くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

縛って縛ってぇ~!

2006-09-25 00:55:33 | ノンジャンル

高崎市染料植物園っちゅうとこに行ってきました。
何事も経験&修行でございます。


絞りの技法ってのは、やはりなんと言っても縛りが大事。
今回は、輪ゴムでこんな風に縛ってみました。





こいつを黄八丈に使うコブナグサで、黄色に染めてみることに。



我流でやってたいくつかの点を改善しなくっちゃねと思いました。
やっぱ、その道の人に教わると、合理的な手順とか勉強になります。
特に省略できる手順とか、手抜きしてはいけない工程とかね。


これはまぁ、不規則な模様を狙ってみたんだけれど、角帯用の糸を染めたり、色々染めて灯りとか作ったら面白そうです。
もちろん黄八丈の六尺なんて粋だと思いませんこと?
なんてね。


布地のたたみ方や縛り方一つで、実に多様なパターンを染めることが出来るというのも、絞りの魅力の一つだと思います。


例えば、こんな模様。
絞り方を、形から推理していくとこんな風になります。


まずは、こう、6等分にたたんで......


これをさらに6等分にたたんで、正方形にします。


で、対角線を挟んだ三角形を輪ゴムで縛ります。
これだけ!


じゃぁ、今度はこれを考えてみましょう。


やっぱりこんな風に六等分にたたんで行って......


さらに六等分.....って、さっきと同じですね。
違うのは、今度は対角線の所だけ輪ゴムで縛るという点だけなんです。
ね、同じたたみ方でも、縛り方をちょっと変えただけで、まるで違うパターンが作れるんです。
面白いと思いませんか?


緑の館

2006-09-18 00:48:40 | ノンジャンル

子どもの頃見た映画というのは、なぜだかホントに深く心に刻み込まれているようだ。
緑の館」も、そんな映画の一つ。

青年アベル(アンソニー・パーキンス)
酋長ルーニ(早川雪洲)
森の妖精のような美しい少女リーマ(オードリー・ヘップバーン)
祖父のヌーフロ(リー・J・コッブ)

今、こうしてみると、すごいキャスティングだったんだねぇ。
そう、子どもの頃にはどんな配役だったかなんて頓着してなかったけど、少女リーマの神秘的な美しさはそれはもう特別のものだったし、今でもこの映画を見て受けた胸の痛みを思い出せる。
それに、あの映画の神秘性に深みを持たせた美しいサンゴヘビ。
すべては美しすぎる悪夢の中へと転落していく。


とはいえ、今回もまた映画の話しではないのだよ。
台南にある、アンピン・ツリーハウス(安平樹屋)と呼ばれているところ。
まさにそのまんまの場所。
かつてはドアだったところも、ガジュマルの根っこにふさがれている。
人間の営為の儚さを感じさせてくれると同時に、自然の力を見せつけられる。
少しは、人間も「謙虚」と言うことを思い出すことの出来る場所だ。

あぁ、それにしても、台湾では旨い物を御馳走されてしまうので、またまた腹が出てしまいました。
帰る頃にはいつも内臓脂肪がみっちりと着いて、お腹が苦しいんですよね。
こまっちゃう。
ま、これからまた山ごもりが待ってるから、それでまた元に戻るとは思うけれど。





ツリーハウス=安平樹屋は、2004年に公開を目的に修復されたばかりなんだそうですね。
もともとは倉庫だったそうで、建物をむしばんでいるガジュマルは樹齢100年近いと、入り口で配られていたパンフレットには紹介されています。


中に入ってみると、鉄骨で補強されていて、一応瓦解を防いでいるようです。
内部を見て行くにつれて、以前紹介したフンデルトヴァッサーの構想なんて言うものは、いかにも自然を御しやすいオーストリア的発想だったんだなぁって痛感させられますね。


こうやって中に立っていると、ここが崩れ去ってしまうのも時間の問題なんだなぁと、ひしひしと感じさせられます。
僕は昔から遺跡とか廃墟みたいな物は好きだったんだけど、ここは外見の異様さとは裏腹に、廃墟にありがちな妖しい気配というのが全くなくて、カランと乾いた静けさのようなものを満喫できました。



スレート葺き?の屋根のあったところには、ガジュマルの根が平行に走っていました。
波形の屋根に積もった落ち葉の中を、根が進んでいったのがよくわかります。


キャットウォークで上から見るとこんな感じ。
枝が屋根にのしかかり、そこから気根が伸びていって屋根にたまった落ち葉沿いに走って行き、生長するに連れて屋根を食いつぶしていきます。


重みで屋根が抜けたら、今度は部屋の中へと気根を垂らしていき........


