ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

ゴールデンウイークと鳩山劇場

2010-04-29 06:38:00 | 時事・雑感
今日から11日間のゴールデンウイークの始まりだが、
毎日が日曜日の暇人にとっては、-
混雑を避けて近くのドライブで過ごそうかとも思っている。

この大型連休に政治家は決まって外遊するのが常だが、
今年の鳩山首相は懸案の普天間問題を抱えて沖縄訪問を模索しているそうだ。
現役時代の私は決まって友人たちと海外旅行に行き憂さ晴らしをしていたが、
今年はテレビ座敷で取り貯めた世界遺産のDVDでも見て気を紛らわす事にしょう。
 
今週は注目すべき東京検察審査会で2つの議決が発表された。  
そのひとつは政治資金規正法違反で告発されていた鳩山首相だが、
嫌疑不十分で「不起訴相当」に成ったこと。
しかし上申書の「母からの金は知らなかった」という部分には、「素朴な国民感情として、
一方的な言い分に過ぎない内容に疑問を投げ掛ける声が少なからずあった」と付言しており、
限りなく灰色に近いことを臭わしている。

鳩山首相は「不起訴相当」の議決に意を強くしたのか、
これまでで証拠書類の提出に前向きだった国会答弁をあっさり覆し、
先の党首討論で自らの偽装献金に関わる資料提出を拒否した。
こんな事をしていれば国民は「法と首相」に不信感をつのらせるだろう。

しかし党首討論で核サミットは「最大の敗北者は鳩山首相」と酷評されると、
「確かに私は愚かな首相かもしれない・・」と弱気の発言もしている。
参議院本会議でも「総理大臣が、すべての政策に対して職を賭して臨むことは当然のことであり、
その中に沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題も含まれている」と明言していた。
これらの発言を聞いていると失敗すれば「下野する」と言うことだろうが、
優柔不断なお坊ちゃん首相だけに真意のほどは、その時に成らなければ分からない。

二番目は小沢民主党幹事長「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、
小沢氏は嫌疑不十分で不起訴処分となっていた。
ところが検察審査会は審査員11人の全員一致で「起訴相当」と議決した、
これにより東京地検特捜部は再捜査を行うが、
特捜部が再び不起訴処分としても、起訴相当の議決が再度出され議決された場合、
小沢氏は苦しい強制起訴される事になる。
今回の議決に対し小沢氏は「何らやましい事はなく、役職の辞任の意思はない」とし、
鳩山首相も「小沢氏の幹事長の続投」を支持し、強気の発言を繰り返している。

これらの状況を踏まえて、普天間基地移転先の決定次第では政局が急変し、   
願望も込めた大胆予測を書けば参議院選挙を控えて、
最終的には鳩山・小沢両氏は一蓮托生の辞職に追いこめられる可能性が強いのでなかろうか。