経営革新等支援機関の数は全国で23,973機関。
でも支援実績には相当な差があるようです。
どうもkurogenkokuです。
ご存じない方もいらっしゃると思いますので、最初に制度の説明をしますと。
【認定経営革新等支援機関とは】
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/nintei/2014/download/141114panflet.pdf
(認定経営革新等支援機関が提供する主な支援内容)
1. 経営革新等支援及びモニタリング支援等
①経営の「見える化」支援
経営革新又は異分野連携新事業分野開拓(以下、経営革新等)を行おうとする中小企業・小規模事業者の財務状況、事業分野ごとの将来性、キャッシュフロー見通し、国内外の市場動向等の経営資源の内容、その他経営の状況に関する調査・分析を行います。
②事業計画の策定支援
調査・分析の結果等に基づく中小企業・小規模事業者の経営革新等に係る事業の計画(経営改善計画、資金計画、マーケティング戦略計画等)の策定に係るきめ細かな指導及び助言を行います。
③事業計画の実行支援
中小企業・小規模事業者の経営革新等に係る事業の計画を円滑に実施するためのきめ細かな指導及び助言を行います。
④モニタリング支援
経営革新等支援を実施した案件の継続的なモニタリングを行います。
⑤中小企業・小規模事業者への会計の定着支援
中小企業・小規模事業者が作成する計算書類等の信頼性を確保して、資金調達力の向上を促進させるため、「中小企業の会計に関する基本要領」又は「中小企業の会計に関する指針」に拠った信頼性のある計算書類等の作成及び活用を推奨します。
2. その他経営改善等に係る支援全般
中小企業・小規模事業者の経営改善(売上増等)や創業、新事業展開、事業再生等の中小企業・小規模事業者の抱える課題全般に係る指導及び助言を行います。
3. 中小企業支援施策と連携した支援
中小企業等支援施策の効果の向上のため、補助金、融資制度等を活用する中小企業・小規模事業者の事業計画等策定支援やフォローアップ等を行います。
こんなサービスを提供できる機関として、国がお墨付きを与えています。
kurogenkokuが所属する秩父商工会議所も認定経営革新等支援機関ですが、全国から支援に関する問い合わせをいただくまでになりました。
それはなぜか。
遠慮せずに書いてしまいますと「中小企業支援施策と連携した支援」の実績が高いからです。各種補助金の採択者一覧には支援にあたった認定支援機関の名前も掲載されているので、容易にわかります。
「東京都の○○会社といって△△を製造している会社ですが、ものづくり補助金の申請の相談にのっていただいてもよろしいでしょうか。もちろんお金はお支払いします。」こんな電話を、先週もいただきました。
認定経営革新等支援機関は基本的に全国どこの相談を受けることができるのですが、やはりそこは会員優先です。
「お問い合わせありがとうございます。ただ、現在、相談予約待ちという状況になっております。その場合、会員企業を優先させていただいておりますので、申し訳ありませんが他の認定経営革新等支援機関に支援をお願いできないでしょうか」
「はい、それは仕方ないですね。ありがとうございました。」と残念そうな声が聞こえます。
その方の所在地に近い認定経営革新等支援機関をいくつか紹介させていただきましたが、果たして結果やいかに。