ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

「年明けうどん」とは

2009-12-31 06:34:00 | 時事・雑感
いよいよ今日は大晦日で日本の家庭の多くは、
「年越し蕎麦」を食べながらNHK紅白歌合戦を見て、
年が明ければ初詣に出かけるのが一般的だろう。

この「年越し蕎麦」は「細く長く元気に過ごせるように願う」のが謂れだそうだが、
その他に蕎麦は切れやすく一年の苦労を翌年に持ち越さぬという説、
蕎麦粉は金を集めに使われるので縁起物と見られたからだと言う説など様々だ。
この「年越し蕎麦」の風習は鎌倉時代から始まったと言う人もいるが、
これも本当かどうかは分からない。

このように大晦日の「年越し蕎麦」を食べる日本の習慣にならい、
我が四国の香川では本場の「サヌキうどんを食べましょう」といって、
新年に「年明けうどん」を食べる習慣作りを始めている。

香川県は風光明媚で気候は温和な風土で住み易い所だがこれといった産業も無く、
サヌキの生んだ空海が開いた「四国八十箇所巡り」や「サヌキうどん」位が有名である。
どの県も同じだろうが地域活性化のために、今は新たな目玉事業を躍起に成って探している。
その一つに香川県内の製麺団体などで組織する「さぬきうどん振興協議会」が、
年越しそばの風習にならい「年明けうどん」を提唱する。

2008年に「年明けうどん」は「サヌキうどん」の普及と地域活性化を願い企画されたのだが、
今年の7月には商標登録をした。
古来よりうどんは太く長いことから長寿を祈る縁起物として食べられており、
純白で清楚なうどんを年の初めに食べることにより、
その年の人々の幸せを願うところから来ている。
「年明けうどん」は元旦から15日までに食べるうどんで、
レシピは純白のうどんに紅色の蒲鉾や海老てんなどの具財を添えて作るとある。

昨年は「年明けうどん」はサヌキのうどん店にチョボチョボしか見られなかったが、
今年はマスコミ各社が報じているように日清食品やコンビニでも、
既にインスタント食品として大々的売り出されている。
この調子だと平成の風習として徐々に全国区で認知され、
やがて「年明けうどん」は日本の風習として定着するかもしれない。

追記、今年も「気まぐれ日誌」を読んで頂き感謝すると共に、
来年は11年目をむかえるこの「インターネット随想」を、今後ともよろしくお願い致します。