くまえもんのネタ帳2

放置してたのをこちらに引っ越ししてみました。

春の歌声で一息つきたい

2004-04-09 00:12:33 | ノンジャンル
メジロがさえずり始めたね。
シジュウカラも時々。でもまだほんの試し鳴き。
遠くでウグイスが鳴いてる。
今朝方騒いでたのは、ムクドリかな?
ワカケホンセイインコの通過する声も聞こえた。
あと、何だか聞き慣れないのも。あれは誰が鳴いていたのか?



春のカラスもひねもすのどかかもねぇ。


大家さんの庭先には、タチツボスミレやヒメウズが花盛りだ。
失われた武蔵野の忘れ形見。
ここらがまだ林だらけだった頃からの生き残りたち。
こんな町中でも、春のカケラを楽しめる。

またまた西脇なんか思い出したりして。

菫は
心の影か
土の淋しさ



うららかな情念のまがり



あかのまんまの咲いている
どろ路にふみ迷う
新しい神曲の初め



しずかなはるだなぁ。



心の中の鬼を見たらホンモノ

2004-04-09 00:08:07 | ノンジャンル
先日インタビューを受けたとき、歳の近い女性記者にそんなことを言われた。
彼女は4人看取ってきたという。
介護をきれい事で語れる人なんか信用しないとも。
愛してくれた人の面倒を見ながら、いい人でいたいのに時々もたげてくる自分の中の鬼、その鬼とじっと対峙してこそ一人前になるという。
世に、葬式だして一人前とは言うけれど、昔は介護が当たり前だったのだよねぇ。



心の奥には鬼が住み、体は獣だと言うことを解った上で、それでも人間であり続けること。


亡き母が押しかけてきた当時は「面倒見させてやっている」なんて言っていたけど、最後は感謝の言葉になったっけ。

昔、友達の父が死ぬ間際になってどんどんいい人になっていくのを、介護していた彼が「そんなのずるい!卑怯だ!」ってこぼしていたのを思い出す。親子の確執が深いほど、許しにはたどり着きにくい。
彼が言っていたのは、憎み合ったまままま逝ってくれれば、こんなに悲しい思いをしなくても良かったのにってなこと。裏腹なのは解ってるんだけどね。遅すぎる和解。やり場のない愛情。それでも、両親と和解し合えぬまま死に別れるよりは良いのだと思う。それは彼も解って言っていたことなんだけれど、確かにやるせない話。

そして今は思う。確かに面倒見させてもらったのだとも。