幼い頃に両親を亡くし、そのショックで言葉を話すことができなくなり、
過去の記憶を封印したまま33歳の誕生日を迎えたポール(ギョーム・グイ)は、今朝も悪夢で目が覚めた。
母はとても優しくて美人だが、プロレスラーだった父は野獣のように乱暴でおっかない。
夢に出てくるのはいつもそんな両親のことばかりであった。
ポールを育ててきたのは、ダンス教室を経営する風変わりな姉妹の伯母アニー(ベルナデット・ラフォン)と
アンナ(エレーヌ・ヴァンサン)。
二人はポールのピアノの才能を伸ばし、世界一のピアニストに育てようと必死だったが、
ポールは伯母たちの教室を手伝い、ピアノを練習するだけの孤独な日々を送っていた。
そんなある日、ふとした偶然から、ポールは
同じアパルトマンに住むマダム・プルースト(アンヌ・ル・ニ)と出会う。
部屋いっぱいに植物を育てているマダムは、ポールに不思議なハーブティーを勧め、
一口飲むとポールの頭の中には赤ん坊の頃の幸せな記憶が奇妙な夢のように浮かび上がってくる。
そのハーブティーには、失われた記憶を呼び覚ます不思議な効果があった。
その日からポールは伯母たちに隠れてマダム・プルーストの秘密の部屋をたびたび訪れるようになる。
ハーブティーを飲み、記憶を遡るうちに固く閉ざされた心が少しずつ開放されていくポール。
だが同時に、父が母に乱暴する痛ましい記憶も甦ってくるのだった。
そんな中、ポールの行動を怪しみ始めた伯母たちは遂にマダム・プルーストの存在を嗅ぎつけ、
マダムの部屋に怒鳴り込んでくる。
自分の人生を取り戻すため、勇気を振り絞り最後のハーブティーを飲むポールだったが、
そこには予想外の真実が待ち受けていた……。
(Movie Walkerより)
なんというか、前半かな~り眠かったw
もうちょっと面白いかと思ったんだけど…。
姉妹の伯母さんとポールのやり取り、マダム・プルーストとポール、ポールを愛してた両親。
お茶やお菓子、レコード、ピアノ、ウクレレ…。
面白そうなモノが色々ちりばめられていたけど、どれもピンとこなかった。
ポールの記憶が徐々に繋がっていくのは、まあ面白かったかな。
両親が亡くなった理由がわかると「ええっ!!」ってなとこだけど。
そのきっかけになるマダム・プルーストがそんなに魅力的じゃなかったし、
2歳のまんま、心を閉ざしたポールもどうだろw
ポールの父親役もギョーム・グイがやってて、そっちの方がが笑えたけど。
一緒に観に行った娘はポールが結婚する中国娘が気に入らなかったみたい。
「なんで、あれ?」ってずっと言ってるww
アニメでやった方が味があったかもね。