暇つぶしに向田邦子のエッセーをめくっていて‘箸置’という文に出会った。
要するに、食事するとき箸置も置かず、
ガツガツ食う暮らしは、味気ないものだという主旨である。
わが身を振り返って、我が家の水屋には箸置もあるのだが、
長い間、使って来なかったことに気付かされた。
今や加齢とともに食も細くなり、
せめて、箸置のある暮らしを取り戻そうと反省した次第であった。
□
そんなこんなで、箸にまつわる言葉を拾ってみると意外にあった。
□
箸やすめ:ちょっとしたおかず、つまみもの。
箸にも棒にもかからぬ:取扱う方法がない、手がつけられない。
箸で含めるよう:十分に理解するよう言い含める。
箸の上げ下げにも小言をいう:つまらぬ事に一々口やかましく言う。
箸を持って食うばかり:それ以上どうしょうもない程、世話の行き届いた。
要するに、食事するとき箸置も置かず、
ガツガツ食う暮らしは、味気ないものだという主旨である。
わが身を振り返って、我が家の水屋には箸置もあるのだが、
長い間、使って来なかったことに気付かされた。
今や加齢とともに食も細くなり、
せめて、箸置のある暮らしを取り戻そうと反省した次第であった。
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そんなこんなで、箸にまつわる言葉を拾ってみると意外にあった。
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箸やすめ:ちょっとしたおかず、つまみもの。
箸にも棒にもかからぬ:取扱う方法がない、手がつけられない。
箸で含めるよう:十分に理解するよう言い含める。
箸の上げ下げにも小言をいう:つまらぬ事に一々口やかましく言う。
箸を持って食うばかり:それ以上どうしょうもない程、世話の行き届いた。
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