NHKのcool japanって言う番組で、イタリア人が作業着のニッカボッカをcool!と言ったのにビックリ!
見た人いるかしらん?
何でもあちらでは、パンタローネ・ディ・ラヴォーロとか呼ばれる最新ファッションなのね。NHKの番組では、日本のニッカボッカがヒントになってファッション業界に取り入れられていく過程なんかも紹介していたっけね。
直接の関連記事じゃないけど、おもしろいのがあったのでちょっと抜粋。
「トーキョーガイド日記」から
~~~~~~~~~~~~~~~~
「パンタローネ・ディ・ラヴォーロ」---つまり作業着屋で売っているあのニッカボッカ型の工事用作業ズボンのことなのだが---あれなら軽く10本買えてしまう値段である。アントネッラが一度自分用に買っていって以来、彼女の友人たちの間では、この工事用ズボンや地下足袋がファッショナブルなアイテムとして、ちょっとしたブームになってるらしい。自分にも買ってきて欲しいというリクエストが後を絶たないのだそうだ。だから、まるで「仕入れ」といった感じで何本も買っていく。嬉々としてこのズボンを着用した、工事現場ないでたちのイタリア人がウーディネ周辺で急増しているかと思うと笑える。
~~~~~~~~~~~~~~~~
笑わば笑え!
とは言え、街角で見かけるこんな風景を僕はcool!とは思わない。
もちろん、cool!なおやじがcool!な着こなしのガテン系だったりすれば、そりゃぁまぁcool!とか思いますけどね。
実を言うと、僕はガテン系に対してフェチがなかったりする。
けれど、ガテン系ファッションをcool!だと思ったことは、今から30年ぐらいにあったりする。
それは昼下がりの山手線内でのことじゃった。
パンク系のおそろしくcool!な、おそらくはイギリス娘が、原宿駅で乗り込んできた。
地下足袋にニッカボッカ、シンプルなブラウスにガテンなベストをひっかけて、耳にはタコ!!
そう、ピンクとブルーの透明な樹脂製のタコのオモチャを(おそらく子どもがお風呂で遊ぶためのような)片耳に3つほどイヤリングの金具で飾っていた。
金髪のポニーテールと、彼女が身につけるとなぜだかメソポタミア文化の香りさえしてくる耳元のタコ。
そして、僕をノックアウトしたのは、彼女が小脇に抱えていた花かごだった。
ススキ、オミナエシ、小菊、ナデシコ。
そんなのが、オフィーリアの花篭よろしく、つい今しがたイギリスの片田舎で摘んできたような風情で収まって居るではないか。
彼女によって摘まれた日本の秋の七草と土方着は、見事にその歴史からも摘み取られて、シェイクスピアの国の娘を飾るお洒落な小物とウェアになっていた。
It's so cool !
30年あまりも経った今ごろになってやっと、ガテンcool!が海外で定着しつつある。
番組を見たときの驚きは、そんな感じのものだった。
さて、アウトドアで季節労働者な僕は、普段の仕事ではこんな気張った格好はしていない。
ってか、微妙に業種がずれてるから、こんな格好しなければ仕事が出来ないというような必然性がないのよね。でも、こんな様な出で立ちではあるけれど。
もともとが暑がりで汗かきなもんで、こんなハイネックなんか着て仕事した日にゃぁ、ものの10分もしないうちに悶絶死してしまうに違いない。
それでも、心なしか浮かれて見えるのは、たぶん土方着で揚がっているからではなくて、イタリア女どもが目の色をかえて作業着ショップで漁っているところの「パンタローネ・ディ・ラヴォーロを身にまとっている私」ってのに揚がってるんだと思うのよね。
うひひ
さて、ここでまたちょっと違った側面からガテン系を眺めてみようかしらね?
そう、久々に「ほぼ日」の「新宿二丁目のほがらかな人々」から、ちょっと長めの抜粋を。
まずは、「男どうしで足をひっぱんの。」から。
~~~~~~~~~~~~~~~~
つねさん でね、うちらから見たらどれも、ゲイっぽいのよ。
ジョージ ゲイに見えるー。
ノリスケ メトロセクシュアルな感じなのね。
ジョージ そう。ちょっとこざっぱりしたイケメン系のね!ナイスバディ系のコたちが集まってて。
つねさん ちょっと無精ヒゲっぽくって。
ノリスケ 流行りだからねー。
~~~~~~~~~~~~~~~~
で、続いて「「LEON」的にはどうなのよ。」から。
~~~~~~~~~~~~~~~~
ジョージ この前「LEON」の編集長がテレビに出てて。
ノリスケ 「情熱大陸」?
