ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

今年の世相を漢字一字で表せば「新」

2009-12-12 06:12:00 | 時事・雑感
例年師走に入るとその年の一年を振りかえり、
「流行語大賞」、「創作四文字熟語」、「漢字一文字」とかが年末行事として発表される。
昨日は今年の世相を表す「漢字一文字」が発表され「新」と決まった。

この行事は(財)日本漢字能力検定協会が毎年、
その年をイメージする漢字一字を葉書やインターネットで募集し、
最も応募数の多かった漢字を今年の世相を表す漢字として決める。
そして巨大半紙に毛筆で京都・清水寺の森清範寛主が書いて発表する。

今年は過去最高の16万通以上の応募で、
第1位に「新」2位には「薬」、以下「政」「病」「改」「変」「民」「鳩」「代」「交」と続く。
1位の「新」が選ばれた理由は政権交代で新たなる新政権に、
更にイチロー等の新記録、新型インフルエンザ、政治の新制度、新しい平和への一歩など、
新しく前に踏み出す期待を込めて国民の多くは「新」に選んだのだろう。

他に「新」を選んだ理由に主催の漢字検定協会の前理事長らの不祥事が発覚して、
新体制に変わった事にも起因しているのかもしれない。
ともかく過去の05年は「愛」06年は「命」と07年は「偽」08年の「変」と続き、
06年以降は陰気な漢字が並んでいたが久しぶりに前向きの「新」が選ばれた。
私としては「薬」が選ばれて欲しいとも思っていたのだが、
日本も漢字検定協会も新しい船出に相応しく当然かもしれない。

ちなみに今年の世相を現す「創作四文字熟語」(主催:住友生命)は、
優秀賞・入選 (2009)は「一票両断」「薬禍騒乱」が、
新語・流行語大賞(主催;自由国民社)には「政権交代」が既に選ばれている。

今年も政治がらみの「漢字」や「流行語」で決まった感じだが、
来年の寅年はトラのように荒々しい年に成るのであろうか、
それとも景気が回復して平穏で良い年に成るのか興味のあるところだ。
当然ながら国民は後者を望みたい所だが、
参議院選挙もあり、今年以上に荒れたトラ年に成るのかも知れない。