適ですが、値段が少し高い為あまり一般で使用されません。
有名店ではゴマ油を主体にサラダ油や白絞油(大豆油・菜種油、綿実油を混ぜて精製したもの)を混ぜているようです。
市販されているものに、てんぷら油とサラダ油があります。
てんぷら油は各種の植物油を混ぜて精製してあり、サラダ油は各種植物を脱色、脱酸、脱臭を加えた純度の高い油です。
サラダ油は品質もよく、一般的に広く使用されていますが、てんぷら油の方が香ばしくて、おいしく揚がります。
また、ゴマ油を適量(目安2割)混ぜますと専門店に負けない風味がでます。”

おいしい天ぷらの揚げ方」からの引用

老舗や昔ながらの天ぷら屋さんの前を通ると、ごま油の香ばしいにおいがしてきますね。
やはり天ぷらと言ったら、ごま油なんですかね。
サラダ油は過熱せず、そのままサラダに和えて使えるように精製調合された油です。それに加熱にも耐えられるので万能です。
天ぷら油は過熱調理ように精製調合された油です。揚げ物にはおいしく使えますが、ドレッシングなどには向かないでしょう。



”サクサク天ぷらに最適な油 「菜種油(キャノーラ油)」
菜種油という名称だと、なかなかなじみの薄い方も多くいらっしゃると思いますが、"キャノーラ油"という名称なら、実際に私用されたことのある方も多いのではないでしょうか。
キャノーラ油は、揚げ物に最適な油として人気で有り、また、価格も比較的手頃な点が魅力です。ただし、キャノーラ油だけで揚げてしまうと風味が物足りない場合があるので、キャノーラ油8に対してごま油を2加えると、芳ばしい天ぷらが実現出来ます。”


”サクサク天ぷらに最適な油 「グレープシードオイル」
そして、今最も注目されている油として人気で有り、天ぷらにも最適な油としてお薦めなのが、"グレープシードオイル"です。
これは、名前の通り、グレープの種から採取した油で、主に欧州地域で使用されています。
オリーブオイルと同様、抗酸化作用が非常に高いため、この油を使用して作った揚げ物は、長時間にわたって酸化しづらくなります。
そのため、サクサクを実現出来るだけでなく、身体にも良い揚げ物を作る事ができるんです。
もちろん、グレープシードオイルを使用する際にも、グレープシードオイル8に対してごま油を2ブレンドすると、香りの良い天ぷらを揚げることができます。”

「プロ顔負け!冷めてもおいしいサクサクふわふわな天ぷらの揚げ方とコツ」から引用

家庭で天ぷらをするにはこの辺の油が一番使いやすいかもしれませんね。



銀座の専門店が使う天ぷら油
”100%ごま油のみを使う。煎ったごま油(極淡)一に対して、煎ってないごま油(太白)三をブレンドする。
太白は一般のごま油と違いほぼ透明でごま油独特の香りがない、ごまの旨みが凝縮された油。色も香りもほとんどなく、製菓や製パンなどにも使える。
極淡は低温で言った淡いごま油で、太白に混ぜるとコシが強くなり、香ばしくなる”


銀座の有名店の天ぷら油です。ごま油しか使わないと言うところが、やはり高級店ですね。

一般に販売されているごま油は、深煎りのものが多く、天ぷら油にするには風味が強すぎるように思います。
上品な淡口のごま油はスーパーなどではなかなか手に入らないので、メーカーのお店で直接買うしかないようですね。
「マルホン太香ごま油 ごくうす」