ジョージ 「情熱大陸」じゃなくって、昼間の亭主改造のやつ。
つねさん へえ。出てたんだ。
ジョージ あれに出てたの。すごかったよ。
ノリスケ トム・フォードみたいなカッコしてる人でしょ?
ジョージ そう。すごかった。だって、普通のノンケのお父さんつかまえてきて、
一番最初に髪の毛短くしましょう、
ヒゲ生やしましょう、
それもきっちり生やしちゃだめです、
今オシャレなヒゲは3ミリだから。
ですって。
ノリスケ ふふふ。
ジョージ ねえっ! ほんとよ?
ノリスケ ゲイになっちゃう!
ジョージ そお。でね、「日焼けしましょう」
ノリスケ それじゃあゲイになっちゃう!
ジョージ で、日サロ行って、身体鍛えないといけませんってジムにも行かせて。
ノリスケ ますますゲイになっちゃう!すっごい時間とお金と手間かかってるね。
つねさん ほんとだよね。
ジョージ あれってね、普通1日でできるのに、その回だけは1週間かかったの。
つねさん うはははは!
ノリスケ 1週間でできたらスゴイ!3週間は要る!
ジョージ ちょっとぴったりめの白いシャツを着なきゃいけないし、胸ボタンを3つ開けなきゃいけないのね。
つねさん はあ。
ジョージ あと何だっけ。しゃべり方も色々教えてるんだけど、どう考えてもオカマが、不自然にきばって男のしゃべり方マネしてるみたいな。
つねさん だわぜ! なわけ?
ジョージ そう、だわぜ! みたいな感じ。面白かったーっ。そういう人が一生懸命編集してる雑誌を見るとオカマになるのよね。
‥‥あの人はオカマじゃないのよね?
ノリスケ 絶対違うと思いますっ。
ジョージ 憧れた相手がトム・フォードだから‥‥?
ノリスケ ああなっちゃったのよ。
ジョージ ああなっちゃったのかあ。
つねさん やっぱり憧れる相手を間違えたらゲイっぽくなるってこと?
~~~~~~~~~~~~~~~~
まぁ、ついでだから、メトロセクシャルについてもお付き合い願おうか。
「メトロセクシュアル -美を追及するおしゃれな男の時代-」から。
~~~~~~~~~~~~~~~~
メトロセクシュアルの特徴は、次のような点にあります。
(1)21世紀の中心的存在、都会生活を好む
(2)高い美的センスを持ち、自分の時間やお金を惜しまず投資する
(3)自らのフェミニンな面を受け入れ、場合によればアピールする
(4)旺盛な好奇心を持って、様々に挑戦する
3.時代の流れ
男性の好みといえば、最初は車、時計そして靴だった。そこに個性を見出し、他との差を見出し、満悦するのが一般的だった。ところが、そうした形あるものから、目に見えない部分へと時間とお金の投資が変化し、男性の意識の変化を感じさせるようになった。
女性のように美しくなりたいというのではなく、むしろ男気のある男性でありたい。
しかし、飾り気のない、汗臭い昔流では満足でいない。清潔に努めるところに大きな違いがあるのです。だから、メトロセクシュアルのキーワードは、『清潔感』ということになる。
~~~~~~~~~~~~~~~~
云々。
でもね、これにフェティッシュが加わると、汗の香りも揚げ要因ってな事になる。
でだ、僕たちは、シャワーを浴びてこざっぱりしたあと、汗フレーバーの香水をシュッと一吹き、ミストの中をふんわりとくぐり抜けてから二丁目に繰り出すことになる。>なわきゃないけど。
えぇ、おヨゴレ系の隠された神髄は『清潔感』ということですね。
実は、今日とあるコンビニでこんなステキなコーナーを見つけた。
下着ひとそろいと、タオル。
汗をよく吸い、乾きやすそうなシャツ。これ涼しそうで良いわぁ、ホントにcool!
微妙に可愛い靴下。
「ガテン認定 ー現場の人々の声から出来ましたー」だって。
なかなかの売れ行きのようで、タオルなんかも最後の1枚だった。
ふむ、『清潔感』ね。
良いんでないかい。
さっそく買ってみた。
なになに?
「こだわりの日本製」
「頭に巻きやすい長さ」
「選択処理してあり、開封後すぐに使える」
「頭に巻くと竜柄がサイドにキマる」
うむ、Gaten is cool!
