あぁ、やっと。
やっと長年の夢を果たしたのだった。
彼が差し出したそれを、私はついに唇に受け止め、
愛撫するように優しく口の中で転がした。
なまめかしい弾力。
それはまっ赤な血潮をたっぷりと含んで、今私の口腔内でのたうっている。
これまで、何度もチャンスがあったのに、なかなか現実のものにならなかった、
それがついに。
生暖かいそれを、私はしたたかに飲み下した。
しびれるように体を満たしていく愉悦。
私は、その時、満足すると言うことを忘れ、すべてをむさぼり尽くしかねなかった。
彼のあの一言がなければ。
そう、あの一言が。
「少し取り分けておいてくださいよ。あっちの連中にも食わせたいんでね、良い馬肉でしょう。」
いやぁ、旨かったねぇ。
それにもまして、鮮度抜群のミンククジラの刺身もたらふく食ったのだった。
んも~、感謝感謝。
この前、このブログに、能登の鯨三昧の仕事を蹴ってでも、マタギのバーベキューに参加するって書いたら、わざわざ極上品を持ってきてくれた人がいたのだ。
あぁ~ん、幸せ!
バーベキューだって言うのに、僕たちは生肉ばかり食べてたのだ。
それに美味しい赤ワイン。
なかなか贅沢な品を御馳走になった。
それにしても、馬肉や鯨肉って、若い子たちには今ひとつの人気。
知らないのも無理はないんだけどさ。
いいのよいいの。
美味しい物は、年寄りに任せておけば。
ほっほっほ。
さて、デザートは、若い男どものこれまた引き締まった肉。
そして、年下の男どもの霜降り肉。
若さをたっぷり吸い取って、もう、お肌ツルツル。>ばきっ!
最近自転車でヒップアップしたひさしちゃんの画像は、改めてMATAGI裏ページの方にまとめる予定。
おたのしみに。
あ~、それにしても、酒池肉林。
よきかなよきかな