大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

指導力とは影響力

2015年06月08日 | 労働者福祉
リーダーシップとは指導力であり、指導力とは人を動かす影響力です。

この歳になるまで多くの先達にたくさんの言葉をもらいました。
その言葉たちはわたしにとっての言霊です。

「香も焚かず屁もひらずの人間にはなるな」
「お前は釘を刺せるか」

組織の先頭に立つわたしの悩みを見抜いた先生の言葉です。
「いいも悪いも影響力を人に与えるのがリーダーの役目だ」
「お前のいいところは優しいところだが、それがお前の弱点でもある。
人に優しいのはいいが、お前は人に釘を刺せないだろう。
釘を刺すことのできないリーダーは人を動かせないし、人を育てることもできないぞ」
その深い意味が分かったのはずい分たってからのことでした。

釘を刺せば人は痛みを覚えます。
人は恐れを抱いている人には素直に従う傾向があります。
リーダーシップを発揮するには、ある程度畏怖の念を抱いてもらう必要もあります。
ただし使い方には十分注意が必要です。

「返報性」とは恩に報いるという意味合いで、報酬とは異なります。
私たちは恩義を感じている人には、どうにかして報いたいという気持ちが働きます。
いわゆる「借りを返す」「期待に応える」ということですね。
戦術は朝令暮改でもいいけれど、ミッションやビジョンは「一貫性」がなければ人はついてきません。