見た人いるかしらん?
何でもあちらでは、パンタローネ・ディ・ラヴォーロとか呼ばれる最新ファッションなのね。NHKの番組では、日本のニッカボッカがヒントになってファッション業界に取り入れられていく過程なんかも紹介していたっけね。
直接の関連記事じゃないけど、おもしろいのがあったのでちょっと抜粋。
「トーキョーガイド日記」から
~~~~~~~~~~~~~~~~
「パンタローネ・ディ・ラヴォーロ」---つまり作業着屋で売っているあのニッカボッカ型の工事用作業ズボンのことなのだが---あれなら軽く10本買えてしまう値段である。アントネッラが一度自分用に買っていって以来、彼女の友人たちの間では、この工事用ズボンや地下足袋がファッショナブルなアイテムとして、ちょっとしたブームになってるらしい。自分にも買ってきて欲しいというリクエストが後を絶たないのだそうだ。だから、まるで「仕入れ」といった感じで何本も買っていく。嬉々としてこのズボンを着用した、工事現場ないでたちのイタリア人がウーディネ周辺で急増しているかと思うと笑える。
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笑わば笑え!
とは言え、街角で見かけるこんな風景を僕はcool!とは思わない。
もちろん、cool!なおやじがcool!な着こなしのガテン系だったりすれば、そりゃぁまぁcool!とか思いますけどね。
実を言うと、僕はガテン系に対してフェチがなかったりする。
けれど、ガテン系ファッションをcool!だと思ったことは、今から30年ぐらいにあったりする。
それは昼下がりの山手線内でのことじゃった。
パンク系のおそろしくcool!な、おそらくはイギリス娘が、原宿駅で乗り込んできた。
地下足袋にニッカボッカ、シンプルなブラウスにガテンなベストをひっかけて、耳にはタコ!!
そう、ピンクとブルーの透明な樹脂製のタコのオモチャを(おそらく子どもがお風呂で遊ぶためのような)片耳に3つほどイヤリングの金具で飾っていた。
金髪のポニーテールと、彼女が身につけるとなぜだかメソポタミア文化の香りさえしてくる耳元のタコ。
そして、僕をノックアウトしたのは、彼女が小脇に抱えていた花かごだった。
ススキ、オミナエシ、小菊、ナデシコ。
そんなのが、オフィーリアの花篭よろしく、つい今しがたイギリスの片田舎で摘んできたような風情で収まって居るではないか。
彼女によって摘まれた日本の秋の七草と土方着は、見事にその歴史からも摘み取られて、シェイクスピアの国の娘を飾るお洒落な小物とウェアになっていた。
It's so cool !
30年あまりも経った今ごろになってやっと、ガテンcool!が海外で定着しつつある。
番組を見たときの驚きは、そんな感じのものだった。
さて、アウトドアで季節労働者な僕は、普段の仕事ではこんな気張った格好はしていない。
ってか、微妙に業種がずれてるから、こんな格好しなければ仕事が出来ないというような必然性がないのよね。でも、こんな様な出で立ちではあるけれど。
もともとが暑がりで汗かきなもんで、こんなハイネックなんか着て仕事した日にゃぁ、ものの10分もしないうちに悶絶死してしまうに違いない。
それでも、心なしか浮かれて見えるのは、たぶん土方着で揚がっているからではなくて、イタリア女どもが目の色をかえて作業着ショップで漁っているところの「パンタローネ・ディ・ラヴォーロを身にまとっている私」ってのに揚がってるんだと思うのよね。
うひひ
さて、ここでまたちょっと違った側面からガテン系を眺めてみようかしらね?
そう、久々に「ほぼ日」の「新宿二丁目のほがらかな人々」から、ちょっと長めの抜粋を。
まずは、「男どうしで足をひっぱんの。」から。
~~~~~~~~~~~~~~~~
つねさん でね、うちらから見たらどれも、ゲイっぽいのよ。
ジョージ ゲイに見えるー。
ノリスケ メトロセクシュアルな感じなのね。
ジョージ そう。ちょっとこざっぱりしたイケメン系のね!ナイスバディ系のコたちが集まってて。
つねさん ちょっと無精ヒゲっぽくって。
ノリスケ 流行りだからねー。
~~~~~~~~~~~~~~~~
で、続いて「「LEON」的にはどうなのよ。」から。
~~~~~~~~~~~~~~~~
ジョージ この前「LEON」の編集長がテレビに出てて。
ノリスケ 「情熱大陸」?
