久保美緒のブログ

日々思うこと、感じること、考えること

対話

2011-10-10 | ピアノ
10月10日(月・祝)

今年も残すところあと三ヶ月をきりましたね~
かなり濃厚な日々を送っているのですが、疲れすぎてなかなか記事を書くことができず・・・の毎日でした。

とりあえず記憶に新しいところから・・・
昨日はウクライナのアレーナ・チェルニー先生と河村先生によるピアノとヴァイオリンのためのソナタ公開レッスンが無事終了いたしました。朝から夕方まで とても内容の濃い、面白い時間でした。
自分がレッスンを受けるときはもちろんですが、人のレッスンを見学するのも本当に勉強になります。
ことば、音楽、表情、呼吸、空気等々 いろいろな刺激やヒントが山のようにころがっていて、それをどんどん掴み取って行くような 実に幸せな時間だったように思います。
私個人的には、かなりイタイところをつかれて若干衝撃も受けましたが、自分・音楽を見つめなおすいい機会となって本当にありがたい経験でした。



かわって本日は伊勢寺にてコンサートに出演してまいりました。
たくさんの木々に囲まれた美しいお寺でした。
演奏会場だった本堂には、サワサワ葉擦れの音とともに 心地よい風が通り過ぎていき、音楽とお客様の温もりが混じりあった何ともやわらかい時間が流れていました。

帰り道 このツヤツヤのクリームパンに惹かれて、電車来るまで束の間のホッとひといき
いただいたお花とともに






少し話は変わりますが
自分との対話、音楽との対話、他者との対話 いろいろありますが、自然との対話っていうのが一番大切じゃないかと最近つくづく思います。
それは宇宙につながり、すべてのものとのつながりも感じられるし、そうすることでしっかり地に足がつく気がします。
簡単そうで すぐ忘れてしまう、現代を生きる人間にとっては難しいことなのかもしれませんが・・・

まどみちおさん、谷川俊太郎さんの詩集やあとがきを読んでいると、心の奥底から深呼吸することができます。
こどもたちに詩や絵本を読ませなくては と教育上よく言われますが、今の日本においては、子供よりもむしろ国を直接的に動かす立場にある人たちにこそ、ぜひ読んでもらいたいです。



人間社会に核は必要ないし、存在してはいけない



声をあげるだけで、特に行動に移していない自分も同罪になるのかもしれませんが、この意識を一人ひとりが強く持ち続けるだけでも、何も考えないよりはましなのかなと いろいろな人の話を聞いてそう感じる今日この頃です。