くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

柳篭3

2008-03-28 19:58:44 | ノンジャンル

暖かい日が続いたおかげで、柳篭も順調に生長しています。
時々強風にあおられて倒れてたりするので、油断は禁物ですが。

いくら生命力の強い柳とは言え、枝をあんまりにも強く曲げすぎると、ストレスからか枝先の方が枯れて新芽が出ない場所とかできたりするんで、その辺を注意しながら編み込んだおかげもあって、ほぼ全体的に良い感じに新芽が伸びてきています。

まだ肥料とかはやって無くて、水だけ補充してるんですよ。






ほらっ!
頭のてっぺんあたりはこんなにフサフサに>コラコラ!


でも、根っこの方は意外に伸び悩んでる感じです。
赤っぽくなってるのは、やっぱり日光が当たるせいで、それが原因かも知れませんね。
根元に覆いでもかけた方が良いのかなぁ?

とりあえず、もうしばらくこの調子で育てて、それから定植しようと思ってます。
今年1年で、どれぐらい生長するのか楽しみです。



129年ぶり!

2008-03-27 14:40:48 | ノンジャンル

今日の御苑は、もうほぼ満開。
花見客ですごいことに。


三寒四温とは言うけれど、3月に入ってからいきなり暖かな日が続いていました。
この陽気、なんと129年ぶりなんだそうです。
そのせいもあって、桜の開花が一気に進んでしまってます。
3月25日には、まだほんの3分咲きだったのに、今日いったらもうすでに満開と言っても良いくらいに。
割り引いてみても8分咲き。


この調子では、4月の声を待たずに花吹雪が始まりそうですね。









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明治12年以降はじめて

長く厳しい冬を乗り越え、北国にもようやく春の気配が感じられるようになってきた。今日の北海道は最高気温が4月中旬から下旬並みの所が多く、札幌は11度8分まで上がった。3月に連続6日間最高気温が10度を超えるのは1879年以降はじめてのこと。
http://www.tenki.jp/tps/tps2008032616121.html
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こちらは、3月25日の状態。
御苑全体でも、3分咲き程度と言ったところでした。



萌え萌えの季節

2008-03-25 14:39:22 | ノンジャンル
良い天気だったので、桜の開花状況なんぞを見に御苑へと出かけたついでに、先日「うんころ爺?」で紹介したタヌキのトイレがどうなったか見てきました。




先週降り続いた雨のため、すっかり洗い流されちゃって、ウンチは跡形もありませんでした。
が、その代わり中に入っていた種がハッキリ判るように。


近づいてみると、なにやら芽が出ている様子。
わお!なんだろう?
わくわく。





ほらっ!
かわいい芽生えがここにも3つ。
中央のは判りやすいけど、左右の上の端にある2つはまだ双葉が開く前だからちょっとわかりにくいね。

もっと大きくなってるのを見てみましょう。


これこれ。
これならなんの芽生えか良くわかりますね。

そう、桜の芽生えですね。
実生の場合、親株とは違った性質になりますから、どの品種の桜になった実から芽生えたのかはDNAでも調べないと判らないでしょうねぇ。
おそらくは、違う品種間での交配で出来た種子でしょうから。

えぇ、桜は、自家不和合性と言って、自分と同じ遺伝子タイプの株の花粉では受精しないような仕組みを持って居るんです。
例えば、こんな研究があったりして。

サクラ自家不和合遺伝子の多様性-遺伝子の機能、変異、進化をつなぐ分子生態学的解析

染井吉野などの品種は、接ぎ木や挿し木で増やしているいわゆるクローンですから、たくさんの株があっても実質は1株しかないのと同じ(遺伝的には全く均質)なので、たとえば染井吉野どうしで受粉が起こったとしても受精できず、結実は出来ないのです。

つまり、葉桜の後、たわわになるあの黒いサクランボは、全て他の品種との間の交配で出来た子孫と言うことになるんですね。

この芽生えを大事に育てたら、一体どんな花が咲くんでしょうか?
ひょっとしたらこれまでにない素晴らしい品種が誕生するかも知れないんですよね。
実際に品種の来歴を調べてみると、古い品種の中にはこんな風にして芽生えてきた偶発実生と呼ばれるものから生まれてきているものも少なくないんですよね。
これは、古い果樹品種のほとんどでも言えることですが。

新宿御苑のサクラを見ると、その辺のことが良くわかると思います。


さて、と言うわけで、ギンナンを小さくしたような種は桜の種だと言うことが判りました。
ナンテンのじゃなかったんですね。
残りの種がどんな芽を出すか楽しみです。




柳篭 2

2008-03-22 17:10:31 | ノンジャンル

2008/3/15

2/16の記事「柳篭」で紹介したヤナギ、こんな風に使い回ししてみました。

って、実を言うと、ヤナギの根っこを出させるまでのつなぎの花なんですけどね。

えぇ、このヤナギ、これから育てようって魂胆なんですよ。







2008/3/19

もう少し根が育つのを待ってから植えようと思ってるんで、日の当たるところに出して養生しています。


2008/3/19

細工は流々
良い感じで根っこが伸びてきてます。
これを地植えして、新しく伸びてきた枝をさらに編み込んで......。
面白いことになりそうです。
A(^_^;



うんころ爺?