天ぷら岡本の天ぷら油
”「天ぷらの味」は、油の選び方、使い方で決まります。
「ご家庭ではどんな油を使っているのですか?」と、 お客様にお聞きすると、「『サラダ油』又は『天ぷら油』を使っています」という答えが返ってきます。 『サラダ油』とは、原料から搾った油をさらに高度に精製したもので、ほとんど無味無臭になります。油自体に個性がないのが、サラダ油の特長かもしれません。よく勘違いされてしまうようですが、『サラダ油』といっても、原料により色々なタイプがあるということです。 『天ぷら油』とはごくごく一般に市販されている、メーカーが天ぷら用に調合した油で、原料は大豆、菜種の「白絞油(しらしめゆ)」がほとんどです。 では、天ぷらに向く油の条件は 1、素材の持つ味、香りをじゃましない。2、耐熱温度に優れている。3、酸化、劣化がしにくい。 この3点が非常に重要になります。 岡本ではそれぞれの特徴を生かし、以下の3種類をご覧の割合で調合いたしております。”
●サラダ油 日清オイリオ 綿実油     60%
●胡麻油 竹本油脂   極上胡麻油淡口 20%
●胡麻油 竹本油脂   太白油     20%

こちらから引用

こちらは立川で人気の天ぷら専門店ですね。てんぷら屋で使われてる油の比率は参考になります。おいしいからお店が続いているわけで、その点で間違いないですからね。

しかし、家庭で使うのであれば、キャノーラ油かグレープシードオイルあたりが一番使いやすそうです。値段も安いし、ごま油が混ざってしまうと、他の料理に使いづらくなりますからね。。。
特にキャノーラ油は健康面からも、理想的な油とタニタが主張していますし、高温でも劣化しにくく、天ぷらもサクサクに揚るので、これが一番なんじゃないでしょうか。


おいしく揚る☆天ぷら衣のまとめ

2015年04月07日 | 過去の記事

天ぷらをおいしくするための、衣の作り方をまとめてみました。


ガッテン流の天ぷら衣
ためしてガッテンで推奨された天ぷら衣の作り方です。

”天ぷらがべチャットしてしまう原因は小麦粉のタンパク質が結合してできる物質グルテン。グルテンは水を吸い込み、混ぜることで粘りが増し、温度が高いほどその成長が速くなります”

”そのためにはポイントが二つ。一つは冷蔵庫で冷やした小麦粉、水、卵を使い5℃をキープする。二つ目は卵水と小麦粉を入れたら、あまりかき混ぜない。太めの箸で数回混ぜるだけでよい。”

”衣の分量は卵1個、小麦粉200g、水300cc。水のようにサラサラでよく、粉も少し残るくらいで十分

ためしてガッテンを見ている方ならわかると思いますが、全て科学的な実験を経て導かれた答えなので、とても信頼できます。



難波の人気天ぷら店 「大吉」の衣
以前日テレの情報番組エブリィの中で紹介されていた天ぷら屋さんです。大衆てんぷら店と言う感じで、安くておいしそうでした。

「大吉 なんば店」

番組が大吉のお客さんに取ったアンケートでは、
「あっさりして食べやすい」
「胃もたれしない」
「衣が薄くてサクサク」
などの意見が多数でした。

番組では特別に、サクサクの衣の秘密を公開。大吉では天ぷら衣に直接氷を入れて衣の温度を下げ、揚げた時に油と衣の温度差ができてサクサクと軽く仕上がると言うことでした。
衣の温度を下げるのは、ガッテン流と共通していますね。


土井善晴さんの天ぷら衣
有名な料理人土井さんの天ぷら衣論。

”天ぷらにはさらりとした衣で揚げる上天ぷらと、どろりとした衣で揚げるてんぷらがあります。A:さらりとした衣は海老や、きすなど鮮度の良い魚を揚げるためのものです。B:どろりとした天ぷらは根菜を中心とした精進揚げ、かき揚げなどです。
Aの衣
薄力粉・・100g 卵水・・200ml
B野衣
薄力粉・・100g 卵水・・160ml”

