2013年度の国家公務員の新規採用が、
2009年度比で6割削減になる見通しのようです。
国家公務員給与の2割削減を見越しての施策のようですが、
それこそ問題の先送り、若い世代への負担のツケまわしではないでしょうか。
「今の国家公務員制度に手をつければ、官僚にソッポを向かれ、
政権運営では協力を得られなくなるし、選挙でも公務員の票を失ってしまう。
まだ公務員になっていないところでの抑制なら、票への影響も少ない」
そんな政治家の思惑がありありと感じられます。
「借金を若い世代に負わせてはならない」
消費税増税の理由として、政治家や官僚はそんなことも言いましたが、
自分の身に降りかかることとなれば、言行不一致もはばかりません。
「自らの身を切る」とは、いまある仕組みを変えることです。
いまの仕組みを変えずして、財政再建などできるはずかありません。
結局、この国の政治家も官僚も、
自分で自分の身は切れないということでしょうか。