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2017-03-31 | Weblog
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稲庭うどん

 30年ほど前のこと、職場近くのデパートの地下に稲庭うどんの店があり友人と一度だけ入ったことがあります。つやと腰のある細目のうどんで、店の造り、器などから見ても”気品の高いうどん”というイメージが残っています。
当時出始めたセルフ方式の讃岐うどんのかけうどんが一杯150円くらいのところ、たしか稲庭うどんのかけうどんは一杯600円、てんぷらうどんは1000円を大きく越えていたと思います。
 先日NHKで1996年に放送された「稲庭うどん」がアンコール放送されていました。
(全国うまいもの名鑑 山里に伝わる手づくりの技 稲庭うどん~秋田県稲川町~)
江戸の初めから殿様への献上品として伝えられてきたこのうどんは、今でも足で踏みこんだりすることなくすべて手作業による干しうどんです。
こね、切り、捻り、平打ち、熟成、延ばし、乾燥、一連の工程が終わるまで4日がかかり、出来上がった干しうどんを一本、一本手でより分け検査し、製品として出荷されるのは仕込みの量の7割になります。値段が高いことも納得できます。
木箱に詰められ高級贈答品として人気があるそうです。
 ところで、讃岐うどんは今ではほとんど機械化され、足でこねることはないようですが、昔はすべて足で踏み込んでいました。
昔、讃岐のお殿様がお召し上がりになられたうどんは果たしてどのようにして作られていたのでしょうか。足で踏まずに手でこねていたのでしょうか。とするとお殿様は庶民とは異なる食感、のどごしのうどんをお召し上がりになられていたのかもしれません。テレビを見ていてふと疑問に感じました。
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