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好きなことだらけさ…

新国立劇場バレエ団『こうもり』全2幕

2012年02月05日 | バレエ

2012年2月4日(土) 16:00開演 新国立劇場オペラパレス


昨年の7月に亡くなったローラン・プティが1979年に発表した『こうもり』です。
新国の『こうもり』を観るのは2度目でして、
2006年の5月にアレッサンドラ・フェリとロバート・テューズリーで観ました。
元がウィンナ・オペレッタ『こうもり』ですから、ヨハン・シュトラウスII世の曲とともに
19世紀末爛熟したウィーンのブルジョワ家庭のすったもんだを
プティ振付でフランスのエスプリが利いたオシャレな舞台で衣装も可愛く、
何度見ても楽しい作品になってますよね。

ヨハンのテューズリーは前回から6年近く経ってます。
大きく両足を開いたジャンプは左足が上がりきってなくて、
ちょっとバランスが悪い感じでしたが、左足だけ上げる時は問題なく高く上がっていて
相変わらず品のある素敵な踊りでした。
この役はバリバリの若いダンサーが踊るより、
ある程度年齢がいった方がいいように思いますから、技よりも
素敵な女たらしに見えなくてはね!

ベゴーニャ・カオは初めて観ましたが、変身後の見知らぬ女性の恰好は似合いますね。
男性を誘う手の動きもいい感じでした。

このバレエになくてはならない、ウルリック役。
今回は吉本泰久でした。
けっこう頑張ってたんでは!コミカルな動きも面白く、笑いを誘ってました。
実は2006年の時、ウルリックはルイジ・ボニーノで観るはずだったのが怪我で降板。
その時は新国のソリストだった小嶋直也で観ました。
プティがボニーノのために振り付けたウルリック、
ボニーノで観たかったです。。。

ところで、4月に来日するウィーン国立バレエ団も『こうもり』やりますよね。
ルグリがヨハンを踊るのかと思ってたら、
なんとウルリックだというではないですか!!
これは、ちょっとかっこいいウルリックですか!?
ルグリのコミカルバレエ!?
チケット買ってないんですけど、観たいかも~w


〈キャスト〉

ベラ:ベゴーニャ・カオ
ヨハン:ロバート・テューズリー
ウルリック:吉本泰久
メイド:楠元郁子
グランカフェのギャルソン:マイレン・トレウバエフ江本拓福田圭吾
フレンチカンカンの踊り子:厚木三杏西川貴子堀口純
チャルダッシュ:マイレン・トレウバウエフ川村真樹長田佳世寺田亜沙子
丸尾孝子米沢唯細田千晶

振付:ローラン・プティ
音楽:ヨハンシュトラウスII世 
編曲:ダグラス・ガムレイ
演出:ルイジ・ボニーノ
指揮:デヴィット・ガルフォース
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
テノール歌手:日浦眞矩