ジョージ 「情熱大陸」じゃなくって、昼間の亭主改造のやつ。
つねさん へえ。出てたんだ。
ジョージ あれに出てたの。すごかったよ。
ノリスケ トム・フォードみたいなカッコしてる人でしょ?
ジョージ そう。すごかった。だって、普通のノンケのお父さんつかまえてきて、
一番最初に髪の毛短くしましょう、
ヒゲ生やしましょう、
それもきっちり生やしちゃだめです、
今オシャレなヒゲは3ミリだから。
ですって。
ノリスケ ふふふ。
ジョージ ねえっ! ほんとよ?
ノリスケ ゲイになっちゃう!
ジョージ そお。でね、「日焼けしましょう」
ノリスケ それじゃあゲイになっちゃう!
ジョージ で、日サロ行って、身体鍛えないといけませんってジムにも行かせて。
ノリスケ ますますゲイになっちゃう!すっごい時間とお金と手間かかってるね。
つねさん ほんとだよね。
ジョージ あれってね、普通1日でできるのに、その回だけは1週間かかったの。
つねさん うはははは!
ノリスケ 1週間でできたらスゴイ!3週間は要る!
ジョージ ちょっとぴったりめの白いシャツを着なきゃいけないし、胸ボタンを3つ開けなきゃいけないのね。
つねさん はあ。
ジョージ あと何だっけ。しゃべり方も色々教えてるんだけど、どう考えてもオカマが、不自然にきばって男のしゃべり方マネしてるみたいな。
つねさん だわぜ! なわけ?
ジョージ そう、だわぜ! みたいな感じ。面白かったーっ。そういう人が一生懸命編集してる雑誌を見るとオカマになるのよね。
‥‥あの人はオカマじゃないのよね?
ノリスケ 絶対違うと思いますっ。
ジョージ 憧れた相手がトム・フォードだから‥‥?
ノリスケ ああなっちゃったのよ。
ジョージ ああなっちゃったのかあ。
つねさん やっぱり憧れる相手を間違えたらゲイっぽくなるってこと?
~~~~~~~~~~~~~~~~
まぁ、ついでだから、メトロセクシャルについてもお付き合い願おうか。
「メトロセクシュアル -美を追及するおしゃれな男の時代-」から。
~~~~~~~~~~~~~~~~
メトロセクシュアルの特徴は、次のような点にあります。
(1)21世紀の中心的存在、都会生活を好む
(2)高い美的センスを持ち、自分の時間やお金を惜しまず投資する
(3)自らのフェミニンな面を受け入れ、場合によればアピールする
(4)旺盛な好奇心を持って、様々に挑戦する
3.時代の流れ
男性の好みといえば、最初は車、時計そして靴だった。そこに個性を見出し、他との差を見出し、満悦するのが一般的だった。ところが、そうした形あるものから、目に見えない部分へと時間とお金の投資が変化し、男性の意識の変化を感じさせるようになった。
女性のように美しくなりたいというのではなく、むしろ男気のある男性でありたい。
しかし、飾り気のない、汗臭い昔流では満足でいない。清潔に努めるところに大きな違いがあるのです。だから、メトロセクシュアルのキーワードは、『清潔感』ということになる。
~~~~~~~~~~~~~~~~
云々。
でもね、これにフェティッシュが加わると、汗の香りも揚げ要因ってな事になる。
でだ、僕たちは、シャワーを浴びてこざっぱりしたあと、汗フレーバーの香水をシュッと一吹き、ミストの中をふんわりとくぐり抜けてから二丁目に繰り出すことになる。>なわきゃないけど。
えぇ、おヨゴレ系の隠された神髄は『清潔感』ということですね。
実は、今日とあるコンビニでこんなステキなコーナーを見つけた。
下着ひとそろいと、タオル。
汗をよく吸い、乾きやすそうなシャツ。これ涼しそうで良いわぁ、ホントにcool!
微妙に可愛い靴下。
「ガテン認定 ー現場の人々の声から出来ましたー」だって。
なかなかの売れ行きのようで、タオルなんかも最後の1枚だった。
ふむ、『清潔感』ね。
良いんでないかい。
さっそく買ってみた。
なになに?
「こだわりの日本製」
「頭に巻きやすい長さ」
「選択処理してあり、開封後すぐに使える」
「頭に巻くと竜柄がサイドにキマる」
うむ、Gaten is cool!