前回は、眠剤のことを書きました。
睡眠障害は精神疾患の回復の上での大きな山場です。睡眠障害の状態に応じてきめ細かく眠剤は処方するんだ。と言う事でした。
薬をある程度の期間飲んで、症状も安定してきた。睡眠状態も良好。
まず何を減らすか?睡眠薬です。
睡眠薬は減らし方が難しいです。
半減期が短い物はストップしにくいです。使い勝手が良いですが、止めた時に一時的に不眠になるリスクが高いです。
大まかには
①血中濃度半減期の短い種類で、弱いものへとシフトする方法。
量も落としていきます。違う薬でのmgの比較は意味がありません。
ハルシオンの0.25mgとマイスリー5mgではハルシオンの方が強いです。
自分は、こちらのやり方でした。
ハルシオン→アモバン→マイスリー
→ストップでした。
この方法はリスクがあります。ストップして1週間~2週間程度は、反跳性不眠になる事を覚悟してください。反動で眠れなくなります。効果が強い薬ほどきつくなります。ハルシオンでストップするよりは、マイスリーでストップした方がリスクは低いです。
2週間以上も不眠が続くようであれば、まだ睡眠薬を止めるのは時期として早いということです。
②血中濃度半減期の短い物から半減期の長い物へ変えていく方法。
量も落としていく。その後、1日おきに落としてストップ。こちらは手間がかかります。昼間ぼ~としてしまう欠点もあります。
半減期の長い薬は、すぐに眠る為よりも、寝やすくする効果があります。昼間もぼ~としているんです。常に睡眠薬が入っている状態です。このため評判はよくないんですが、効果があいまいな分、止め易いんです。2日に1回をしばらくしていれば、徐々に血中濃度が落ちてきます。だから止めやすいんです。
こちらも減薬して眠れないようであれば、減らすタイミングが早かったということになります。
これ以外にも、睡眠薬を抗不安薬に変えてみるとか、色々な方法があります。
抗不安薬の副作用で眠気があります。他にも薬を飲むタイミングの工夫など色々な方法があります。かなりケースバイケースになると思います。
今日のポイントは、睡眠導入剤(超短時間作用タイプ)は、急に薬をストップすると反跳性不眠が出るリスクが非常に高いと言う事です。特に、効果が強い物ほどです。
主治医と相談して、皆さんもいい方法見つけてみてくださいね。積極的に自らが主体で治療に関わる事が一番の薬です。
もちろん並行して、日常生活の改善により、睡眠をとりやすい環境にする事は言うまでもありません。これが一番大切です。
睡眠障害は精神疾患の回復の上での大きな山場です。睡眠障害の状態に応じてきめ細かく眠剤は処方するんだ。と言う事でした。
薬をある程度の期間飲んで、症状も安定してきた。睡眠状態も良好。
まず何を減らすか?睡眠薬です。
睡眠薬は減らし方が難しいです。
半減期が短い物はストップしにくいです。使い勝手が良いですが、止めた時に一時的に不眠になるリスクが高いです。
大まかには
①血中濃度半減期の短い種類で、弱いものへとシフトする方法。
量も落としていきます。違う薬でのmgの比較は意味がありません。
ハルシオンの0.25mgとマイスリー5mgではハルシオンの方が強いです。
自分は、こちらのやり方でした。
ハルシオン→アモバン→マイスリー
→ストップでした。
この方法はリスクがあります。ストップして1週間~2週間程度は、反跳性不眠になる事を覚悟してください。反動で眠れなくなります。効果が強い薬ほどきつくなります。ハルシオンでストップするよりは、マイスリーでストップした方がリスクは低いです。
2週間以上も不眠が続くようであれば、まだ睡眠薬を止めるのは時期として早いということです。
②血中濃度半減期の短い物から半減期の長い物へ変えていく方法。
量も落としていく。その後、1日おきに落としてストップ。こちらは手間がかかります。昼間ぼ~としてしまう欠点もあります。
半減期の長い薬は、すぐに眠る為よりも、寝やすくする効果があります。昼間もぼ~としているんです。常に睡眠薬が入っている状態です。このため評判はよくないんですが、効果があいまいな分、止め易いんです。2日に1回をしばらくしていれば、徐々に血中濃度が落ちてきます。だから止めやすいんです。
こちらも減薬して眠れないようであれば、減らすタイミングが早かったということになります。
これ以外にも、睡眠薬を抗不安薬に変えてみるとか、色々な方法があります。
抗不安薬の副作用で眠気があります。他にも薬を飲むタイミングの工夫など色々な方法があります。かなりケースバイケースになると思います。
今日のポイントは、睡眠導入剤(超短時間作用タイプ)は、急に薬をストップすると反跳性不眠が出るリスクが非常に高いと言う事です。特に、効果が強い物ほどです。
主治医と相談して、皆さんもいい方法見つけてみてくださいね。積極的に自らが主体で治療に関わる事が一番の薬です。
もちろん並行して、日常生活の改善により、睡眠をとりやすい環境にする事は言うまでもありません。これが一番大切です。
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