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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

そもそも何のために勉強するのか

そもそも何のために勉強するのか

・資格をとって独立したい
・知識を仕事に役立てたい
・充実した毎日を過ごしたい

人それぞれいろいろな目的をもっているからです。

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【ここからは我々中小企業支援機関の話です】
我々中小企業支援機関では昨年11月から資質向上のためWEB上で研修を行っています。
そして年に一度「効果測定」が実施されます。
このカリキュラムは診断士の1次試験に似通っているので、私自身の復習のため、また「効果測定」対策のために毎日記事を書き綴っています。

今年度については当初から9月に実施する予定でカリキュラムが組まれていました。
それが・・・。
いきなり来週「効果測定」が実施されることになったのです。
*中小企業支援機関のみなさん9月に向けて記事を書いていたのでとても間に合いそうにありません。ゴメンナサイ。


ではこのスケジュール変更の背景は・・・。
国の施策である地域中小企業支援機関機能強化推進事業(シニアアドバイザー事業)が実施されるためです。
*地域の中小企業支援機関が効果的に創業・新事業展開支援を行えるよう、商工会・商工会議所等での優秀な支援人材(シニアアドバイザー)の選抜・活用を行う事業です。

つまり「今年度実施することになったから、シニアアドバイザーを早期に見つけておかないと事業運営に支障をきたす」
「そのためにこの効果測定を活用しよう」ただそれだけのことです。
(注)決して「シニアアドバイザー事業」自体に異論があるわけではありません。

でも・・・。
う~ん。資質向上とはいいながらどうもお役所のための形式的な研修になっているような気がしてなりません

そして「シニアアドバイザーの選考方法」にもかなり問題がありそうな気がします。
ほとんどが「この効果測定の点数のみ」で決まってしまうからです。。。
若い私が言うのも変ですが、ペーパー試験だけでなく実務的なスキルや今までの実績なども評価していかないと。


さらに選考基準たる「効果測定の内容」とは・・・。
前回を振り返ると

①「3日間のうちいつ受験してもかまわない」というルールのため不正が蔓延してしまった
 問題の情報が流出したばかりか、○○○受験まで発生(かなり問題がありそうなので伏せます)
②明らかに誤答である問題が見られた
 その後、訂正すらなし → 講義の内容も依然間違えたまま・・・。
③出題に全く工夫なし
 確認テスト(模擬テストみたいなもの)そのまんまでは、丸写しした人は全員満点 
などなど問題山積です。


診断士の1次試験と似ているとはいえ、難易度を比較すれば「かなり簡単」なことには間違いありません。
しかしながら、正攻法で受験して9割取るのは至難の業です。
*現に私も9割に届きませんでした・・・。

そして前回、試験後に発表されたデータ。
~ 9割以上続出じゃん!! ほんとかよ ~



参考までに昨年度から診断士1次試験の職種別合格率が発表され(全体では15.7%)、我々中小企業支援機関は9.6%(94人中9人合格)のダントツ最下位でした。
*このあたりはインターネット上で酷評されていましたが・・・。

私なりにこの原因を考えると、「何のために勉強するのか目的が明確になっていない」の一語につきます。
民間企業の方が見たらうらやむほど、研修の機会に恵まれているのに。
*民間出身の私は入社して間もないころビックリしました。

診断士の資格取得についても「大学校に1年行けば取れる」。まさに受け身です。
*もちろん志高く、目的を持っていかれた方もいるでしょう。

(余談ですが)
不正なく実力で9割以上取った経営指導員の方々に提案したい。
「ダメと酷評されてしまった中小企業支援機関の威信をかけて診断士1次試験の合格率を上げて欲しい」
*中小企業大学校の入学要件も「1次試験合格者に限る」ことになりそうですし。


まあそれはともかくいま我々がかかわっている研修は「勉強本来の目的を見失っている」ように感じてなりません。

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