大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

ファシリテーターの役目

2015年06月17日 | 労働者福祉
ファシリテーターは単なる司会進行役ではありません。
まずはいいチームづくりです。
そのチームメンバー全員に目的・目標を共有化してもらいます。
そして目標に至るまでの道筋をみんなで描き出してもらいます。

コミュニティはトップダウンではつくることができません。
外部からできるのはそれを促進することだけであり、そのためにファシリテーターは3つの重要な役割を持ちます。
ひとつは、メンバー自身が自分という人間に気づき、他の者を受け入れることを学ばせることです(100点満点の人間なんてどこにもいません)。
そのためには何を言っても構わないという安心の場をつくることが何より重要です。
二つ目の役割は、コミュニティづくりのプロセスを通じて、隠れたリソース(資源)を見つけ出すことです。
硬直化した組織だと、せっかくの貴重な知識や能力など、有形無形の山のような財産が眠ってしまいます。
三つ目は、信頼のネットワークづくりへの支援です。
チーム内での信頼のネットワークにとどまらず、チーム外まで協働関係を広げていくことを考えていきます。
チームの外にはこれまた宝の山が眠っています。

困難な問題であればあるこそ、新しいやり方を見つけなければなりません。
そのためには思考の壁を打ち破る必要があります。
原点に立ち戻ってありとあらゆる手段を考え、みんなの力で発想の壁を打ち破っていきましょう。

「そんなものは無茶だ」「できるわけがない」「失敗するに決まっている」…
ともするとネガティブ思考に陥りますから、ファシリテーターはポジティブ思考に路線を切り替えていきます。
「ほんとうにできないんですか」「他にやり方は考えられないんですか」「できるとしたら何ができるんですか」という具合です。