そして、地上に到達したら深々と根を張り、部屋の中を占拠していきます。


壁に気根が這い始めると、その部分は雨水を蓄えるようになり、さらに根の発達を促してしまいます。
壁がなかなか乾かないので、藻類が繁殖して緑色に変色しているでしょう。
近い将来このおびただしい気根が、この部屋をさらに満たしていくんですね。


窓から入り込んだ根は、煉瓦の湿り気を頼りに部屋の中へ。


それにしても、こんな街中の建造物が少なくとも50年は放置されて、しかも取り壊さないでこんな風に公開するためにきちんと整備しているというあたり、台湾の文化的な懐の深ささえ感じさせられました。

日本だったら、絶対に同潤會青山アパートみたいな事になっちゃうんだろうね。



飛ぶのが恐い

2006-09-17 17:48:00 | ノンジャンル
そんなタイトルの小説があったような。
これから高雄まで飛びます。
とは言っても、飛行機の到着が少しばかり遅れているそうですが。



さて、飛行機は進路を少しばかり南にとって、台風を迂回した。
いつもなら吸収上空から南西諸島づたいに南下して台北上空から高雄へと向かうのだが、今日は南の海上を飛んで、沖縄の南側上空を通過、その後高雄へと言うコースでした。
思っていたよりも揺れませんでしたね。
もちろん、お食事の途中、トレイの上のカップからお茶が少しばかりこぼれたりはしましたが。

さて、何とか高雄のホテルに着きましたが、夜も遅くなってしまって近くの食い物屋が開いていません。
前回みたいに、ホテルのバーで信じられないようなまずい物を食うくらいならと、ファミマーまで行ってきました。


同じ距離にセブンイレブンもあるんですが、日本と同じ店構えで、あんまり海外な感じがしません。
で、「全家便利商店」と袋にも入っている方につい行ってしまうんです。
今日初めて気がついたんですが、この袋って有料なのね。
バーコードがついててね、「袋要りますか?」って中国語で聴かれててるんだろうなぁってな時にいい加減に返事をしてると、こいつにピッてやって、料金に加算されちゃうわけ。
丈夫で使い回しのきく良い製品だと思いますよ。



で、今日のジャンクですが。


キムチラーメンと博多ラーメン。
食べてみたのは、キムチ味の方。
案外あっさりで麺も日本のとは比べ物にならないくらい本物っぽい。
もちろんメインは、成田空港で買ってきた焼き鯖寿司ってやつ。
んまいのよ、これが。


いい歳なんだから、もう少し体をいたわった食事をした方が良いのはわかってるんだけど、なんて~のかなぁ、たまに食べてみたくなるんだよね。
で、よせばいいのに、デザートに挑戦。

野菜ジュースは、ニンジンベースみたいな色なんだけど(原汁70%と言うだけで買ってしまった。他は20%とかそんなんばっかだったもんでねぇ。)、ゲロ甘だった。
しかも、不穏なトロピカルフルーツ風の香り。
というか、トイレの消臭剤っぽい臭い。
途中で捨てました。ごめんなさい。

もう一つは、ちょっと見た感じはグレープフルーツゼリーにナタデココが入ってる風の物。
んまそう!
んでもね、フタを開けてこれまた不穏な香りが。
爽やかっぽい黄色のゼリーからの予想を裏切った、なんとライチ風味。
しかも、何というかしまりのない味。
さらに、あろうことか、さらっとした食感を期待していたゼリーがもちもちで、コリグニャ不思議食感を期待していた半透明のナタデココ風物体は、サクモロッと口の中で崩れ果てる寒天だったんです。

