beatitude

好きなことだらけさ…

『Girl/ガール』

2019年07月17日 | 映画 洋画

15歳のララ(ビクトール・ポルスター)の夢はバレリーナになること。
だが、それは簡単なことではなかった。彼女は男の体に生まれてきたからだ。
それでも強い意志と才能、娘の夢を全力で応援する
父マティアス(アリエ・ワルトアルテ)に支えられ、
難関のバレエ学校への入学を認められる。
夢を実現するため、毎日厳しいレッスンを受け、
血のにじむような努力を重ねるララ。
ところが、初めての舞台公演が迫る中、
思春期の身体の変化による思い通りに動けなくなることへの焦り、
ライバルからの心ない嫉妬により、彼女の心と体は追い詰められていく……。
夢に向かって刹那的に今を生きるララと、今にも壊れてしまいそうな娘を必死に支える父。
交錯した2人の想いが辿り着く先に待つものは……?
(MovieWalkerより)


ララはトランスジェンダーとしては恵まれてる方なんでは?
お父さんも認めてるし、ちゃんと医者にかかり、
性適合手術の準備までしている。
自身は努力の甲斐あって女性としてバレエスクールにも入れた。
何をそんなに焦っているのか。
どんどん自分を追い詰め、果ては暴挙に出る。

厳しいレッスン、同級生からの嫌がらせ、
ホルモン剤を使っているのに遅々として変化しない体。
カメラは終始ララに密着。
踊ってるシーンですら引き映像は殆ど無く、
見えないはずの心の内側を映そうとしているかのように
執拗に彼女迫ってましたね~。

ストーリーの中で迎える誕生日。
"16歳おめでとう"
ああ、思春期真っただ中。
シスジェンダーの子だって悶々としちゃうお年頃。
たぶんこの厄介な年齢が自分を追い詰めてしまうのでは。
見ているこちらもどんどん苦しくなってくる。

最後の彼女をどう捉えればいいのか。
髪を切り颯爽と歩く彼女は前に進んだのだろうか。

この役をやったビクトール・ポルスターくんは
シスジェンダーというではないですか!!
映画初主演でバレエダンサーの普通の男の子。
すごく自然に見えてたので驚きです。




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2 コメント

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おはようございます(^^) (jun-sweets)
2019-07-17 09:47:34
こういう役を演じるってかなり難しいと思います。
それを演じきっているということは、演技力が高いのでしょうね(*^^*)
返信する
jun-sweetsさん (kurukuru)
2019-07-18 19:09:22
なかなかの演技力なのでは!
セリフはそんなに多くないんですよ。
でも何と言うか、若者のチリチリした焦燥感がうま~く出ていたと思います。
返信する

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