茶語花香

人生は旅なり。
中国茶をはじめ、花のある暮らし、読書、旅などを中心に、日常の出来事を綴ります。

桐木関の旅

2017-09-23 11:13:00 | 街散策・旅行

足を伸ばして、鼻祖紅茶の故里桐木関に入った。
村民の顔パスでしか出入りできない国家級生態保護地区。

環境の素晴らしさが一目でわかる。


友人が疑問をもっていた金峻眉を持参してきた。本来の品種奇種(または菜茶という)と梅占種で作られる金峻眉の識別。茶摘みの時期についての謎解き。

二人が正解に辿りつくまで遠回りしていたけれど
旅の終わり頃ようやく腑に落ちる解答を見つけることができた。

茶農家は自分のことがよく分かっていても、
他の茶農家の製茶に関して正しい判断を出せない事を今回の旅で学んだ。
一人の話しを信じ込まず、もっと沢山の人の意見を聞き入れてから判断することの大事さを、今回実感した。


武夷と桐木関で頂いたご飯、どれもとっても美味しかった。初めて頂く武夷の数々な食材に恋した。




武夷慧苑坑鬼洞の旅

2017-09-23 10:21:20 | 街散策・旅行

そびえ立つダークな岩壁と一緒に写っている自分を見て
人間っていかにも小さいなあと感じた。

友人の世話になり、武夷三坑两澗の一つである慧苑坑 内鬼洞を現地人の引率で踏破していた。

翌日足腰に痛みがでてしまい、もっと素晴らしい景観が待っていたはずの外鬼洞行きは、諦めせざるを得なかった。

外鬼洞にも行った友人に、撮ってきた写真を見せてもらい、説明を聞いた。

鬼洞全般ざらっとした岩肌、
直日射少なく、
朝の草露で潤う
茶樹の成長にとっては天からの恵み。

良い生態が良いお茶を生み出す。
もっとも生態の良いお茶は茶農家が手元に残す時代になってきた。
消費者にとっては良いお茶と出会う機会が益々限られてしまう
さらにそこにプライスとの葛藤が重なってくる。

茶旅を重ねていくと
改めてそう感じた。

それにしても武夷山の自然は本当に豊かだった。