久保美緒のブログ

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時間の味わい

2013-12-15 | ピアノ
2013年12月15日(日)

昨日、聖徳太子にゆかりのある土地 明日香村の聖徳中学校での学校公演に出演させていただきました。

子供さんから年配の方まで村の方々全員集合されているのではと思うくらいのたくさんの人が集まっておられ、みなさんのあたたかいエネルギーをひしひしと感じました。


子供さんたちの合唱や演奏もたくさんあったのですが、どうして子どもたちの合唱ってあんなにも美しく透明な声なんだろう、、と思いました。

小学校低学年くらいまでは、透明だけれど一生懸命で元気いっぱいの声、そして中学年以上になると、今にも壊れてしまいそうなほど繊細で、それでいてピーンと張った細い絹の糸のように 何だかわかりませんが、不思議な力のある純粋な音楽が印象的でした。


私はバリトンの方の伴奏をさせていただきました。
プログラム中盤に、6~7年ぶりとなるシューベルトの魔王も弾かせていただきましたが、さすがに自分の年を感じました、、、(笑)

それでも、お互いに色々なことを経験してきた上で、数年ぶりの再会となるこの素晴らしい歌手の方との共演は、とても幸せな時間でした。
いろいろと勉強になりました。
根本的なところではきっと同じなんだと思いますが、それでも室内楽とはまた少し違う面白さもあるなーと感じました。
またやりたいな~


はー しかし自分の非力さを痛感します。色々な意味で、、、
修業修業、、、、、




朝、練習で使わせていただいた中学校の音楽室。




思わず 

「はい!」

と言ってしまいます。



おっしゃるとおりです。







深い歴史と 豊かな自然に恵まれたこの土地の持つエネルギーと、様々な人の声・そこから次々と生み出される音楽が混ざり合うというか、呼応し合うというか、、、もともとすべて一つのものなのかもしれませんね



今年最後となる本番が、このコンサートでよかったなァ と思いました。



保護者の方なのか学校の先生なのか教育委員会の方なのか、みなさんがどういう人たちなのかはわかりませんが、大人の方々が終始走り回って一生懸命舞台を支えておられた姿もとても印象的でした。




このご縁と、お世話になった全ての方々に心から感謝いたします。

ありがとうございました(^^)





 

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