ハクセンシオマネキ
えぇ、このままだと、「日本人=勤勉」の図式が崩壊してしまうかもなんて妄想しちゃうんですよね。
「暑いけど、しんどいけど、もう一がんばり」なんてので切り抜けられたのは、かつての日本の話し。
僕らが子どもの頃、夏休みのほんの数日だけ31度とかを記録したらそりゃもう大騒ぎだったのに、この頃じゃぁ「今日はやけに涼しいなぁって思ったら、33度しかないんだねぇ」なんて会話を冗談でなしにしている自分に驚き呆れたり。
我慢してる内に、不快な日常に鈍感になっていく自分。
だれの言葉だったかな「度の過ぎた忍耐は、もはや悪徳である」ってね。
何とかするべきなのでは?なんて発想すらなくなってる。
ねぇ、ほんの20年ぐらい前までは、炎天の1時2時をやり過ごせば、まぁなんとかなったんだけど、37度とか普通に越える毎日じゃぁそうはいかない。
「もうちょっと我慢」は、自分の生命を危険にさらすことに他ならない。
.....なのに、だ。
ルリマダラシオマネキ
「37度って体温と同じだ」なんて言ってもこの頃じゃだれも驚かないけど、たとえばアンダルシアのフライパンなんて言われるスペインの夏の方が遙かに過ごしやすいんだから。
そう、日本の夏は湿度が違うよね。
ずっしりと重い澱んだ熱気が、体の芯までしみ込んで体力を奪う。
スペインじゃ、6月頃から気温が上昇して日中は体温を軽く超えるけど、カラッとしてるからほんのそよ風でも汗はすぐ乾くんで涼しいのかなって思っちゃうくらい。
木陰でちょっと休むだけでスッキリした気分になるから、ついつい歩き回っちゃうんだけど、気がつくと疲れて怒りっぽくなって青筋たてちゃったりしてる。
知らぬ間に体力を奪われてるのだ。
恐るべし、フライパン。
炎天に歩いてるのはみんな観光客。
地元民はみんな、シェスタ。
長いランチの後、ノンビリ仮眠を取って、猛暑をやり過ごす。
いや、そうじゃなくちゃ、生き残れないってばさ。
この国にも、シェスタを!
サマータイムだなんて、これ以上僕らを酷使するつもりかっ?
ベニシオマネキ
僕らより上の年代の人たちは、日中働いてもなんとかやり過ごせる気温しか体験してきてなかったから、習慣でついついもう一頑張りしちゃうけど、それがもう危険きわまりない領域に達しちゃってるのに気がつかない。
ってか、やばいかなって思ったときにはすでに遅かったり。
顔まっ赤にして倒れちゃったりなんて、シャレにならないから。
ニュースにもなってたけど、5月末からの2カ月間で2万1032人も、しかもその内98人が搬送直後に死亡していただなんて。
こんな調子で勤勉な人たちがバタバタ倒れていったら、日本人から勤勉で律儀な遺伝子を持った人間はしまいに居なくなっちゃうかも。
ヒメシオマネキ
お役所も「アスタマニアーナ!」今日できる事は明日でもまにあわ~な(そう言う意味じゃないと思う)ってな、ラテン気質に席捲されちゃって物事きちんとやりくりできない国になっちゃう。
なんか手続きしに行くたびに「バカヤロ~ッ!!」って塩まきたくなっちゃったり。
戸籍関係の処理や確認作業もおざなりに済ませるのが普通になって、100歳超えてる事になってる人間だらけになっちゃって、日本の平均年齢もどんどんのびて200歳ぐらいに。
113歳女性に遺族年金を50年間払うなんてのだって当たり前で、ニュースにさえならない国に。
って、これはもう半ば実績になってるから、今さら心配する事もないのかな。
ま、これについてはお役所も、とんだシヲマネキだったね。
死を招き……
いや、バカなことを言ってる場合ではないね。
僕は10年ぐらい前から、まわりの人に注意するようにしてるんだ。
「ちょっと待て、そのひと頑張りがシヲマネキ!!」
さっさと切り上げてひと休みひと休みってね。
世の中のバカや役立たずに業を煮やして頑張ってはいけない。
それで倒れたら、奴らの思う壷。
シオマネキング
関連記事をコピペして保存しておこうかね。
*************
熱中症搬送者 2万人を超す 総務省消防庁まとめ
2010.8.4 05:00
熱中症で病院に搬送された人が5月末からの2カ月間で2万1032人に上り、98人が搬送直後に死亡していたことが3日、総務省消防庁がまとめた速報値で分かった。
搬送者や死者の数は追加報告でさらに増加する可能性があり、入院後の死亡なども含めると大幅に増加するとみられる。集計は2008年からスタート、昨年までは対象が7月以降だったため比較はできないが、消防庁は「(搬送者数は)過去3年間で最悪のペース」として引き続き警戒するよう呼び掛けている。
集計によると、搬送時点での症状は、軽症が1万1888人(56.5%)と最も多く、中等症が7502人(35.7%)、重症が842人(4.0%)だった。年齢別では、65歳以上の高齢者が47.5%と半数近くを占めた。
都道府県別で搬送者数が最も多かったのは愛知県の2032人。東京都が1729人、埼玉県が1713人、大阪府が1235人、神奈川県が1083人と続いた。
最近1週間(7月26~8月1日)をみると、5460人が搬送され、25人が直後に死亡。その前の週の搬送者9895人、死者61人は下回ったものの、依然として高水準で推移している。
*************
東京都、113歳女性に遺族年金を50年間払う
8月4日12時48分配信 産経新聞
東京都内で最高齢の113歳とされ、杉並区に住民登録されている古谷ふささんが所在不明となっている問題で、都が50年間に渡って遺族扶助料を支払っていることが4日、分かった。
[グラフでみる]100歳以上の高齢者の推移
都によると、都職員だったふささんの夫が昭和35年4月に死亡したため、同5月から、ふささんの口座に、死亡した公務員の配偶者に支払われる遺族扶助料を今年7月まで年4回支給しているという。
遺族扶助料は37年に施行された地方公務員共済年金法以前にあった都の恩給条例に基づいて支払われるもの。
都は「支給金額は個人情報のため公表できない。所在不明の状況が続けば次回10月の支給は見合わせることになる」としている。
【関連記事:所在不明高齢者】
・ 高齢者487人の「4割と接触できず」 北九州市
・ 住所に行ったら別人…清瀬市にも 外国人104歳男性
・ 埼玉でも100歳男性 「放浪癖、20年前から失踪」
・ 大分・臼杵も102歳女性「40年前から…」
・ 岡山市も3人 住民票地2年前に訪問
最終更新:8月4日14時6分