kurogenkokuです。
昨晩は元三重県知事で早稲田大学公共経営大学院教授、北川正恭先生の講演会を聞いてきました。
「改革への挑戦~地方から国を変えるには」という演題でした。

テレビでは穏やかで落ち着いているイメージですが、それに加えてユーモアかつ力強さのある方だなぁというのが印象です。話もわかりやすく説得力があって素晴らしかったです。
冒頭、明治維新から現代にいたる政治の変遷について説明されました。
時の総理や閣僚(吉田茂、岸信介、竹下登、竹下平蔵 etc)が時代的背景を踏まえどんなことをやってきたのか、何をしなければならなかったのかという話は非常に興味深かったです。
明治維新、第2次世界大戦後、日本では大きな革命が起こりました。
人口減少、財政難・・・非常に厳しい現在に「革命」が必要とされながらそれが起こらない。
「革命」のポイントは地方分権です。
「ドミナントロジックの打破」
「打破」という言葉を使っていらっしゃったので、我々がマーケティング戦略で学ぶ「ドミナントロジック」というキーワードとは違うのかなという印象を持ちましたが、先生の話を聞いていて思い出したの本があります。
【「空気」の研究】
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/3392.html
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「空気」とは何であろうか。それは非常に強固でほぼ絶対的な支配力をもつ「判断基準」であり、それに抵抗する者を異端として、「抗空気罪」で社会的に葬るほどの力をもつ超能力である
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これまで蔓延っていた概念(「空気」)を革命として打ち破るのであれば、ある種の異端児(「水」を指す者)の登場こそが必要であり、何を目指すべきか明確にして地域が一丸となる。
その中心を構成するのが地方議会であること。
こんな話だったのかなぁと纏めてみました。
p.s
総務省のTさん。
こんなのでよろしかったですか(笑)?