2008-03-17 21:46:05 | ノンジャンル


 ♪あなたは もう 忘れたかしら
  新宿 御苑の ウンチのことを♪

ちょっと前にも書いた、御苑のタヌキたちのウンチが気になってねぇ。
そう、タヌキは「溜め糞」とか言ってね、何頭かがトイレを共有するんですよ。
まぁ、お互いの排泄物の臭いをかいで、相手の健康状態やら、メスの発情具合やらを知るらしいんですがね、早い話がコミュニケーションの手段。
ここはタヌキたちの社交場でもあるってわけ。

ウンチの臭いをかぎ合う社交場だってぇ~っ?
えぇ、言うなら「臭い仲」ってヤツなんでしょうね。
これ、人間だと、かな~りヤバイ話題ですが、タヌキなら普通の話しみたいデス。
ハイ。(=・ω・=)


御苑って、意外に野生動物が隠れ住む場所が残されてるようで、別の池にはイタチの仲間の糞が沢山あったりします。
たぶんニホンイタチの糞だと思いますけど。
これが山道の石の上とかだったら、まず間違いなくテンのウンチなんでしょうけどね。

今調べたら、”テンの高グソ”って言うこともあるんですねぇ。
面白いから、ちょっとここから抜粋

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テンは石の上、道の真ん中などよく目立つ所、見晴らしの良い所に糞をします。
”テンの高グソ”などと言う人もいます。
これはテリトリー(縄張り)の誇示のようです。
また、タヌキは糞をする所をどこか1箇所を決めています。
これを”タヌキの溜めグソ’といいます。
テンとタヌキの力の順位で昔から

”タヌキいぬ間のテン誇り”と言い
弱い人が苦手の人がいない間は急に偉ぶる人のたとえに使われました。
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A(^_^;
なんだかねぇ、偉いと言っても相手は高々タヌキ親爺ですから.....。






でね、一昨年あたりから、御苑のタヌキって何食ってるんだろうかって、何となく気になってたんですよ。
このウンチ場は日当たりが良くて風通しも良いから、ウンチの風化が早くてねぇ。
中に入っていた植物の種が手に取るように判るんですよ。
それが雨に洗われて白々と日に晒されている。


初めのうちは無関心を装うというか、見るともなく見ていてね、えぇ、一応健常者ぶってはみたりしたんですよ。
ささやかな抵抗ってヤツ?
A(^_^;

「あっあれはギンナンだ!銀杏の実を丸呑みしてるんだねぇ。」
「ってか、あのくっさい実が好物だなんて。動物の好みって良くわかんないねぇ.....」
「それより、ギンナンの実って、すごくかぶれる成分がたくさん入ってるはずだけど、あいつらそんなもん食って、下痢しないのか?」
なんて、気になりだしたらもう止まんない訳なのよ。

箸を持って、ウンチをつついている変人の図。
まぁ、今さら変な人とか思われても、どぉってこと無いですけど。

 ♪噂を信じちゃ いけないよっ
  アタシの心は ウブなのさっ!
  中略
  あぁ ど・お・に・も とまらない♪
  スッチャカ スチャスチャ




まぁ、世間的には、動物の足跡やウンチなんかから連中の暮らしぶりを知る方法ってのは、フィールドサインって呼ばれていて、その筋では普通の話題だったりするんですよね。
一度フィールドサインを見つけるコツ?を憶えちゃうと、その時会えなくても張り込みのポイントとか押さえることが出来るから、便利と言えば便利な方法なのだ。

で、ウンチの中身まで調べるとなると、実はこれ意外と上級編らしいのだ。
ウム、確かに勇気はかな~り必要かも。
そんなこんなで、これまた最近ではウンコロジーとか、かわいい呼び方を工夫してるみたい。
呼び名がかわいくなったからって、みんなが始めてもアレなんですけどね。>余計な心配



それでもまぁ、一般人にムダに衝撃を与えてもなんなんで、通路に背を向けてディフェンス。
都会人の無関心も幸いして、難なくゲット!
白っぽい大きいのがギンナン(イチョウの種子)で、コーヒー豆みたいなのがアオキ。
ギンナンを1/4ぐらいに縮めたようなのがたぶんナンテン。
艶やかな茶色の平べったいのが.......何だかわかんないのだ。
ついでながら、右下にあるとがったのは、何かのツメらしい。


もちろん、ウンチはカラカラに乾いて臭いもしなくなってるけど、寄生虫病やらの心配もあるから種子を直接つかんだりはしないんです。
えぇ、まだそれぐらいの理性は残ってます。


でもね、黒くてツヤツヤで堅くって、カリントウそっくりなの。
これ見て、カリントウが食えなくなった人がいたら、ゴメンナサイ。
m(_"_)m


で、やっぱりこれも蒔いてみる。
が、さすがに、「タヌキのウンチ」とは書きにくかったねぇ。
でだ、「タヌキ えさ」とな。
ウソや間違いじゃありませんよ、タヌキが何を食ってるのか確かめるんだからさぁ。


 ♪なにがでるかな?なにがでるかな?

まぁ、ウンチクはこれぐらいにしときましょうか。