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好きなことだらけさ…

マニュエル・ルグリの新しき世界II Bプロ〈ガラ公演〉

2011年07月19日 | バレエ

2011年7月17日(日) 14:00開演 ゆうぽうとホール

メチャメチャ暑かったけど、頑張って行ってきました
原発の影響で当初予定していたプログラムとは違うものになったと
ルグリ自身が書いてましたが、
それでもこれがルグリのガラなんですね。
全体の印象が普通のと違うような気がしました。
(普通ってなにw)


「ビフォア・ナイトフォール」
振付:ニル・クリスト 音楽:ボフスラフ・マルティヌー
ニーナ・ポラコワ、ミハイル・ソスノフスキー
高村順子-宮本祐宜、佐伯知香-松下裕次、吉川留衣-長瀬直義


出だし少しバラついた感じがしましたが…


「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/ルドルフ・ヌレエフ 音楽:レオン・ミンクス
リュドミラ・コノヴァロワ、デニス・チェリェヴィチコ

ヌレエフ版のドンキは見慣れないせいか、今一つパッとしなかったです。
デニス・チェリェヴィチコはソロの方が、俄然良かったような…


「モペイ」
振付:マルコ・ゲッケ 音楽:C.P.E.バッハ
木本全優

ウィーン国立バレエ団準ソリストの彼は初めて観ましたが、
美しく柔らかい身体の持ち主で、動きが目を惹きました。
この「モペイ」という作品は初演時はバッハの音楽だけでなく、
ザ・クランプスというカルト・ロックバンドの曲も使っていたとプログラムにありました。
(精神病院ライブで踊っていたのだろうか
狂気にとりつかれたというより、どこかコミカルな感じもしました。
最後、木本自身がふっと息を吹くと、スポットライトが消える演出は面白かったです。


「椿姫」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト、フリーデマン・フォーゲル

久しぶりに観たフォーゲルはカッコよさに磨きがかかってました
若~い頃のムッチリしたロミオからステキに成長したレンスキーも良かったですが
さらにスレンダーな感じで動きも優美。
全幕観たいですね~。
リフトが少し、モタついたところがあったような気がしましたが…


「クリアチュア」
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:デム・トリオ(トルコの伝統音楽)、マジード・ハラジ、ダファー・ヨーゼフ
上野水香、パトリック・ド・バナ

これはまた音楽と相俟ってエキゾチックな雰囲気でした。
上野瑞水香もお姫様踊ってるより似合っててイイ感じです。


「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン 音楽:ジュール・マスネ
ニーナ・ポラコワ、マニュエル・ルグリ

幸せいっぱいのルグリの「マノン」、流石でございます。
彼がリフトすると女性ダンサーに体重が無いかのようで
年齢と体形を考えると凄いです。


「サイレント・クライ」
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:J.S. バッハ
パトリック・ド・バナ

パトリック・ド・バナの世界全開でした。独特なインパクトがありますね~。


「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトール・グゾフスキー 音楽:フランソワ・オーベール
リュドミラ・コノヴァロワ、ドミトリー・グダノフ

すんません、意識が遠のきました


「カノン」
振付:イリ・ブベニチェク 音楽:オットー・ブベニチェク、ヨハン・パッヘルベル
デニス・チェリェヴィチコ、ミハイル・ソスノフスキー、木本全優

最初、客席に向けて3個ライトが光って、もっと硬質な踊りが始まるのかと思ったら、
男性ダンサー3人でカノンの曲に乗り流れるような踊りでした。
センターにデニス・チェリェヴィチコが入り、ドンキの時とは別人のように
のびやかな動き!
彼は女性のサポートより、こちらの方が良いですね。


「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:P.I. チャイコフスキー
バルボラ・コホウトコヴァ、フリーデマン・フォーゲル

フォーゲルとコホウトコヴァのパートナーリングも素晴らしい。
彼を観ているとシュツットガルトの全幕物を観たくなる~!


「オネーギン」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ 音楽:P.I. チャイコフスキー
マリア・アイシュヴァルト、マニュエル・ルグリ

ルグリのオネーギンは似合い過ぎでしょw
マノンの時の顔とは違い、苦悩し追いすがるオネーギン。
マリア・アイシュヴァルトのタチヤーナといい、全幕観たし~。


ピアノ:三原淳子(「椿姫」)
※音楽は特別録音によるテープ。(「椿姫」のみピアノ伴奏)






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