般若心経

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般若心経

2021-12-15 | Weblog
 瀬戸内寂聴さん

 1カ月前11月12日、新聞各紙は第一面に「瀬戸内寂聴さん死去」と報じました。その後の新聞には寂聴さんをしのぶ数多くの投稿が続きました。皆さん、寂聴さんに感銘、影響を受けられたことを懐かしまれています。
 図書館には数多くの本が納められていますが、私が借りた本を記録から拾い出してみました。
「寂聴観音経」
「寂聴古寺巡礼」
「寂聴般若心經」
「わたしの好きな仏さまめぐり」
「やっぱり嵯峨野に行こう」
「瀬戸内寂聴と歩く四国遍路」
このうち「寂聴古寺巡礼」はその後図書館のリサイクル本譲渡会で再会し手に入れました。
 また図書館から借用したものに
「寂聴法話集全12巻(CD)」があります。
これは昭和61年から平成9年までの嵯峨野寂庵での法話を収録したもの(12巻は徳島での講演)です。
スマホに入れてウォーキング、畑作業などのときに聞いています。
毎回「今日、いちばん遠くから来たと思う人」「この中でわたしがいちばん長く生きていると思う人」という質問から始まります。テーマは出家・修業・釈迦・巡礼・無常・彼岸・六波羅蜜・愛・老い・死と墓・祈り・定命と多岐にわたり、仏教の話に加えソ連の崩壊、イラク戦争などの話もあります。
もう何十回と聞いて、筋は覚えてしまっているのですが、毎回、寂聴さんの張りのある声を聞くだけで楽しくなり、元気をもらうような気がします。仏の教えをわかりやすく説き、参拝者を引き込み、ときに漫談かとも思われるようなすばらしい話術には さすが「作家・僧」と肩書されるだけのことはあると思わされます。
 今では寂聴さんの法話はYouTubeでも聴講することができます。
ご覧になられた方おられると思いますが、
下記は2015年岩手県天台寺での法話です。
「瀬戸内寂聴さん 1年5カ月ぶりに青空法話」
https://www.youtube.com/watch?v=lyGH-89Br5c
これも音声だけをスマホにいれています。
この終わりに寂聴さんが質問を受け付けました。
一人の男性の質問、「天台の教えとはどのようなものでしょうか?」
これに対し、寂聴さんは
「己を忘れ他を利する。自分の幸せを忘れ、他の人の幸せを祈りなさい。己を忘れ、他を利するは慈悲の極みなり。・・これが天台宗を創られた最澄さんの教えです」と話されていました。

  話が変わりますが、たまたま昨日のこと、鎌倉臨済宗円覚寺ホームページの中の
「管長(横田南嶺老師)のページ」
https://www.engakuji.or.jp/blog/34574/
(ページの終わりに動画へのリンクがあります)
を見ていると「情けは人のためか」と題して「利他」についてのお話がありました。
もしよろしかったら上記ホームページをお訪ねください。


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