”粘りの少ない衣を作る(A・Bとも)
薄力粉はふるって空気を入れ、粉と混ざりやすくする。卵と冷水は合わせてボウルに入れ、溶きほぐす。
卵水に粉を一気に入れ、粘り気が出ないように太めの菜橋で、粉を抑えるように混ぜ合わせる。混ぜる回数は少なければ少ないほど粘りが出にくい。衣は粉が少し残っているくらいでよい。材料を冷たくするのも、粘りを出さないための工夫”

”衣を冷たく保つ工夫
カラッとした衣を作るためには、粉も水も卵も、容器も全て冷たくしておくことが大切です。時間をかけて揚げ物をしていると衣の温度はすぐに上がっていきます。そこで衣の中にじかに氷を入れて、衣の温度を保ちながら揚げることにします。この場合は、氷が融ければ衣が薄くなるので、微妙な加減をしながら揚げることになります。”


衣を冷たく保つのは、やはり共通してました。それと、衣の温度が上がらないように、直に氷を入れて温度を保つという知恵は「大吉」と同じです。


銀座の天ぷら専門店の衣
銀座にある有名なてんぷら店の衣です。意外とシンプルです。

”粉は薄力粉のみを使う。ふるいにかけることで空気が入り、卵水と混ざりやすくなる。卵水はよく混ざっていることが重要。そのためには、卵を溶いてから水に混ぜるのではなく、水に卵を入れてから溶くのがポイント”

”基本の衣はふるった小麦粉1(1カップ=約110g)に卵水1(1カップ)をまぜる(卵水は水500mlに卵L玉1個を溶いたもの)。卵水に粉を加えていくのがポイント。泡だて器を寝かせ、8の字を書くようにざっくりと混ぜる。少しダマが残ってもよい”

”お店では基本の衣に粉を足して濃くしたり、卵水を足して薄くしたりして、種ごとに調節している。”


専門店の職人さんの天ぷら衣は意外にシンプルです。野菜やかき揚げに使う衣は、基本の衣よりも薄めにするのがほとんどのようです。


沖縄の天ぷら衣
沖縄の天ぷらは衣自体に風味を持たせるようです。

”沖縄の天ぷらは水の代わりにカツオ出汁を使い、塩も入れるので、衣自体に味が付いている。衣は関東のものよりも、だいぶ濃いものになる”

”衣の分量
卵1個とかつお出汁を合わせて1カップ 小麦粉140g 塩少々”

銀座の専門店の基本の衣が小麦粉110gに対して水分200ml。
沖縄の天ぷら衣は小麦粉140gに対して水分200ml。
かなりどろりとした天ぷら衣です。

衣が厚くなり、油を吸ってカロリーが高くなるように思われますが、そうではありません。
てんぷらを揚げる時には、水分が蒸発したところへ、代わりに油が入ってくるので、衣に水分が少ない沖縄の衣は、吸収する油もより少なくなるのです。
これはためしてガッテンのこちらのページで詳しく検証しています。

沖縄の天ぷらはさつま芋、玉ねぎ、人参など関東の天種と同じものを天ぷらにできます。
どうしてもカラッとサクッとしたものだけが天ぷらと言う、先入観にとらわれてしまいますが、モチっとした天ぷらもとてもおいしいです。
いろんな天ぷらがあって面白いですね☆


天ぷらに向いている小麦粉
小麦粉には強力粉、中力粉、薄力粉があります。
この強、中、薄と言うのは小麦粉の中のタンパク質(グルテン)の含有量をあらわしています。
天ぷらがべったりしてしまう原因がグルテンにあることは上記の通りです。
ですから、なるべくグルテンの少ない薄力粉を使うのが一番良いことになります。

さらに、薄力粉の中にも、通常の薄力粉(粗タンパク質約8.3%)、バイオレット薄力粉(粗タンパク質約7.8%)、スーパーバイオレット薄力粉(粗タンパク質約6.5%)と、タンパク質の含有量が少ない小麦粉があります。
天ぷらはなるべくタンパク質の量が少ない方がいいので、スーパーバイオレット薄力粉が天ぷらには向いているようです。