中国が目指す先は覇王か?
このところ伝えられるニュースは、どれも勇ましいものばかりだ。
2028年にはGDPでアメリカを抜いて世界第一位とか。
宇宙やサイバー空間は安全領域とし、発展の利益についても同様とする。
これらを護るために、軍事対抗の措置をとれるとする法制化をなしたそうだ。
毛沢東は、今も天安門広場から、この国を見守っている。
あの世ではあるが、毛沢東に尋ねてみることにした。
以下、その模様である。
「お国は国家資本主義以上のようですが?」と、恐る恐るマイクを向けてみた。
すると、毛沢東はゆったりした口調で答えてくれた。
「建国時の大躍進運動や人民公社の理念が、すっかり消えて寂しいよ」と。
わしは今日あるを心配して、臨終前、わざわざ紅衛兵を使って文化大革命を起こさせた。
そして『走資派』の連中を一掃しておいたのに、結局、資本主義になってしまった。
習近平や党幹部たちが、わしの『矛盾論』や『実践論』を読まないからだ。
近々、『毛沢東語録』のスマホ版を下界へダウンロードするつもり。
毛語録スマホを振りかざして、『造反有理』、『打倒走資派』と暴れまわる、
文化大革命のときのような新たな紅衛兵が現れることだろう、と。
この国は建国以来、整風運動⇒文化大革命ときたから、今度は何がはじまるか?
そこで、途端に目が覚めた。
あー、夢の続きが見たい。