kurogenkokuです。
今日のエントリーにはいろいろなエッセンスが含まれています。
月刊企業診断に取り上げていただいたことについては先日書きました。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/2266.html
それを踏まえたうえで、昨日、
私の診断士受験における盟友T.Sさんからこんなコメントをいただきました。
⇒T.Sさんについては以下を参照
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/2244.html
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kurogenkokuさん、今晩は。
数年振りに「企業診断」を買いました。
kurogenkokuさんが合格後によく口にされるようになった、そして自分が辿り着けなかった「気付き」の一端に触れることが出来ました。
そしてそれは、「奇跡のりんご」の栽培に成功した木村秋則と似通った軌跡を歩んだ結果なのだと思います。
考えに考え抜いたからこそのkurogenkokuさんの「気付き」であり、山奥に見つけたドングリの木だったのでしょう。
K高先生は、
「脳ミソが汗をかくまで考え抜くこと」を常に我々受講生に求められていました。頭では理解できても、実行にうつせた人の数は本当に少なかったのだろうと思います。kurogenkokuさんのように、そして戦友達のように、それを実行しきれた人が合格という栄誉を手に出来たのでしょう。
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そして私が読んだ中で心に残った本
『奇跡のリンゴ』
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/2207.html
このエントリーの中で
「自然栽培の仲間たち」というサイトを紹介していますが、そこにはこんなことが書いてありました。
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それは
苦悩と挫折の始まりであり、まったく先の見えないドラマの始まりでもあった。
最初の年は前年の残留肥料のせいか順調だったが、初夏になると葉が黄ばみ落葉を始める。本来花が咲くのは5月中旬だがこの年は落葉した後9月に花が咲き10月に一口大の大きさと小梅のような実がなり、その年のりんごはまずくて渋く食べられるものではなかった。
それから7年間、葉は出てくるが花は咲かず害虫と病気の闘いだった。
毎日毎日害虫取りをした、いくらとっても終わらない、
だから農薬の効き目とありがたみを一番知っているのは自分だと言い切る。
(中略)
何をやっても害虫の被害がなくならない、家も二度追い出される自信がなくなり世間からも変人扱いされ、
三つ編にしたロープを持って岩木山に登ったが実はロープが短くて用を足さなかったと笑いながら話す。天気のいい月夜の晩で何か全身の全ての細胞が変わったようになり、弘前の夜景を眺めていると本当にきれいだと思いしばらく佇んでいると足元の草木等がりんごの木に見え出す、しゃがんで土をすくってみると、畑の匂いとぜんぜん違う、何にもしていないのに根っこが張リ抜けなかった。畑の草はすっと抜けってしまう、
それがヒントになりこの粘り(根張り)が重要だと気ずき、今まで土の上のことしか見ていなかったが大事なのは土の中だと気ずかれた。
(中略)
8年目で一本の木にだけ7個の花が咲いた、そして2個だけピンポン玉と小指の先ぐらいのりんごが出来た。大豆の効果はありそうだがまだまだ世間の目は変わらない。このころりんごの木一本一本に「ごめんなさい」と声をかけて回った、ついに気が狂ったと思われたのもこのころである。
ところがその翌年畑一面にりんごの白い花が咲き乱れた、隣人に教えられたがすぐに信用できないのと今までのことがあるので、じかに見るのが怖かったので隣の小屋越しにのぞいてみたら足がすくんで身動きできなくなってしまった、
涙は止まらない。
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kurogenkokuは多年度受験生でした。
どれだけ頑張っても、いつかきっと合格するよと言われても、2次試験に合格できない自分がいる。
何回チャレンジしても絶対に合格できないんじゃないかという不安が続く。
自分に自信がなくなり「もう診断士の受験はやめようか」、
三つ編にしたロープを持ってたたずんでいる自分がいる。
6年目になって初めて、今までの自分にはなかった「気づき」を見つける。
これだけやってダメなら仕方ないといえるくらい努力し、本試験でも・・・。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/1169.html
そして
努力がカタチとして実ったとき。
恥ずかしながら
男泣きをしました。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/1222.html
私が通った道は遠回りだったと思います。
でも遠回りすることで得たものは計り知れません。
それが今の自分をつくっているのかな・・・。
私のことを誰よりも良く知るT.Sさんならではのコメントに、あらためて
診断士試験が与えてくれたものの大きさに「気づき」ました。
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