最初の一口で、何を食べたのか混乱してしまいました。
なんと言えばいいのか、口の中で何が起こってるのか訳がわからない感じ。
これは、経験してみないとわからない一種独特な違和感でしたね。
食えます。
まずいと言うほどではありませんが、期待は見事に裏切られます。
そう言う意味では、鋭く新食感の逸品。
おすすめはしませんが。

.........げふ。
おやすみなさい。

初秋お見舞い申し上げます

2006-09-12 17:10:01 | ノンジャンル

霧雨にも秋の香りを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

秋というと、豪奢な紅葉や庭にすだく虫など、華やかさにもまして滅びの予感とでも申しましょうか、そこはかとなくうらさびしさが漂うのも否定できません。


秋には孤独がよく似合う。
それは人生の収穫の秋。
たいした根拠もなくうかれていた春や、やりたい放題の夏を過ぎ、何とはなしに反省モードのこの季節。
やがて冬へと閉じていく、自分のあさはかな一年を、何となく振り返る季節。
秋がなかったら、人間いかに軽薄に一生を過ごしてしまうことでしょう。
とか何とか、またぞろやくたいもないことを考えて、休むにも似たる我が思考。


さて、こんな寂しさの染み渡る秋の初めの夜に聞く音楽はと言えば、ペンタトニックの切ないスコティッシュソングがふさわしいように思われます。

もちろん、すこぶる個人的な偏った見解ではありますが。




と言うわけで、今夜も聴くともなく聞いている、Judy Collinsの歌うTraditional Scottish Songs。

This folk song, about a girl whose lover has failed to return, found its way to the Southern Appalachians.


 Black is the Colour of My True Love's Hair


 But Black is the colour of my true love's hair.
 His face is like some rosy fair,
 The prettiest face and the neatest hands,
 I love the ground whereon he stands.

 I love my love and well he knows,
 I love the ground whereon he goes,
 If you no more on earth I see,
 I can't serve you as you have me.

 The winter's passed and the leaves are green,
 The time is passed that we have seen,
 But still I hope the time will come
 When you and I shall be as one.

 I go to the Clyde for to mourn and weep,
 But satisfied I never could sleep.
 I'll write to you a few short lines,
 I'll suffer death ten thousand times.

 So fare you well, my own true love
 The time has passed, but I wish you well.
 But still I hope the time will come
 When you and I will be as one.

 I love my love and well he knows,
 I love the ground whereon he goes.
 The prettiest face, the neatest hands,
 I love the ground whereon he stands.


さて、蛇足ながら、この日本語訳の良いのがないかしらんと思って探してたら、また変なのを見つけてしまった。

「Black is the colour of my true love's hair: 僕の恋人の髪の色は黒」

この歌詞で、なんで男なんだよ?
それとも、ホモの歌だとでも言いたいのか?

イングリッシュ・フォークソング集
『バーバラ・アレン』
平井満美子/ヴォイス
佐野健二/リュート、オルファリオン、フィーデル
に入ってたんだけど、音楽関係のいい加減な翻訳って、どうしてこうたくさんあるんだろうねぇ?
このCD買って、中の歌詞がどうなってるのか確認したいような気分です。
Black is the Colour of My True Love's Hairで、色々検索してみたけど、男の立場で書かれた詩は今のところ見つけられなかったんだよね。
前にも書いたけど、グリーグの「最後の春」は「去年の春」なんて訳されてるし、デーリアスのは「春初めての郭公」とか、なんでこんなのがまかり通るのか、不思議な業界です。

ビンゴ!

2006-09-08 13:19:41 | ノンジャンル
この頃、iPodが1年ちょっとで壊れるという話しに付随して、アップルタイマーなんて呼んでるのを見かけたり何かして、やな感じがしていた。
どこぞのS○NYとか言うろくでもない会社みたいじゃないのよ、や~ねぇ。
と、まぁ、そんな印象を。
で、データーを持ち運ぶにも便利かなとは思っていたけれど、買い控えてたのだ。
有名なS○NYタイマーみたい、アップルもどうしちゃったんかしらん?
ひょっとしてS○NYに作らせたりしてるのかなぁ、iPodも。

つい最近も、修理に出してしまっておいた水中カメラが、いざ使おうと思ったら壊れていて改めて腹を立てたところのS○NYだったけれど、もうきっぱり手を切ったつもりだったのに、とんでもない伏兵が我が身のすぐ手元にまで忍び寄っていただなんて!

