九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

絶望名言

2017年06月26日 | 日記
 寝る時は、いつもNHKのラジオ深夜便を聴くため、枕元のラジオは点けっぱなし。
 音量を最低に絞り、眠りの邪魔にならないようにしている。
 ぐっすり寝入って全く聴いていないこともあれば、うつらうつらで聴いているときもある、中途半端なリスナーである。
                    
 今朝は、突然のように「絶望名言」という言葉が耳に入った。
 あまり聴き慣れない珍しさに、つい聴き入ってしまった。
 作家・芥川龍之介の言葉を引いて、絶望について語っていた。
                    
 紹介された言葉を、いくつかメモしてみた。
 「どうせ生きていくからには、苦しいことは当たり前だと思え
 「人生は地獄よりも地獄的である
 「人生を幸福にするためには、日常の些事を愛さなければならない
 「自然が美しいのは僕の末期の目に映るからである
                    
 芥川作品の「蜘蛛の糸」などを通じた解説や説明もあったが、凡人のわたしには理解することは絶望的。
 ただ、大病を患ったり極限的な状況におかれた時、実感できるのかもしれない。
 なお、「神には自殺のできないことである」という言葉が印象に残った。
 これも、分かった様な分からないことでは、あるが…
                    
 この「絶望名言」というプログラムは、シリーズものらしく前回は太宰治だったとか。
 古今東西の作家を引いて、紹介する番組らしい。
 次回の「絶望名言」は誰か?
 楽しみにはするが、果たして理解できることやら。
  
コメント (2)
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