kurogenkokuです。
さて第4回は・・・時間短縮の裏技「公式化」です。
結論から言いますと、「毎度おなじみの問題は文章を公式化し、必要なところのみ与件からポイントを拾いあげる」ということです。
典型的な例は経営分析。
過去問を分析すると、出題パターンにはある程度予測はつきますし、狙われる指標もおおよそ決まっている。
あくまでもkurogenkokuの場合ですが、例として「問題点」を問われた場合
①売上高対総利益率
・・・・(与件)・・・・なので、収益性に問題がある
②棚卸資産回転率
・・・・(与件)・・・・なので、資本効率に問題がある
③自己資本比率
・・・・(与件)・・・・なので、安全性に問題がある
書き方は人それぞれですが、受験校やふぞろいなどを参考にし、ご自身の型をつくっておくと本試験で悩むことなく時間短縮につながります。
経営分析のほかには、情報化の問題なんていうのもこれに当てはまるのかもしれません。
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【kurogenkoku的2次試験攻略法 part4】
「毎度おなじみの問題は公式化してしまえ」
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おまけその①。
経営分析の話が出たので、以下あくまで個人的な話として聞いてください。
例えば、売上高対総利益率か売上高対売上原価率かで解答が分かれるようなケース。
そこにこだわる受験校もありますが、私はどっちでもいいと思っています。
それよりも上記の例であげた「・・・・(与件)・・・・なので」という部分の指摘ポイントを間違わないことです。
それと過去問を分析し、抽出すべき経営指標は頻出のものにした方がよいと思っています。
よく「インタレストカバレッジレシオ」とかお書きになる方がいらっしゃいますが、過去には出題されていません。
事例企業の規模が大きければよいのですが、そのあたりを慎重に考えないと怪我をします。
結局のところ伝えたいのは、差別化とは個性的な解答を書くことではなく、多数派にしたがって大怪我をしないこと。
この積み重ねが合格確率を高める方法だと思っています。
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【kurogenkoku的2次試験攻略法 番外編 1】
「冒険するな、多数派に従え」
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おまけその②
難しい問題ほど「本文中の解答根拠がバラバラの位置に配置されている」ということがいえるのではないかと思います。
例えば、平成16年度事例Ⅲ 第2問
「営業と設計が同行訪問する」ような解答があったと思いますが、何のためにというヒントは与件の最後に隠されています。
「技術的提案」に関する顧客ニーズです。
「第2問は与件のこのあたりだな」と決め打ちしてしまうと、解答に盛り込むべきポイントを見落としてしまうことがあります。
ですから、与件全体を見渡して解答設計をしっかり行うことが大切だと思うのです。
読解力は訓練でしか身につきませんが、与件精読のトレーニング期間はまだまだあると思っています。
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【kurogenkoku的2次試験攻略法 番外編 2】
「与件は最後までしっかり読む」
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p.s
以上4回にわたって書きました。「なぁんだ、当たり前のことばっかりじゃん」と思う方がいるかもしれませんが、もし2次試験の解法になんらかの迷いがある方は参考にしたください。
すでにご自身の「型」を身につけていらっしゃる方は、私の話は気にせず是非それを続けていただきたいです。
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