柑橘系の苗木を買ってきて植えても、結実するまで育てるのは
難しい。かんきつ類と言われとるのは(みかん、ハッサク、ぽんかん、
すだち、ゆず、レモン、ぶんたん等ほかいっぱい)苗木を植えるんも
コツが要るらしい。ちょっと盛り上げた土の中に植えなあかんと
教えられたんは、数年前だ。
今まで、植えても元気がなかったり、しまいに木が腐ったり、雑草の中で
朽ちてしまっていた。
それと、何の品種を植えたかも忘れるぐらいどうでもよい
管理と、シカなどの獣害などによって、どうも、このたぐいの木は
可哀想な運命をたどっておった。
だが、こんな木を誰よりも好んで、枯れようとシカに食われようと
買ってくるのは「おばあちゃん」だ。
おばあちゃんは、自分の人生よりも、この苗木がうまく育って大きくなって
長~く生きながらえて、孫やひ孫らが実を獲りにくるのを夢見てる
ような気がする。
そのために僕は、ちゃんと植えておかなければいかんなあと
思うんだ。