新年度に入った昨日、ふとこの話を思い出しました。
http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8549/
どうもkurogenkokuです。
昨日は4月入所職員の歓迎会を行いました。これから地域企業のために役に立つ人材になるよう大きな期待を持っています。
ところで私が社会人として彼に期待しているのは。。。
「成長のチャンス」は自分自身でつかんで欲しいということ。必要最低限のことは会社で教えてくれますが、それだけこなしているだけだったら「平凡」という評価がついて回ります。「平凡」はお客様(当所では会員企業ということになりますが)に対して新たな価値を創造しません。
小規模組織の中の貴重な一枠を勝ち取って入所したのですから、時間はかかってもいいから、採用して本当に良かったと思うような成果を出してほしいです。
直属の上司ではないため、昨日、私が話をする機会はありませんでした。もし彼に対してスピーチしろと言われたならば、こんな話をしたでしょう。
「給料のたった1%でいいから自己投資のために使いなさい」
たった1%とはいかほどのものか。初任給が仮に20万円だとすれば自己投資に使うお金は2,000円です。たった2,000円でも本を2冊読めます。
すべてそうとは限りませんが、大学生までは課題は一方的に与えられました。社会人は違います。課題は自分で発見し、解決策は自分で講じる。解決のための手段に自己投資を充てればよい。必要と感じて読んだ本は、一方的に与えられた本より自分の中に吸収されるはずです。そうやって人は成長していくわけだし、それがお客様に評価されたとき、自分自身の価値が向上し、報償として自分自身に返ってくる。
組織に早く打ち解けることは大切です。でもそれが目的化してはいけません。会社は仲良しサークルじゃないんです。仲良しサークルはお客様に対して弊害を生み出すことが多い。仲良しサークルだったら会社の外につくればいい。
先輩の指示に忠実に従うことは大切です。ただ言われたことをこなすだけではなく、それ以上のことを自分で考えて提案し実行していく姿勢こそ大切です。先輩に追いつくのではなく、先輩を追い越してほしい。追い越される側が悪いのが社内組織です。
「給料のたった1%でいいから自己投資のために使いなさい」と書きました。
ではそれを実践している職員がいまうちの中にどれだけいるか。残念ながらほとんどいません。先輩に追いつくのではなく、先輩を追い越してほしいと書いた意味はそこにあります。たった1%の自己投資を続けていれば、早い時期に追い越すチャンスがあるのですから。
この話は先輩社員、もちろん私にもあてはまります。彼に追いつかれないよう、むしろ彼をつき離すくらい自己投資を行い、お客様に対して多くの価値を創造すればいい。そういう競争原理こそ組織の成長に必要なんだと、スピーチではなくこのブログに書き留めておきます。
