ウォーターハンマー
数ヶ月ほど前から床下や壁の中から時々ガタガタと音が聞こえるようになりました。どうも洗濯機を使っているときに音がでるようで、話に聞いていたウォーターハンマー（水撃作用）という現象のようです。この現象は洗濯機の給水を止めるときに水道管の圧力が急に上がり、水道管が振動するために音が出ます。
どこか水道管のサドルなどが緩んだのかと思い、床下をのぞいてみましたが、変わった様子はありません。また洗濯機を変えた訳でもなし、なぜ何十年と使っていて突然音がしだしたのか大変疑問に感じました。
しかし、ガタガタという音は結構大きなもので、重なる振動により配管が傷つき、漏水につながっては大変です。原因の究明はさておき、ネットでしらべると水撃防止のための装置はいろいろあるようで最も簡単に取り付けられる水栓タイプのものを購入しました。洗濯機への蛇口のコック部分を取り換えるだけです。
取り付けると音はピタリと止まりました。
ウォーターハンマーは集合住宅では隣近所への迷惑になり問題になるそうです。以前水道の配管を修理した際、水道屋さんに聞いたのですが、今はウォーターハンマーが生じないように曲がりを入れなくてもよいフレキシブルのパイプを使っているそうです。
それはそれとして、洗濯機側でも対策をすべきではないかと思います。給水を一瞬で止める電磁弁をゆっくり締めることのできる栓に代えるとか、配水管の途中にＴ分岐をいれ分岐側に空気を入れておけば、圧力が逃げるとか、簡単にできると思うのですが。どうでしょうか。
