くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

ガス vs 電気 

2012-03-10 23:59:59 | つれづれなるまま
14年間使用したビルトインガスコンロを買い換えました。

長年の使用でバーナーヘッドの縁(ふち)がぼろぼろになり、
とうとう自動着火しなくなってしまったことに加え、
火力が安定せず、弱火にするとすぐに火が消えてしまうようになり、
トロ火調理もできなくなってしまったためです。

買い替えにあたっては、
IHクッキングヒーターという選択肢もありましたが、
ガスと電気、どちらが便利でしょうか。

災害に強いのは電気です。
仙台市在住の知人によれば、震災後に電気はすぐに復旧しましたが、
ガスはなかなか復旧せず、長いところでは二週間ほどかかったそうです。
ガスは安全性の確認のため、供給再開まで時間がかかるようです。
確かに街のあちこちでガス漏れが発生したら危険です。

しかし、ガスは停電とは無縁です(あたりまえですが)。
昨年の計画停電では、夕飯時刻に停電エリアになりましたが、
電気がなくても煮炊きができるのは大きなメリットです。
エアコンが使えなくても、ガスを点ければ少々の寒さならしのぐこともできます。
オール電化の家に住む知人は、計画停電では大変困っていました。

リスクは分散させるのが基本です。
さらに、最近は家庭用電気料金の値上げの可能性も高まっています。
会社と同じように、15~20%近くも値上げされたらたまりません。

そんなわけで「ガス」となったわけですが、
最新のガスコンロの多機能ぶりにはとまどうばかりです。


主流のガラストップ。このピカピカ、いつまで保てるか・・・。

14年前の製品では、自動点火と火力調節の機能しかなかったものが、
最近の製品では、鍋の有無感知、鍋の温度感知(自動消火)、湯沸し保温、
揚物油の自動温度調節、焦げつき消火、炊飯機能など、
いたれりつくせりの機能満載です。

  

ガスコンロは火、水、油にまみれるもの。
こんなに電子部品で制御されていては、たくさんの機能があっても、
使いこなす前に、すぐに壊れるのではないかと逆に心配になります。

さすがに今度は、14年間ももたないと思っています。