台湾からのお客さんと、都内の春の庭を散歩してきました。
3日間続けての案内だったんで、さすがの僕もチョイと疲れましたけどね。
ホテル近くの、都庁と新宿中央公園を、手始めに散策。
せっかく春の日本に来たんだから、やっぱり桜は見せたいところ。
で、新宿御苑に。
林を抜けると、艶やかな八重桜たちの出迎えです。
いやぁ、ものすごい花の密度でした。
台湾では、日本の桜シーズンはすでに去ったという噂がもっぱらだったんで、喜んだこと喜んだこと。
連れてきて良かったです、ホント。
喉がかわいたので、お茶席に立ち寄りました。
すだれ越しに枝垂れ桜なんて、いかにもオネエ好みざましょ。
ヲホホ
この日のお菓子は、桜の花びらをかたどった物。
庭という総合芸術が、本来いかに生活に密着したものか、実感してもらえたようでしたわ。
で、この花は
御衣黄、緑色の桜です。
珍しいけれど、台湾のお客さんにはちと地味だった模様。
まぁ、べつに桜マニアってわけではないので、当然の反応ですね。
だめ押しに
欝金(黄桜)も見せてみました。
こちらはまぁまぁの反応。
一葉だったかな、やっぱりピンクの品種の艶やかさには勝てませんね。
考えてみれば、十月桜から始まって
半年以上桜が楽しめる新宿御苑ってのは、何とも贅沢な空間だと思います。
さて、またまた場所が変わって、ここは
小石川後楽園。
入ってすぐの所で、固くてぶっといチンコが僕たちをお出迎え。
さすが黄門様のお庭だけあるわぁ。
さっそくみんなでまたがって、記念撮影!>なわきゃないでしょう
小石川後楽園は、文化財保護法によって特別史跡及び特別名勝に指定されおりますの。特別史跡と特別名勝の二重指定を受けているのは、都立庭園では浜離宮とここの二つだけだそうで、そんな霊験あらたかなチンコでロデミなんかした日にゃぁ、罰が当たるっちゅうもんです。
たとえ貴男の黄門様がむずかっても、そこは我慢我慢。
よろしくって?
人工物と自然物とのバランスの取り方だとか、昔は大名たちが回遊式庭園でどんな風に遊んだのかなんて事を話して歩き回りました。
途中でよっぽど「控えおろう!この陰嚢が目に入らぬか!」ってやりたかったけど、我慢しました。
時々、静寂をつんざくお隣の遊園地の悲鳴も、なかなかに今風でおかしかったっす。
で、ここは、六本木アークヒルズのサントリーホールの屋上。
ここのエリアは、日本の野生種を園芸化した物を中心に構成されていて、なかなかステキ。
で、そろそろ晩飯かしらと思ったら、六本木ヒルズを見たいというリクエストに急遽コースを変更。
お客様ってば、なかなかの好き者なのね。
ザトウムシのモニュメントがお出迎え。
森の記憶の呪術的表現ですかね。
その辺の公共空間にありがちな意味希薄なモニュメントとは一線を画して、強いメッセージ性が感じられて、なかなか楽しかったわね。
ビル群は楕円柱や円錐を中心に構成されていますが、全体的には何だか雑然として不統一な印象を台湾から来た彼らも感じてたのだ。
なんてーの、鉄腕アトムに出てくる未来建築そのままな感じでしたねぇ。
ビジョンが新しいかというと、その実そうでもないって言うことかな。
次回は、箱根周遊です。
おたのしみに。