腹立ちを新たにした今日だった。


先月だったかな、S○NYのバッテリーを使ったノートパソコンが火を噴いたってなニュースを聞いたのは。
んで、あぶないかもねぇ、僕のもバッテリーの所がめちゃ熱くなるし。
充電したまま外出はしないようにしよっと、ってな調子でコードを抜いてから外出してたんだけど、それが良かったんだねぇ。
くわばらくわばら!

やっと時間が取れたので、バッテリーをチェックしてみたのだ。
本体から外して、裏面を見る。


Appleから送られてきたメールの一覧表と照らし合わせてみると。
え"? うっそ!!


ビンゴ!!
さっそく交換してもらわなくっちゃだわ。

実はこれ、以前、調子がおかしいと思ったんで新しいバッテリーを買って付け替えて、予備に取っておくことにした方なんだよね。
そのまま使ってたら、事故になってたかも。
こわぁ~い!

ついでだから、Appleから送られてきたメールの一部も紹介しておこうと思うのだよ。
みんなもちゃんとチェックしといた方が良いと思いますよ。
火事になったらアウトだし。

*************
アップルでは、ソニー製バッテリーセルを内蔵する特定のリチウムイオンバッテリーがまれな状況で過熱するという安全上の問題を引き起こす可能性があることを確認いたしました。対象となるバッテリーは、
2003年10月頃から2006年8月頃の期間にコンピュータの付属品または単体製品として全世界で販売された、12インチiBook G4、12インチPowerBook G4、15インチPowerBook G4用のものです。

アップルは現在、米国消費者製品安全委員会(CPSC)その他の国際安全機関の協力の下で、対象となるバッテリーを自主的に回収し、お客様に交換用の新しいバッテリーを無償で提供するバッテリー交換プログラムを実施しています。

現象と対応:回収対象のバッテリーは過熱し、発火する危険性があります。アップルはこれまで米国内において、バッテリーの過熱について9件の報告を受けています。回収対象のバッテリーをお使いの場合はすみやかに使用を中止し、バッテリー交換プログラムにお申込みください。なお、回収対象のバッテリーをiBookもしくはPowerBookから取り外した後は、お客様の手もとに交換用のバッテリーが到着するまで、コンピュータの駆動には必ずACアダプタをお使いください。

中略

交換の手続き:バッテリー交換プログラムは、下記のアップルWebページで承ります。
https://support.apple.com/ibook_powerbook/batteryexchange/index.html?lang=ja
バッテリー交換プログラムにお申込みの際は、iBook または PowerBook G4 のシリアル番号、回収対象バッテリーのシリアル番号および送付先住所が必要です。アップルでシリアル番号を確認の上、交換用バッテリーをご指定の送付先に無償でお送りいたします。なお、上記のWebページからお申し込みいただける交換用バッテリーは3台までです。交換用バッテリーが届きましたら、その場で送付時の箱に入れて配送業者にお渡しいただくか、 または後日送付時の箱を利用して回収対象のバッテリーをアップルへ必ずご返送ください。バッテリーは着払いです。お客様の返送料のご負担はありません。上記のWebページにアクセスできない場合、回収対象バッテリーを4台以上お持ちの場合、その他、本プログラムに関するお問い合わせには、AppleCareサービス & サポートライン(0070-800-27753-1、月~金:午前9:00~午後7:00、土・日・祝日:午前9:00~午後5:00)までお電話でご連絡ください。
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S○NYって、子どもの頃大好きだった会社なのにね。
そう、子供心に「日本の誇りだ」なんて思ってたのにさ。
かわいさ余って憎さ百倍。何か、悲しくなっちゃうね。
どうなのよ、この頃の日本の体質ってさぁ.......。