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好きなことだらけさ…

『オブリビオン』

2013年06月06日 | 映画 洋画

西暦2077年。60年前に起きた異星人スカヴとの戦争により地球は荒廃し、
人類の大半は、土星の衛星であるタイタンへの移住を余儀なくされていた。
そんな中、地球にたった二人残った元海兵隊司令官ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)と
ヴィクトリア・オルセン(アンドレア・ライズボロー)は、上空から地上を監視する平凡な日々を送っていた。
ある日パトロールの途中で彼は、墜落した宇宙船の残骸から
謎の女性ジュリア・ルサコヴァ(オルガ・キュリレンコ)を助け出す。
彼女は何故か会った事も無いジャックの名前を口にするものの、
その記憶は途切れ途切れのものでしかなかった。
そんな時、2人は突然何者かに捕えられ、
ジャックは連れて来られた先でマルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)と名乗る男と出会う。
自分以外にも地球で生きる者がいた事に驚くジャックに、マルコムは「ある真実」を告げる。
そしてこれが、ジャック自身と地球の運命を大きく変えていく事になるのだった。
(Wikipediaより)


今回はインド映画を観るつもりで池袋に行ったんですが、
「満席、完売」!!そしていっぱいの人で混み々!!
そんなにかっ!!これはオンラインでチケ取らないと無理かもなと諦めて
地元の映画館に戻り、期待しないで『オブリビオン』を観ることにしました。
 (こちらはガラガラw)

ストーリーがちゃんとあって、意外に面白かったです。
主人公のの語りがずーっと入ってて、
ちょうど翻訳もののSFを読んだ時のような印象でした。
 謎の女性ジュリアを助け出すシーンになる前に、丹念に世界観を見せてきます。
荒廃した地球、壊れた月、高度1000m上空にある居住空間完備のステーション、
スタイリッシュなパトロール機、海に浮かぶ海水処理プラント。
(どれもなかなかカッコイイ)

パートナーのヴィクトリアはもうすぐ終わるこの任務を問題なく済ませ、
タイタンへの移住を切望しているのに、
ジャックは地球を離れたくないと考えていて、
その最大の理由が荒廃から再生し始めた場所での湖畔の自作コテージ。
そこで人間らしい生活をしたいと望んでいる。
このズレがその後のあらゆる状況に亀裂が入っていってるようです。

なぜ二人っきりなのか、敵はどこなのか(誰なのか)、助けた女性は誰なのか、
だんだん分かってくる面白さもあり、なかなかの佳作じゃないかな。

観終わった後、ジャックは地球上にまだまだたくさんいるんじゃないのか?
あっ、でも彼らはパートナーのヴィクトリアと一緒にいるから問題ないのかなぁ…
なんて事を思ってしまいましたw