本 屋
先日、岡山に出かけたとき、久しぶりに街を歩いてみました。
本当に久しぶりでした。新しいビルが立ち並び以前勤めていた頃とはずいぶんと様子が変わっています。
城下交差点にある丸善に入りました。昔、通勤のバスや電車の中で読む本をよく買っていました。地下にある売り場はその頃とほとんど変わっていません。本屋は売り場をぐるりと見て回るだけでも楽しかったものです。平積みしている本をみれば今なにがトレンドなのかすぐに分かります。今ほどインターネットが普及していない頃です、大げさかもしれませんが、世の最先端を知ることができるような気がしていました。
今、電車に乗ってもみなスマホを見ていて、本を読んでいる人はほとんどいません。新聞、週刊誌、小説から漫画まで電子書籍で見ることができる時代ですからあえてかさばる本をカバンに入れるよりも時代にあっているのでしょう。
丸善で「般若心経ものがたり」という本を買いました。
この本を知っていたわけではありませんが、ぱらぱらとめくったところに
“一輪の花の背景には天地いっぱいの働きがある”
と書かれていたところに惹かれました。
電車の中ではなく、机の前でゆっくりと読みたいと思います。